6月21日 本能寺の変 ― 『戦国大名』で考える戦国最大の下剋上
1582年の今日、6月21日(天正10年6月2日)は、織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって討たれた「本能寺の変」が起こった日です。
天下統一を目前にしていた信長が、わずかな手勢とともに京都・本能寺で自害に追い込まれたこの事件は、戦国時代最大の下剋上として知られています。その後の日本史を大きく変えた歴史的転換点である一方、明智光秀がなぜ謀反を起こしたのか、その動機については諸説あり、また信長の首も発見されていないことから、現在でも「日本史最大の謎」のひとつとされています。
ウォーゲームの名作『戦国大名』でこの出来事を表現すると、織田プレイヤーがターン開始時に「下克上」の吉凶札(イベントカード)を引いてしまったようなものです。
このカードが出ると、家臣武将の中で左側3つの能力値の合計が最も大きい武将が主君に取って代わります。史実では明智光秀が謀反を起こしましたが、ゲームでは必ずしもそうなるとは限りません。もし明智光秀よりも能力値の合計が高い武将が家臣団にいれば、その武将が新たな大名として台頭することになります。
つまり、『戦国大名』の世界では、本能寺の変が起きても羽柴秀吉が主君を討つかもしれませんし、柴田勝家や丹羽長秀が天下への道を切り開くかもしれません。歴史の「もしも」が自然に生まれるのです。
遊ぶたびに異なる勢力図が生まれ、史実とは違う戦国史が展開する。
『戦国大名』は、プレイヤーたちの選択と偶然が織りなす、新たな戦国時代を何度でも体験できる魅力あふれる歴史ボードゲームなのです。
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