無料ブログはココログ

« 2026年5月 | トップページ | 2026年7月 »

2026年6月30日 (火)

国産ウォーゲームの駒、1個から購入できます

1_20210830160301

なくした駒、1個から取り寄せ可能!
ウォーゲームは、ゲーム中の登場人物や部隊が「1ユニット=1個」としてデザインされていることが多く、駒が1つ欠けるとゲームが成立しなくなる場合があります。
そんな時は、サンセットゲームズにご連絡ください。

1個 110円(税込)
送料 全国一律110円(通常郵便)

ご注文いただければ、なくした駒1個から日本全国にお届けしています。

★詳細の確認方法
お持ちのゲームのルールブック巻末に、部品取り寄せについての詳細が記載されています。必要な駒の名称・色・サイズなどを明記の上、メールでご連絡ください。

【お問い合わせ先】
kokado@sunsetgames.co.jp

★ウォーゲーマーの皆さまへ
たかが駒1個、されど駒1個。
ウォーゲームを楽しむ上で、小さな駒1つの存在がとても大切です。失くしてしまって悲しい思いをしたり、プレイできなくなったりすることのないよう、私たちは丁寧に対応させていただきます。
どの駒も、ゲームの中で重要な役割を担っています。皆さまの大切なウォーゲームが、これからも末長く楽しまれるよう、サポートを続けてまいります。

Gherawoasaaxtay

2026年6月29日 (月)

積み木ウォーゲームの不足駒サポートサービスのお知らせ

サンセットゲームズでは、コロンビアゲームズをはじめとする海外ウォーゲームメーカーと提携し、輸入・販売だけでなく、日本国内でのアフターサポートにも力を入れています。

Img_e0143_20200929202501

不良品・不足駒も国内対応で安心!
ウォーゲーム、とくに「積み木ウォーゲーム」は、その特性上、駒の品質がとても重要です。たとえば下の写真をご覧ください。

左の駒:光沢があり他と色味が違う
右の駒:ヒビが入っている

このような駒は、ゲームの性質上相手にバレてしまうため、使用できません。

Dscn3172_800_20200929202701

★無償サポート内容
お手元の積み木ウォーゲームに不良駒や不足駒があった場合は、以下の情報をメールにてお知らせください。全国どこでも無償でお届けします。

<ご連絡いただく内容>
ゲーム名(例:コンバット・インファントリー)
駒の色(例:赤、青、黒など)
駒のサイズ(例:縦12mm×横12mmなど)
不具合の内容(色違い、ヒビ割れ、欠損 など)

<メール送付先>
kokado@sunsetgames.co.jp
※ 件名に「不良駒サポート希望」と入れていただくと助かります。

Img_7895_20210830155901

★他社購入品・中古でもOK!
・他ショップ様で購入したもの
・直輸入品
・譲渡・中古で手に入れたもの

これらすべてにサンセットゲームズが対応いたします。サポートの範囲に制限は設けていません。安心してプレイしていただくことが第一と考えています。

Img_8254

★サンセットゲームズの想い
私たちは、ウォーゲームが楽しく、快適に遊べることを何より大切にしています。どんな小さな不具合でも、お気軽にご相談ください。
今後もプレイヤーの皆さまが、安心してウォーゲームを楽しめる環境づくりに努めてまいります。

Gherawoasaaxtay_20250505213001

2026年6月28日 (日)

【6月28日】ミドルアースのゲーム会レポート

Img_5564

JR天満駅すぐの北区民センターで開催中のミドルアースゲーム会はたくさんのゲーマーで賑わい、各卓で熱戦が繰り広げられています。

この日プレイされたゲームは、OCSサードウインター』、『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』、『BCSデンジャーフォワード』、『ソビエト最良の日』、『GMTプランタジネット』、ロンメル・アット・ガザラ』、『ラ・バタイユ・カトルブラ』、『戦略級三国志英雄伝説』、『プルガトリオ』、『ASL』でした。ご参加ありがとうございました。

Img_5560

OCSサードウインター』は、賊軍さん(左)と鉄人デグさん(中央)と松浦さん(右)の3人で、シナリオ4「マンシュタインの火消し部隊」の練習プレイです。

このシナリオは、1943年2月、スターリングラード陥落後に崩壊しかけたドイツ軍戦線を、マンシュタイン元帥が機動部隊を投入して立て直した反攻作戦を再現しています。この反攻は、その後の第三次ハリコフ攻防戦へとつながる歴史的な戦いです。

ゲームでは、限られた補給と兵力をやりくりしながら機動戦を展開するOCSの魅力が凝縮されており、1マップ・9ターンでOCSの醍醐味を存分に味わえる、入門にも最適なシナリオです。ルールや戦術を確認しながら、熱心な練習プレイが続いていました。

Img_5546_20260718100301

ビクトリー・イン・ヨーロッパ』は、みくらすさん(左)とN川さん(中央)と ライスシャワーさん(右)の3人対戦です。

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線全体をテーマにした戦略級ウォーゲーム。連合軍と枢軸軍に分かれ、外交・生産・補給・大規模作戦を駆使して勝利を目指します。ルールは比較的シンプルながら、戦略的な判断が勝敗を左右する奥深い名作です。

実はこのメンバー、前回のゲーム会でも『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』をプレイしていました。同じゲームでも毎回異なる展開になるため、新たな作戦や戦略を試せるのがウォーゲームの大きな魅力です。何度遊んでも新しい発見があり、飽きることがありません。

Img_5549

BCSデンジャーフォワード』は、やっちゃんさん(左)とBOWさん(右)の対戦です。

1943年7月のシチリア島上陸作戦(ハスキー作戦)で行われたゲラの戦いをテーマにしたバタリオン・コンバット・シリーズ(BCS)の入門作です。上陸したアメリカ軍と、それを海へ押し戻そうと反撃するドイツ・イタリア軍との激戦を再現しています。

BCSは、部隊の指揮・統制や攻撃のタイミングが勝敗を左右するシリーズで、単なる戦力勝負ではない「指揮官の判断」が醍醐味。『デンジャー・フォワード』は1マップ・3ターンとコンパクトながら、BCSの魅力が凝縮された作品です。

Img_5548

『ソビエト最良の日』は、アムルーズさん(左)とアースグリムさん(右)の対戦です。

『コマンドマガジン』最新号の付録ゲーム。1944年夏のバグラチオン作戦をテーマに、ドイツ中央軍集団に対するソ連軍の大攻勢を描いています。

発売されたばかりということもあり、ミドルアース大阪ウォーゲーム会での対戦は、おそらく日本初プレイ! 新作をいち早く遊べるのも、ウォーゲーム会ならではの楽しみです。

Img_5551

『GMTプランタジネット』は、SUNPOさん(写真)とWhiskySugarさんの対戦です。

15世紀のイングランドで繰り広げられた薔薇戦争をテーマにした歴史ゲームです。ランカスター家とヨーク家が王位を巡って争い、戦闘だけでなく、貴族の寝返りや政治工作、影響力の拡大なども重要になります。

戦場で勝つだけでは勝利できず、軍事・政治・外交をバランスよく進めることが求められるのが本作の魅力。毎回異なる展開となり、何度でも遊びたくなる名作です。

今回は日本語ルールを片手に、じっくりと戦略を練りながら対戦。中世イングランドの王位争いを存分に楽しんでいました。

Img_5550

ロンメル・アット・ガザラ』は、聯合艦隊さん(左)とFRTさん(右)の対戦です。

1942年5〜6月に北アフリカ戦線で行われた「ガザラの戦い」をテーマにした作戦級ウォーゲーム。

プレイヤーは枢軸軍または英軍を指揮し、補給と機動を駆使して砂漠の戦いを展開します。

ロンメルの大胆な包囲機動と、英軍の防御陣地との攻防が見どころです。

Img_4844_20260720090301

Img_4848

コマンドマガジン第15号は1997年6-7月号。

私の書いた記事が載っています。

Img_5545

戦略級三国志英雄伝説』は、マンチュタインさん(左)とたえさん(左)との対戦です。

Img_5547

スマイリーさんは、『ラ・バタイユ・カトルブラ』をソロプレイしていました。

Img_5565

『プルガトリオ』は、おの部長とnagunaguさんの対戦です。

1369年のカステニャーロの戦いを題材に、傭兵隊長ジョン・ホークウッドの活躍を再現したメン・オブ・アイアンシリーズの一作。

騎兵突撃や指揮統制が勝敗を左右する、中世会戦の魅力が詰まったウォーゲームです。

Img_5543

『ASL』は、Toonさん(写真)と浜甲子園さんの対戦です。まっちゃんさんが、横で見学されていました。

今日のシナリオ「HANGARS ON」は、飛行場の格納庫を巡る攻防を描いたASLの人気シナリオです。

開けた飛行場での戦闘となるため、射線管理と煙幕の使い方が勝敗を大きく左右します。

オープングラウンド突破と近接戦闘の駆け引きが楽しめる、ASLらしい緊張感あふれるシナリオです。

 

皆さま、おつかれさまでした!

次回のミドルアースのゲーム会は、7月5日(日)に北区民センターで開催です

私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。

ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/

ミドルアースのメンバーの皆さま、互いに協力しあって、みんなで楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!

Img_3214_20251231122301

YOU TUBE チャンネル
ミドルアースってどんなところ?

Photo_20210425091601

 

そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!

YOU TUBE チャンネル
初めてのバルジ大作戦

Photo_20201228173001

 

※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。

Gherawoasaaxtay

2026年6月27日 (土)

ウォーゲーム好き、集まれ!ミドルアースのウォーゲーム会開催のお知らせ

Img_3214_20251231122301

歴史を動かすのはあなたの戦略!
ウォーゲームの醍醐味を存分に楽しめるゲーム会を開催します!
初心者もベテランも大歓迎。
この機会に、戦略の妙と熱い勝負を一緒に体験しませんか?

ミドルアースのゲーム会です!

日時:6月28日(日)9時半~18時頃
場所:北区民センター
参加費:500円(初めての方は無料)
持ち物: 特に必要ありませんが、お気に入りのゲームを持参していただくのもOK!

★当日の内容
・自由に参加できるウォーゲームのセッション(タイトルは当日のお楽しみ!)
・初心者向けルール講座(ルールがわからない方にも丁寧にご説明します)
・歴史的な戦いから架空の戦場まで、さまざまなゲームが楽しめる!

★こんな方におすすめ!
ウォーゲームを始めてみたい初心者の方
戦略を極めたいベテランプレイヤー
一緒に遊べる仲間を探している方

★初めてでも安心!
ゲームのルールや進め方がわからなくても、スタッフや経験豊富なメンバーがサポートします。ぜひ気軽にご参加ください!

★参加方法
事前申し込みは不要です。当日、会場に直接お越しください(見学だけでも大歓迎)。
お問い合わせが必要な場合は、こかどまでご連絡ください。

※2026年の予定はミドルアース大阪本部のブログをご覧ください。

歴史と戦略が交差する瞬間を、あなたの手で!
ミドルアースのウォーゲーム会で、お会いできるのを楽しみにしています!

サンセットゲームズはゲームクラブ「ミドルアース」の公式スポンサーです。

Gherawoasaaxtay

2026年6月26日 (金)

ウォーゲームストリート構想 ~ゲームマーケット2026秋に向けて~

Hjxwciwbwaalqgl_20260625161801

ゲームマーケット2026秋の出展者募集が始まりました。

サンセットゲームズは今回もエリア出展で申し込みを行いました。

今回、申し込みにあわせて事務局へお願いしたのが、「ウォーゲームストリート」(仮称)の実現です。

現在、参加を予定しているのは以下の5団体です。

・サンセットゲームズ
・もりつち
・歴ボドSHOP(IED/旧:国際通信社)
・i-OGM(ボードウォーク)
・ピリオドゲームズ

これらのウォーゲーム関連出展者が近くに集まり、一つのエリアとして来場者の皆様に楽しんでいただけることを目指しています。

 

なぜウォーゲームストリートなのか

ウォーゲームはゲームマーケットでも一定の人気がありますが、出展者が離れた場所に配置されることも少なくありません。

そのため、「ウォーゲームを見て回りたい」と思っても、どこにどんな出展者がいるのかわかりにくいことがあります。

ウォーゲームストリートが実現すれば、興味を持った方が一度に複数のブースを巡ることができ、それぞれの作品や特色を比較しながら楽しめます。

初心者の方にとっても、「まずはここへ行ってみよう」と思える場所になるでしょう。

 

出展者にとってもメリットがあります

この取り組みは、来場者だけでなく出展者にとってもメリットがあります。

近くに出展することで情報交換がしやすくなり、お互いの作品を紹介し合うこともできます。

また、少人数やワンオペで出展する場合でも、参加団体同士で助け合える環境を作っていきたいと考えています。

ウォーゲームコミュニティ全体が盛り上がることも、この構想の大きな目的です。

 

国内外の出展者にも参加してほしい

ウォーゲームストリートは、現在の5団体だけのものではありません。

今後は国内の新規出展者はもちろん、海外のウォーゲームデザイナーやパブリッシャーにも参加を呼びかけ、より多彩な作品が集まるエリアへ発展させたいと思っています。

「ゲームマーケットへ行けばウォーゲームがたくさんある。」

そんな認知が広がれば、日本のウォーゲームシーンにとっても大きなプラスになるはずです。

 

まずは2026秋から

もちろん、最終的な配置はゲームマーケット事務局の判断になります。

しかし、まずは私たち出展者が声を上げ、協力し合うことが第一歩だと考えています。

ゲームマーケット2026秋で、「ウォーゲームストリート」が実現し、多くの方にウォーゲームの魅力を知っていただけることを願っています。

そして、この取り組みに賛同してくださるウォーゲーム関連の出展者の皆様も歓迎します。

一緒にゲームマーケットのウォーゲームシーンを盛り上げていきましょう。

2026年6月25日 (木)

6月25日、朝鮮戦争開戦の日

Tkw2_20260625140801

6月25日は朝鮮戦争が始まった日です。

ウォーゲームの世界では、この戦争をテーマにした作品は決して多くありません。その中でも、日本のウォーゲーム史において特別な存在なのが、鈴木銀一郎先生の『THE KOREAN WAR』です。

実はこの作品、1980年代にエポック社から発売されながら、ほどなく市場から姿を消した「幻のウォーゲーム」として知られています。

Tkw7_20260625141401

「朝鮮戦争」というテーマの難しさ

『THE KOREAN WAR』が英語タイトルなのには理由があります。

再販にあたり、鈴木銀一郎先生や当時のエポック社関係者からお話を伺いましたが、「朝鮮戦争」というテーマそのものに、当時の社内では慎重な見方があったそうです。

鈴木先生は、この作品をエポック社ワールドウォーゲームシリーズの第一弾にしたいと考えていました。しかし、テーマへの配慮もあり、シリーズは『独ソ電撃戦』『日露戦争』『砂漠の狐』といった作品からスタートすることになりました。

そうした経緯もあり、『THE KOREAN WAR』は長く幻の作品として語られることになります。

Tkw6

鈴木銀一郎先生の原点

意外に知られていませんが、『THE KOREAN WAR』は鈴木銀一郎先生のウォーゲームデザイナーとしての処女作です。

ルールは非常にシンプルで、基本は「移動→戦闘」の繰り返し。しかし、北朝鮮軍戦車だけが特別な「戦車移動フェイズ」を持ち、韓国軍ユニットのZOCを無視して1ターンに2回移動できます。

開戦初期の戦車部隊による電撃的な進撃を、わずかなルールで見事に表現しています。一方で戦車ユニットは3個しかなく、一度失えば戻ってきません。いつ投入し、どこで温存するのか。その判断がプレイヤーを悩ませます。

シンプルながら歴史的状況を自然に表現した、鈴木先生らしい傑作です。

Tkw3

今日という日に

残念ながら『THE KOREAN WAR』は現在絶版となっており、新品で入手することはできません。

それでも、「昔買って、そのまま押し入れにしまってある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

6月25日という日に、久しぶりに押し入れや本棚から箱を取り出して眺めてみるのも、ウォーゲームの歴史を振り返る良い機会かもしれません。

日本のウォーゲーム史に残る一作として、『THE KOREAN WAR』がこれからも語り継がれていくことを願っています。

2026年6月24日 (水)

【予約開始】歴史ボードゲーム専門誌『歴ボド』第3号

Rekibodo03_1

歴史ボードゲーム専門誌『歴ボド』第3号の予約受付を開始しました!

付録ゲームは、堀場亙デザインの幕末カードゲーム

『王政復古』

黒船来航から大政奉還、そして王政復古へ。

Image3_20260623102801

プレイヤーは幕府側と討幕側に分かれ、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、岩倉具視、徳川慶喜、勝海舟、武市半平太ら幕末の偉人たちを登用しながら、新時代への道筋を探ります。

Image4_20260623102801

薩長同盟、大政奉還、王政復古。
幕末のキーパーソンたちを率いて、新時代を切り開こう。

Image2_20260623102801

【記事一覧】
デザイナーズノート「王政復古」への道(堀場亙)
3分で幕末史まるわかり(堀場亙)
コメンタリーリプレイ(堀場亙/澤村勇)
ゲームの主役「武市半平太」(なまえしゅういち)
王政復古偉人紹介「京童幕末名士評判」(中嶋真)
関連ゲーム紹介「ゲームで体感する幕末維新」(三木哲人)
連載「歴ボド探求隊」(堀場亙)

【内容物】
解説書1冊(ゲームルール8ページを含む)
カードシート3枚(カード48枚)
ゲームボード1枚(A4判)

発売予定日:2026年7月20日

幕末は日本史の中でも特に人気の高い時代ですが、その政治の流れは複雑で理解しづらい部分もあります。
『王政復古』はゲームを遊びながら人物関係や歴史の流れを自然に学べるため、幕末ファンはもちろん、「これから幕末を知りたい」という方にもおすすめです。

ぜひこの機会にご予約ください。

▼サンセットゲームズのBASEショップ
sunsetgames.theshop.jp/items/148158092

2026年6月23日 (火)

【予約開始】『姉川を血に染めて 野村・三田村合戦』~姉川合戦を会戦級で描くレキソーゲームズ第2作~

1_20260621111001

サンセットゲームズでは、REKISO GAMESの新作ウォーゲーム『姉川を血に染めて 野村・三田村合戦』の予約受付を開始しました。

『光秀戦記』『決戦 長篠・設楽原』で好評を博したシンプルな戦国合戦システムをベースに、元亀元年(1570)の姉川合戦をテーマとした戦国ウォーゲームです。

ゲームデザインは、『戦国群雄伝』シリーズでおなじみの福田誠氏。

戦国時代の野戦を手軽かつ奥深く楽しめる作品となっています。

Photo_20260621111001

姉川合戦を2つの戦場から描く
姉川合戦は、織田信長・徳川家康連合軍と浅井長政・朝倉義景連合軍が激突した戦国時代を代表する大会戦の一つです。

本作では、その戦いを

野村合戦
三田村合戦

という2つの戦場に分けて再現しています。

それぞれ独立したゲームとしてプレイできるだけでなく、両マップを連結することで姉川合戦全体を再現することも可能です。

局地戦から大会戦まで楽しめる、2in1構成が本作最大の魅力です。

2_20260621111001

『決戦 長篠・設楽原』システムを継承
ゲームシステムは、前作『決戦 長篠・設楽原』とほぼ同様です。
複雑なルールを極力排しながらも、戦国時代特有の乱戦や戦線の崩壊、予備隊投入のタイミングなど、戦術級ゲームとしての面白さをしっかり味わうことができます。

ウォーゲーム初心者の方にも遊びやすく、経験者には歴史の「if」を検証する楽しみを提供してくれるでしょう。

【内容物】
A2判マップ 2枚
ユニットシート 1枚
ユニット約198個
ルールブック1冊
早見表など
※プレイには6面体サイコロが必要です。

発売予定日:2026年7月30日

『光秀戦記』『決戦 長篠・設楽原』を楽しまれた方はもちろん、戦国時代や国産ウォーゲームに興味のある方にもおすすめの作品です。

ぜひこの機会にご予約ください。

▼サンセットゲームズのBASEショップ
https://sunsetgames.theshop.jp/

2026年6月22日 (月)

6月22日 バルバロッサ作戦の日 ― 思い出の『ロシキャン』

Trc1_20260620105201

1941年6月22日、ドイツ軍はソ連への侵攻作戦「バルバロッサ作戦」を発動しました。この日から、人類史上最大規模の地上戦ともいわれる独ソ戦が始まります。

独ソ戦はウォーゲームの世界でも特に人気の高いテーマです。広大な戦線、膨大な兵力、補給や冬季戦の問題、そしてモスクワ、スターリングラード、クルスク、ベルリンといった数々の歴史的戦いが詰まっているからでしょう。

そのため黎明期のアバロンヒル作品から最新の作品まで、独ソ戦を扱ったウォーゲームは枚挙にいとまがありません。戦線全体を描く戦略級ゲームから、個々の作戦や会戦に焦点を当てた作戦級・戦術級ゲームまで、さまざまな視点で独ソ戦を体験することができます。

そんな数多くの独ソ戦ゲームの中で、私にとって思い出深い作品がアバロンヒル社の『ロシアンキャンペーン』、通称『ロシキャン』です。

高校生の頃に夢中になって遊んだ作品で、独ソ戦の面白さを教えてくれたゲームでもあります。

Trc3_20260620105301

『ロシキャン』のマップを改めて見ると、実はかなり大胆にデフォルメされています。

Trc2_20260620105301

現在の感覚で見ると地理的な歪みも少なくありませんが、当時はそんなことはまったく気になりませんでした。広大な東部戦線を1枚のマップに収め、ドイツ軍の進撃とソ連軍の反攻をダイナミックに表現することに成功していたのです。

また、ユニットにも時代を感じます。

Pic1987600_20260620105401

カウンターのカット精度はお世辞にも均一とは言えず、コマの大きさが微妙に違っていたりします。まさにアバロンヒルあるあるです。

しかし当時はそれで大満足でした。

Pic1719155_20260620105501

机いっぱいにマップを広げ、装甲軍を前進させ、冬将軍に苦しめられ、モスクワ攻略やスターリングラード攻防戦に一喜一憂する。そんな体験が自宅でできること自体が感動だったのです。

今の基準で見れば古さや不正確さもあります。しかし『ロシキャン』には、それを補って余りある魅力がありました。シンプルでわかりやすいルール、テンポの良いゲーム展開、そして独ソ戦の大きな流れを見事に再現したゲームデザイン。だからこそ半世紀近く経った今でも、多くのファンに愛され続けているのでしょう。

あの少し歪んだマップと、不揃いなカウンターを見るたびに、高校生だった頃の熱中した時間がよみがえってきます。

『ロシキャン』は、今でも私にとって特別な一作です。

2026年6月21日 (日)

6月21日 本能寺の変 ― 『戦国大名』で考える戦国最大の下剋上

Img_0580_20260620102001

1582年の今日、6月21日(天正10年6月2日)は、織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって討たれた「本能寺の変」が起こった日です。

天下統一を目前にしていた信長が、わずかな手勢とともに京都・本能寺で自害に追い込まれたこの事件は、戦国時代最大の下剋上として知られています。その後の日本史を大きく変えた歴史的転換点である一方、明智光秀がなぜ謀反を起こしたのか、その動機については諸説あり、また信長の首も発見されていないことから、現在でも「日本史最大の謎」のひとつとされています。

ウォーゲームの名作『戦国大名』でこの出来事を表現すると、織田プレイヤーがターン開始時に「下克上」の吉凶札(イベントカード)を引いてしまったようなものです。

2_20260620102101

このカードが出ると、家臣武将の中で左側3つの能力値の合計が最も大きい武将が主君に取って代わります。史実では明智光秀が謀反を起こしましたが、ゲームでは必ずしもそうなるとは限りません。もし明智光秀よりも能力値の合計が高い武将が家臣団にいれば、その武将が新たな大名として台頭することになります。

つまり、『戦国大名』の世界では、本能寺の変が起きても羽柴秀吉が主君を討つかもしれませんし、柴田勝家や丹羽長秀が天下への道を切り開くかもしれません。歴史の「もしも」が自然に生まれるのです。

遊ぶたびに異なる勢力図が生まれ、史実とは違う戦国史が展開する。

『戦国大名』は、プレイヤーたちの選択と偶然が織りなす、新たな戦国時代を何度でも体験できる魅力あふれる歴史ボードゲームなのです。

11_20260620102801

2026年6月20日 (土)

「1位妨害」という戦術美学-そのルーツは『戦国大名』かもしれません

Daimyo_map1800_20240503124201

とてもエエ話です。

1位の人をみんなで妨害するというプレイスタイルは1980年代から遊ばれている、プレイヤーがそれぞれ大名となって戦国時代の覇権を争う歴史ボードゲーム『戦国大名』が起源かもしれないと勝手に想像しています。

“他人の邪魔をする=悪いこと” ではありません。

みんなでゲームをおもしろくするための手段なのです。

2026年6月19日 (金)

プレイしなくてもいい。ゲームクラブの“観戦”という楽しみ方

Img_4422

ゲームクラブに行くと、「今日は何かプレイしないと!」と使命感に燃えている方がいます。それは、ゲームクラブというツールを存分に活かして、ゲームライフを満喫している人です。とても素晴らしいことです。

でも一方で、こういう方もいます。

「プレイするのはちょっと気が重い…」
「ゲームが下手だから迷惑かけるかも」
「今日は見てるだけにしたい」

理由はいろいろありますが、それもまったく問題ありません。
今の私たちはいい大人。昔のようにがむしゃらに1日中ゲームする体力も、毎回気合を入れて対戦する気分でもないこともありますよね。

★観戦は「参加」のひとつです

ゲームクラブ=対戦する場所、というイメージが強いかもしれませんが、実は観戦も立派な参加のかたちです。

・ルールを知らなくても、プレイ風景を見るだけで自然と覚えられる。
・実際のプレイヤーのやり取りから、ゲームの魅力やテンポがつかめる。
・見ているうちに「やってみようかな」と思えることもある。
・戦術や作戦を学べる“ライブ研究会”的な楽しさがある

「観る」という関わり方も、立派にゲームクラブを楽しんでいる証なんです。

Img_1126_20251103161201

★「ルールがよくわからない…」という人こそクラブへ

ウォーゲームや歴史ボードゲームにありがちなのが、

・ルールブックが厚くて読むのが大変
・自分で解釈したルールが本当に合っているのか不安
・ソロプレイしてもピンとこない

そんな人にこそ、ゲームクラブでの見学やインスト体験をおすすめします。

実際に誰かがプレイしているところを見るだけで、「あ、なるほどこうやるのか」と理解が一気に進みます。
ウォーゲームは、教えてもらうと理解スピードが段違いです。
一人で悩むより、気軽に「ちょっと見ててもいいですか?」と声をかけてみてください。

Photo_20251103161301

★ミドルアースの空気感はYouTubeでもチェックできます!

YouTubeチャンネル「ミドルアースってどんなところ?」では、クラブの雰囲気やメンバーのトーク、本音レビューなどを公開中。
チャンネル登録はこちらからどうぞ!

★上手な人より“楽しい人”を募集中!

ゲームクラブ「ミドルアース」では、歴史ボードゲームやウォーゲームを一緒に楽しんでくれる方を常に募集しています。

上手さよりも、人柄重視
見学OK・観戦歓迎・インスト丁寧
初心者・出戻りさん・昔のゲームが懐かしい方、みんな大歓迎!

★対戦の予定やマッチング情報は掲示板「ウォーゲームの部屋」で公開しています。

どなたでも閲覧可能ですので、お気軽にご覧ください。

ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト

※ミドルアースは、サンセットゲームズの公式スポンサー付きゲームクラブです。

 

✨ 最後に

「遊ばなくても、そこにいていい」
「観てるだけでも、仲間だと思える」

そんな空気があるからこそ、ミドルアースは長く続いてきました。
これからも、みんなで協力し合って、無理なく、心地よく、楽しいゲームライフを作っていきましょう!

Gherawoasaaxtay

2026年6月18日 (木)

プレイヤー目線で語る、歴史ボードゲームの「おもてなしのココロ」

昨日はウォーゲームクラブの“良い話”をしましたので、今日はプレイヤー視点でのお話を。

ゲームクラブに所属すると、ゲームライフは本当に豊かになります。ですが、「クラブのメンバー全員と仲良くしなければいけない」なんてルールはありません。

10人いれば10通りの個性があります。技量も違えば、好みも違う。プレイスタイルも人それぞれ。だから、自分に合う人と楽しくやればそれで十分なのです。

たとえば、雰囲気重視でゆったり楽しみたい人が、勝利至上主義のガチ勢と対戦しても、お互いに楽しめないかもしれません。

Img_0353_20251103152701

★「良い対戦相手」ってどんな人?

歴史ボードゲームを心から楽しむには、良い対戦相手との出会いが欠かせません。
では、その「良い対戦相手」とは?

それは…

おもてなしのココロがある人。

対戦相手に「楽しんでもらおう」と思える人こそ、最高の対戦相手なのです。

たとえば…

事前にルールブックを読み、ソロプレイしてくる人
→ ルールを正確に運用でき、ゲームの魅力を最大限に引き出す対戦ができる

困っている相手にそっと声をかけられる人
→ 聞きにくいことを察して助けてくれる気遣い

アドバイスを押し売りせず、相手のスタイルを尊重できる人
→ 自由なプレイを大切にしてくれる

長考しても嫌な顔をせず、黙って待てる人
→ 安心して集中できる環境を提供できる

勝敗にこだわりすぎず、会話を楽しめる人
→ 勝っても負けても笑顔で終われる!

勝負どころのダイスロール、相手が良い目を出してゲームに勝った!
そんな時に「お見事です!」と心から祝える人。

そういう人と、また遊びたくなりますよね。

Photo_20251103153501

★ゲームも“接客業”の一つ?

おいしい料理を出しても、接客態度が悪ければリピーターは来ません。

歴史ボードゲームも同じ。
「勝つ」ことよりも「また遊びたいと思わせる」ことの方が、ずっと大事かもしれません。

「遊んでくれてありがとう」

この気持ちを忘れずにいれば、歴史ボードゲーム界はもっと楽しく、もっと豊かになります。

Img_3079_20251103153501

★攻め合いのゲームでも「楽しかった」と思える関係を!

歴史ボードゲームの多くは、領地の拡大や敵の撃破が勝利条件です。
つまり、相手を攻めないと勝てません。

でも、攻められた側が機嫌を損ねたらどうでしょう?
それでも楽しく遊ぶためには、プレイヤー全員の協力と気配りが必要です。

1_20251103152301

★『戦国大名』で語る、気持ちよい対戦のかたち

たとえば、ミドルアースのゲーム会ででよく遊ばれている『戦国大名』。
プレイ中に「桶狭間の戦い」のように、織田信長が「奇襲」の吉凶札(イベントカード)を出す!
攻撃側も、防御側も、ドラマのような展開にドキドキワクワク。
たとえ敗れたとしても「良いゲームだった!」と感じられます。

Photo_20251103152301

実は、今川義元ってかなり有能な大名なんです。
威信5・内政4と、織田信長と同等。領国の安定度は抜群。
桶狭間の戦いは、本当に惜しかった…。

こんなふうに、ゲームを通じて歴史を語り合えるのも、歴史ボードゲームの醍醐味です。

11_20251103152301

まとめ:また遊びたくなるプレイヤーを目指して

「◯◯さんと一緒に遊ぶと楽しい!」
「◯◯さんとゲームがしたい!」

そう思われる人こそ、歴史ボードゲーム界にとって最高のプレイヤー。

「楽しくなければゲームじゃない」
「一緒に遊べることが何よりの幸せ」

その心を持ち寄って、これからも素敵な対戦の場を作っていきましょう。

Gherawoasaaxtay_20250505213001

2026年6月17日 (水)

出戻りさん、いらっしゃい-1980年代から令和の盤上へ

1980年代、第一次ウォーゲームブームの真っ只中に学生だった私たち。
昭和40年代生まれの世代。
いまでは、ボードゲーム世代のお父さんと同じくらいの年齢です。

時は流れて、令和の時代。
そんな私たち世代が、今ふたたびウォーゲームの世界に舞い戻ってきています。

今回は「出戻りさん」たちの声をまとめてみました。
懐かしさと再発見が入り混じる、その“復帰ストーリー”をどうぞ。

Photo_20250828152701

★出戻りのきっかけは、ある日突然
出戻りさんたちがウォーゲームを再び知るきっかけは――
ヤフオクやメルカリです。
ふと検索してみると、あの頃遊んだタイトルが出品されている。

「オ~、マジでー!?ウォーゲーム出てるやん!」

これが、再び沼へと足を踏み入れる最初の衝撃。

そこから始まるネットサーフィン。検索するたびに、次々と新しい情報が現れる。そして、さらにもう一発。

「まだウォーゲーム売ってるやん!?」

Wikipediaで「ウォー・シミュレーションゲーム」と調べてみれば、日本のウォーゲームメーカーが現役で活動していて、それぞれの公式ブログや通販サイトにリンクしているではありませんか。

このあたりで、出戻りさんのテンションは最高潮に。

Img_7662

★情報がある、仲間がいる、そして「今も続いている」
ブログを読み漁るうちにたどり着くのが、サンセットゲームズの『ウォーゲーム武芸帳』。実は、ある日だけ突然アクセス数が1,000を超えることがあります。これはもしかしたら、出戻りさんが15年分の記事を一気読みしているのかも…?

そして、とどめの一撃がこちら。

「ウォーゲーム、今でも遊んでる人おるやん!?」

サンセットゲームズ公式ウェブサイトを辿って、ウォーゲームクラブ「ミドルアース」の存在を知った出戻りさんたちは驚きます。

そう、今でもリアルに遊ばれている場所があるのです。

Gkmj3f8wgaai6eq

★ミドルアースの魅力-"帰ってこれる場所" がある安心感
ここで終わらないのがミドルアースの良さ。
実は、新しく来た出戻りさんを迎え入れる雰囲気づくりに、メンバー全員がこだわっています。

今のミドルアースのメンバーは、穏やかで笑顔を絶やさず、対戦相手をリスペクトする素晴らしい方々ばかり。そして頼れる存在が、我らがおの部長。彼が出戻りさんをグイグイ引っ張ってくれるので、本当に助かっています。

466740589_8562483347168809_6418621162054

★見える化の取り組み-2023年からの成果
2023年からミドルアースでは、以下のような「見える化」の取り組みを実施しています。

・定例会レポートや活動予定を公式ブログやSNSでこまめに発信
・ゲーム会の対戦予定を掲示板で公開
・「常に新しい参加者ウェルカム」の姿勢を明示
・そしてなにより「サンセットゲームズが公式スポンサー」という安心感

これらの取り組みが功を奏し、実際に多くの出戻りさんが戻ってきました。

★出戻ってきた人の物語(参考になれば)
いかがでしたでしょうか?
出戻りさんが、どうやってウォーゲームに戻ってきたのかというお話。
もしかしたら、この記事が他のゲームクラブの皆さまの参考になるかもしれません
そしてまた、どこかでひとつのウォーゲームの箱が開き、静かにユニットが盤上に並ぶ。
そんな未来が、これからも続いていきますように。

Gherawoasaaxtay_20250505213001

2026年6月16日 (火)

委託品入荷:ルーンクエストからクルスク戦まで

サンセットゲームズの委託販売品として、TRPGとウォーゲームの興味深いタイトルがまとまって入荷しました。

Img_5410

まずTRPGでは、ホビージャパン版『ルーンクエスト』基本セット+上級セット。近年新版も登場していますが、こちらは1980年代の日本語版。箱入りで各種冊子や付属品も残っており、当時を知る方には懐かしい内容です。

Img_5416

続いて雷鳴版『トラベラー』のサプリメント『マーセナリー』と『ハイガード』。こちらも現在では見かける機会の少ない日本語版資料です。

ウォーゲームではMMPの『A Victory Lost』と『Talavera & Vimeiro』、そしてCritical Hitの『Scottish Corridor』と『Combat! Kursk』が入荷。

Img_5423

『A Victory Lost』は1942~43年のウクライナ戦線を扱った作戦級ゲーム。

Img_5420

『Talavera & Vimeiro』はナポレオン戦争をテーマにした作品です。

Img_5426_20260616125501

Img_5429_20260616125501

『Scottish Corridor』はノルマンディー戦、『Combat! Kursk』は東部戦線クルスク戦を扱った戦術級タイトル。

どちらも現在では国内流通が多いとは言えない作品です。

TRPGからヒストリカル・ウォーゲームまで、なかなか濃い顔ぶれが揃いました。

商品詳細はサンセットゲームズのBASEショップをご覧ください。

▼BASEショップ
https://sunsetgames.theshop.jp/

2026年6月15日 (月)

海外ボードゲームを譲渡する時の日本語ルールに関する注意事項

1_20230520121901_20250403124501

2_20230520122001_20250403124501

3_20230520122001_20250403124501

3_20230520122002_20250403124501

サンセットゲームズでは、MMP社『ストームオーバー・エルサレム』をはじめとする海外製ウォーゲームの日本語ルールを提供しています。カードやプレイエイドも完全日本語化済みで、PC対応のBASEショップにて販売中です(スマートフォンからはご利用いただけません)。

さて、海外ボードゲームを他人に譲渡する際(有償・無償を問わず)、添付する日本語ルールに関しては、以下の点にご注意ください。

★紙の日本語ルールについて(一般的な法律の考え方)
紙に印刷された日本語ルールは、「一度譲渡された著作物に対しては、その後の譲渡には譲渡権が及ばない」という“消尽”という考え方により、自由に譲渡して問題ありません。

たとえば、購入時に紙の日本語ルールが付属していたゲームを他人に譲渡する場合

このようなケースでは、著作権者の許諾は不要です。

これは、譲渡時にいちいち許諾を必要としてしまうと、流通が滞り、結果として作品の価値や認知が下がってしまうという現実的な背景を踏まえた法律の考え方です。

★データ(PDFなど)で配布された日本語ルールについて
一方で、日本語ルールをデータ(PDFなど)でもらった場合は、「デジタルコンテンツ」としての扱いになります。

この場合、「無断でデータを他人に渡す(メールなどで送る)」や「無断で印刷してゲームに添付して譲渡する」は、いずれも著作権侵害にあたる可能性があり、著作権者の許諾が必要です。

★サンセットゲームズの特別ルール
サンセットゲームズでは、皆さまのウォーゲームライフを応援するため、独自の方針を設けています。以下の条件であれば、当社が提供する日本語ルール(たとえデータで配布されたものであっても)をゲームと一緒に譲渡していただいてかまいません。

・当社から購入した日本語ルールであること
・譲渡先がゲームの新たなプレイヤーとなることを意図していること

積みゲーになって眠っているよりも、新しいプレイヤーの手に渡る方がゲームも喜びますし、譲った人がまた新しいゲームを購入することも多いでしょう。これは結果として、ウォーゲームの裾野を広げることにもつながります。

★最後に
紙の日本語ルールの譲渡 → OK(消尽原則により)
データの日本語ルールの譲渡 → NG(原則として著作権者の許諾が必要)

ただし、サンセットゲームズの日本語ルールに限り、譲渡時に印刷して添付してもOK

これからも、ウォーゲームをもっと自由に、もっと楽しく遊んでいただけるよう、サンセットゲームズは活動を続けてまいります。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

Gherawoasaaxtay

2026年6月14日 (日)

山崎雅弘さん、石田さんとミーティング-『歴史群像』付録ウォーゲームの再版計画

先日、ゲームデザイナーの山崎雅弘さん、石田さんとお会いして、今後のウォーゲーム企画について打ち合わせを行いました。

Photo_20260614180301

Photo_20260614175902 

最初の話題になったのは、山崎さんがデザインされたコンパスゲームズの『For the Motherland』と、VUCAゲームズの『Against the Iron Ring』の日本国内での販売についてです。実現する場合は、もちろん山崎さん作成の日本語ルールを付属する方向で検討しています。

さらに、『歴史群像』付録ウォーゲームの再版計画についても意見交換を行いました。

81bbznodl_20260614180901

Eckzurguyaistni

【対戦型タイトル】
モスクワ攻防戦
第二段作戦 日米空母決戦1942
ノルマンディーの戦い
ミッドウェー海戦

【ソロプレイタイトル】
バルジの戦い
マレー沖海戦
米軍空挺部隊の戦い
日本海海戦

いずれも多くのウォーゲーマーに親しまれた作品であり、サンセットゲームズから再版する方向で準備を進めています。

まだ計画段階ではありますが、実現すればウォーゲーム初心者からベテランまで楽しめる企画になるのではないかと思います。

今後、具体的な形が見えてきましたら、ウォーゲーム武芸帳のブログでも随時ご報告したいと思います。

2026年6月13日 (土)

ミドルアース福岡支部の活動再開!

九州のウォーゲーマーにうれしいニュースです。

ミドルアース福岡支部が、久しぶりにゲーム会を開催するとのことです。

Xでの告知によると、6月27日(土)13:00~16:00に福岡市の舞鶴公民館で開催予定。

参加費は無料で、見学だけでも歓迎とのことです。

長らく開催できなかったそうですが、いよいよ活動再開。

これまでの活動レポートを見ると、日本戦国時代から近現代戦まで幅広いウォーゲームが遊ばれるようで、初心者からベテランまで楽しめそうな雰囲気です。

大阪のミドルアースでは毎月のようにゲーム会を開催していますが、こうして各地でウォーゲーム会が続いていくのは本当にうれしいことです。

ウォーゲームは対戦相手がいてこそ楽しめる趣味。

地域ごとのコミュニティが活発になることで、新しいプレイヤーが参加しやすくなります。

九州近郊でウォーゲームに興味のある方は、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

見学だけでも歓迎とのことですので、「ウォーゲームってどんなもの?」という方にもおすすめです。

ミドルアース福岡支部の皆さま、活動再開おめでとうございます!

今後のご活躍を楽しみにしています。

2026年6月12日 (金)

桶狭間の戦い

1560年6月12日(永禄3年5月19日)は、戦国時代を代表する合戦の一つ「桶狭間の戦い」があった日です。

織田信長が今川義元を討ち取り、一躍天下人への道を歩み始めたことで知られる有名な戦いですが、実はわかっていないことも少なくありません。

合戦が行われた桶狭間山の正確な位置は現在でも確定しておらず、戦い方についても「豪雨に乗じた奇襲」という定説に対し、近年では織田軍が情報戦で優位に立ち、今川軍の動きを正確に把握した上で攻撃したという説が有力になっています。

【合戦解説】桶狭間の戦い(YUKIMURA CHANNEL)
https://www.youtube.com/watch?v=vpDG82kc30k

動画中に登場する日本地図を見ると、歴史シミュレーションゲーム『戦国大名』のマップを思い出した方もいるのではないでしょうか。

Daimyo_map1800_20230610093301

では、『戦国大名』で桶狭間の戦いを再現するとどうなるでしょう。

まず三河にいる今川義元軍が尾張へ向けて進軍します。これに対し、尾張の織田信長軍が迎撃に出動。

戦闘が発生すると、織田軍プレイヤーはここぞとばかりに「奇襲」の吉凶札を投入!

野戦で今川軍に大損害を与え、さらに追撃戦へ。

そして、運命の戦死判定で今川義元が討死。

おおよそこんな展開になるでしょう。

1_20200602095201

ゲーム上でも今川義元は決して弱い大名ではありません。

『戦国大名』では威信5、内政4という優秀な能力値を持ち、織田信長と並ぶ有力大名の一人として扱われています。

領国経営能力も高く、駿河・遠江・三河を支配する今川家は天下を狙える実力を持っていました。

だからこそ、桶狭間での敗北は歴史を大きく変えた一戦だったと言えるでしょう。

もし今川義元が生き延びていたら、日本史はまったく違うものになっていたかもしれません。

Photo_20200602095201

歴史シミュレーションゲーム『戦国大名』に興味を持たれた方は、サンセットゲームズのBASEショップをご覧ください。

11_20230610094101

2026年6月11日 (木)

ソロプレイのススメ

Pgg_20250403132401

ウォーゲームって、対戦が基本だと思っていました。

でも気づいたんです。

ウォーゲームは、一人でも、ものすごく楽しい。

自分のペースで、静かに、深く沈み込むように遊べる。

敵の手を考え、味方の一手を悩み、盤上のすべてを自分が演じる。

誰にも邪魔されず、ルールも自由。

出目が悪ければ、振り直したっていい。

だって、ここは自分だけの戦場だから。

1990年代、ウォーゲーム冬の時代。

私は2年間、ずっと一人でプレイしていました。

『パンツァーグルッペ・グデーリアン』は、その頃の相棒。

静かなマップに、情熱を注ぎこむ時間。

それは「一人遊び」じゃなくて、一人旅に近いのかもしれません。

あなたもきっと気づくはず。

ウォーゲームは、一人でも楽しい。むしろ、とても贅沢だと。

516797860_10037611426322653_878239093698

515822554_10037617592988703_444031972196

Gherawoasaaxtay_20250505213001

2026年6月10日 (水)

ルールを間違えたら、そこから正しく遊べばいい

Photo_20260123104101

ゲームの途中でルールの間違いに気づいた時、皆さんはどうしていますか。
いろいろな考え方があると思いますが、私は「気づいた時点から正しいルールで続けたらええやん派」です。

ウォーゲームでは、ゲーム途中でルールの誤りが見つかって、その場でお開きになる…。
という光景をよく見かけます。いわゆるウォーゲームあるあるですね。

ウォーゲーマーって、たぶん真面目な人が多いんでしょう。
でも、何十ページ、時には百ページ近いルールがあるゲームです。
間違って遊んだって、ええじゃないですか。
分厚いルールブックを全部完璧に覚えられる人なんて、いません。

Flsfxxfuyaat5mi_20260123104901

巻き戻しはできない、だから前に進む。

問題は、ルールの間違いに気づいた時点で、すでにその後の行動が行われていることがほとんどだという点です。

一度進んだゲームを、完全に元に戻すことはできません。
つまり、巻き戻し不可。

だったら、「ここから先は正しいルールで遊ぼう」それでいいと思うのです。

この考え方、実はTCG(トレーディングカードゲーム)ではごく普通です。
ところが、なぜかウォーゲームではあまり浸透していません。

Img_0545_20260102151501

ウォーゲームとTCG、デザイナーの前提の違い

TCGのデザイナーは、「プレイヤーはルールを間違える」という前提でルールを設計しています。

一方、ウォーゲームのデザイナーは、「プレイヤーはルールを正しく理解して遊ぶ」という前提で作っている。

当たり前のことのようでいて、この前提の違いは、びっくりするくらい大きい。

ここをクリアできれば、ウォーゲームはもっと気軽で、もっと楽しいホビーになると思っています。

ゲームは、正しく遊ぶより、楽しく遊びましょう。

Asl_20260123104601

Img_1121_20210824113901_20260123104901

ASLにも「巻き戻し不可」はある

『スコードリーダー』で有名なシナリオ1「親衛赤軍の反撃」は、『ASL』にも受け継がれています。

ASLはご存じの通り、膨大なルール量を誇るゲームです。
そのため、「巻き戻し不可」という考え方が、実はルールの中に組み込まれています。
全部を完璧に覚えられないことを、最初から織り込んでいるわけですね。

Ah12_20230319180601_20260123104601

昔の難易度表を見て思うこと

昔のアバロンヒルのカタログを眺めていると、『第三帝国』の難易度が最高の10だったり、『独ソ戦』が4だったりして、思わず懐かしくなります。

あの頃から、「難しいけど、遊んでみよう」
そんな気持ちでウォーゲームに向き合っていたんですよね。

2026年6月 9日 (火)

ウォーゲーム最大の壁は「ルールがわからない」こと

1_20200504113001_20200816103101

ゲームマーケットやミドルアースのゲーム会で、最近20〜30代の「現役ゲーマーさん」や「これからゲーマーさん」と話をしていると、よく聞く声があります。

それは、「ウォーゲームを遊んでみたい!」というものです。

ところが、その先には一つの大きな壁が立ちはだかっています。

ルールブックを読んでも、全然わからない。
ゲームを買いました。
ルールブックを読みました。
……よくわかりません。

どうやら、これが多くの方の実体験のようです。

私が中学生だった1980年代も、ツクダ、エポック、ホビージャパン、アバロンヒル、SPIのゲームを持っている同級生は何人かいました。
ですが、実際に遊べていたのは、私たちのグループだけでした。

考えてみると、ウォーゲームのルールの書き方は、昔からあまり進化していません。
専門用語は多く、図は少なく、ページ数は多い。
文章もややこしい。
これが、今のボードゲーマー世代の正直な感想のようです。

Img_3434

ボードゲームでも同じことが起きています。
先日、20代の男性から「カタンのルールがわからないので教えてほしい」と頼まれました。
友人がゲームを買ったものの、二人でルールブックを読んでもまったく理解できなかったそうです。
そこで、いつも行っている中津のボードゲームカフェでゲームを借りてインストしてみたところ、あっさり遊べるようになりました。

帰り際、彼はこう言っていました。
「カタン、めっちゃ楽しいです! これから友達と遊びます!」

ルールがわかった瞬間に、世界が一気に開く。
この構図は、ウォーゲームでもまったく同じです。

Photo_20200816103101

なぜ「歴史群像」の付録ウォーゲームは遊ばれたのか?

以前、大きな話題になった歴史群像付録のウォーゲーム「モスクワ攻防戦」や「ノルマンディーの戦い」は、非常に多くの方に遊ばれました。(3万部以上売れたと聞いています)

理由の一つは、ルールの書き方です。
山崎雅弘先生が、歴史群像の読者向けにルールをかなり噛み砕いて書かれており、非常にわかりやすかった。
これは実際に「非ウォーゲーマー」の方から聞いた話です。

Img_3481

「遊べる場所」だけでなく「遊べるようになる場所」

イベントなどでウォーゲームを遊べる場所を提供することは、とても大事です。
ですが、それ以前に、ゲームを買った人が「遊べるようになる環境」を作ることが、ウォーゲームを広めるための大命題だと思っています。

ルールは、教えてもらえばすぐわかる。
これは、ミドルアースのゲーム会で、すでに実証済みです。

だったら、いつでもルールを教えてもらえる場所があれば最高です。

Img_3214_20251231122301

継続的にインストできる環境を持ち、対戦相手も見つかる。
そんなゲームクラブの存在は、実はとてつもなく重要です。

私たちが日頃遊んでいるミドルアースのゲーム会は人数も多く、ゲームや好みに応じて、相性の良い対戦相手を見つけることもできます。

そう考えて、サンセットゲームズは、ゲームクラブ「ミドルアース」の公式スポンサーになり、全国のウォーゲームクラブを応援しています。

ウォーゲームにちょっとでも興味がある方は、世の中が落ち着いたら、ぜひ一度ウォーゲームクラブを訪ねてみてください。

▼ミドルアース大阪本部 公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/

※サンセットゲームズはミドルアースの公式スポンサーです。

Photo_20260120154801

2026年6月 8日 (月)

『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』 ~生成AIが作る最高司令官作戦指令書~

Img_5344_20260614140301

昨日のミドルアースのゲーム会では、みくらすさん(左)とライスシャワーさん(中央)とN川さん(右)が『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』の対戦が行われていました。

93ea45edc7a68022efec849bc40529c4

このゲームは、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線全体を扱う戦略級ウォーゲームです。

ドイツ軍、西側連合軍、ソ連軍が激突し、ポーランド侵攻やバルバロッサ作戦からノルマンディー上陸作戦、そしてベルリン陥落までの戦いを再現します。

Img_5347_20260614161801

まず目を引くのが特徴的な楕円形のゲーム盤です。

ドイツを中心にヨーロッパ全域が描かれ、3人のプレイヤーがそれぞれの陣営の正面に座ってプレイできます。

まるで連合軍と枢軸軍の最高司令部会議を開いているような雰囲気です。

Img_5346_20260614161801

そして、このゲーム最大の特徴が木製ブロックを使ったシステムです。

部隊の戦力や部隊名は自軍側からしか見えず、相手プレイヤーには何が配置されているのかわかりません。

「あの戦線に集結しているのは装甲軍団か?」
「それとも歩兵による陽動なのか?」

プレイヤーは限られた情報から敵情を推測しながら作戦を立てます。

Img_5345

そして戦闘が始まった瞬間、ブロックが公開されます。

「そんな強力な部隊がいたのか!」

という驚きが生まれるのも、このゲームならではの醍醐味です。

情報戦とブラフが勝敗を左右します。

Img_5332

Img_5333

Img_5334

今回の卓で特に注目を集めていたのが、みくらすさんが持参された「最高司令官作戦指令書」です。

勝利条件やユニットの特徴、戦略方針などをまとめた資料なのですが、なんと生成AIを活用して作成されたとのこと。

ウォーゲームと生成AIというと、一見あまり関係がなさそうですが、複雑なルールやゲームの流れを整理するには非常に相性が良いようです。

初めてゲームを見る人でも内容が理解しやすく、見学者からも興味深そうに質問が飛んでいました。

最近は生成AIを活用して作戦計画書やプレイ補助資料を作るプレイヤーも増えてきましたが、実際にゲーム会へ持ち込まれたのを見ると時代の変化を感じます。

壮大なヨーロッパ戦線を舞台にした戦略級ウォーゲーム。

そして、生成AIが作った最高司令官作戦指令書。

ミドルアースのゲーム会を象徴する、とても興味深い卓でした。

Img_5335

『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』は楕円形マップと198個の木製ブロックが生み出す情報戦が魅力の作品です。

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を壮大なスケールで楽しみたい方におすすめです。

ゲームのお求めはサンセットゲームズBASEショップから。

https://sunsetgames.theshop.jp/items/136085204

Photo_20260605111601

2026年6月 7日 (日)

【6月7日】ミドルアースのゲーム会レポート

Img_5349

今日はあいにくの雨にもかかわらず、JR天満駅すぐの北区民センターで開催中のミドルアースゲーム会はたくさんのゲーマーで賑わい、各卓で熱戦が繰り広げられています。

この日プレイされたゲームは、ドイツ戦車軍団』、ドイツ戦車軍団2』、『バルジの戦い』、『ビクトリー・イン・ヨーロッパ』、ビクトリー・イン・ノルマンディー』、『WWⅡ:コマンダー・マーケットガーデン』、『ヒア・カム・ザ・レベルズ』、『ASL』でした。ご参加ありがとうございました。

Img_5341

前回、5月31日のゲーム会に「ウォーゲームを教えてほしい」と初めて来られたウォーゲーム未経験の3310(ミサト)さん(右)が『ドイツ戦車軍団』を買ったということで、「エルアラメイン」をたえさん(左)と対戦です。

おの部長のサポートを受けながら、ウォーゲームデビューを楽しんでいました。

3310(ミサト)さん、ウォーゲームデビューおめでとうございます!

Img_5340

ドイツ戦車軍団2』は、サワノフスキー大将(左)と賊軍さん(右)の対戦です。

基本システムは『ドイツ戦車軍団』とほぼ同じなので、経験者ならすぐにプレイ可能。

今度は北アフリカではなく独ソ戦の東部戦線が舞台で、ドイツ軍の電撃戦とソ連軍の粘り強い防衛が楽しめる一作です。

Img_5324_20260614142901

バルジの戦い』は、コーディさん(左)とアースグリムさん(右)の国際対戦です。

盤上では1944年のアルデンヌの森を舞台に熱い戦いが繰り広げられていました。

Img_5344_20260614140301

ビクトリー・イン・ヨーロッパ』は、みくらすさん(左)とライスシャワーさん(中央)とN川さん(右)の3人対戦です。

第二次世界大戦ヨーロッパ戦線の覇権を争います。ドイツ軍、ソ連軍、西側連合軍それぞれの思惑がぶつかる、戦略級ゲームならではの熱い駆け引きが繰り広げられていました。

ミドルアースのゲーム会では作戦級ゲームが人気ですが、このような戦略級ゲームも定期的にプレイされています。広い視点から戦争全体を俯瞰できるのは、戦略級ゲームならではの魅力です。

Img_5338

ビクトリー・イン・ノルマンディー』は、やっちゃんさん(左)と聯合艦隊さん(右)の対戦です。

1944年6月のノルマンディー上陸作戦から、その後のフランス解放までを描く作戦級ウォーゲームで、プレイヤーは連合軍とドイツ軍にわかれ、ノルマンディーの戦場で激しい攻防を繰り広げます。

Img_5337

『WWⅡ:コマンダー・マーケットガーデン』は、鉄人デグさん(左)とBOWさん(右)の対戦です。

1944年9月、連合軍がオランダに大規模空挺降下を行い、一気にドイツ本土への突破を目指した「マーケット・ガーデン作戦」をテーマにしたゲームです。

空挺部隊による橋梁確保とドイツ軍の反撃が交錯する、「遠すぎた橋」のドラマを盤上で体験できます。

Img_5339

『ヒア・カム・ザ・レベルズ』は、FRTさんとWhiskySUgarさんとSUNPOさんの対戦です。

このゲームは、1863年のゲティスバーグ戦役を扱ったGCACW(グレートキャンペーン・オブ・ザ・アメリカン・シビルウォー
)シリーズの代表作です。リー将軍率いる南軍による北部侵攻と、それを迎え撃つ北軍の攻防を作戦級スケールで再現しています。

Img_5342

『ASL』は、Toonさん(写真)と浜甲子園さんの対戦です。

『アドバンスド・スコードリーダー』、略して「ASL」。

世界で最も有名な戦術級ウォーゲームの一つで、第二次世界大戦における歩兵小隊や戦車、火砲の戦闘を細かく再現します。

その膨大なルール量から「ウォーゲームの王様」とも呼ばれ、多くの熱心なファンを持つ名作シリーズです。

Img_5343_20260614140301

今日のシナリオは、「Schoolhouse Rock」。

1943年7月9日、ポニリ駅周辺の戦いを扱ったシナリオで、ドイツ軍は重要拠点となった学校(Schoolhouse)の奪取を目指し、ソ連軍はこれを死守します。

クルスク戦役の一場面を描く、緊張感あふれる戦術級シナリオです。

 

皆さま、おつかれさまでした!

次回のミドルアースのゲーム会は、6月28日(日)に北区民センターで開催です

私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。

ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/

ミドルアースのメンバーの皆さま、互いに協力しあって、みんなで楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!

Img_3214_20251231122301

YOU TUBE チャンネル
ミドルアースってどんなところ?

Photo_20210425091601

 

そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!

YOU TUBE チャンネル
初めてのバルジ大作戦

Photo_20201228173001

 

※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。

Gherawoasaaxtay

2026年6月 6日 (土)

1944年6月6日 ― ノルマンディー上陸作戦とウォーゲーム

昨日は太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェー海戦を紹介しましたが、1944年の今日、6月6日はヨーロッパ戦線の大きな転換点となったノルマンディー上陸作戦(D-Day)の日です。

1940年、ダンケルクから命からがら撤退したイギリス軍。そして強力な助っ人として参戦したアメリカ軍。両国は手を携え、「反撃開始!フランス奪還だ!」とばかりにフランス北部ノルマンディー海岸へ上陸しました。

Allied_invasion_force_20260610153201

連合軍は綿密な準備と大規模な欺瞞作戦を実施しましたが、それでも上陸作戦は激戦となります。特にオマハ・ビーチでは上陸部隊が激しい砲火にさらされ、多数の死傷者を出しました。その凄惨な戦いから、後に「ブラッディ・オマハ(血のオマハ)」とも呼ばれています。

映画『プライベート・ライアン』冒頭の上陸シーンは、このオマハ・ビーチでの戦闘を描いたものとして有名ですね。

映画『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチ戦闘シーン
https://www.youtube.com/watch?v=KASmHxnZyoA&feature=emb_logo

さて、これほど有名なテーマですから、当然ウォーゲームの題材としても大人気です。サンセットゲームズでもノルマンディー上陸作戦を扱った作品を多数取り扱っています。

5223d8088720421563755c0f5bda844_20260610153201

『史上最大の作戦』

まずはこちら。

エポック社から日本語版が発売された『史上最大の作戦』です。

見ての通り、ゲーム全体がノルマンディー戦役そのもの。プレイ時間はかなり長めですが、日本語版なのでルールサポートも充実しています。

私はたまに一人プレイで遊びますが、1ゲーム終えるのに2日ほどかかることもあります。

2_20210606094801_20260610153301

ゲームは第2ターン。緑色がアメリカ軍、黄色がイギリス軍、黒・グレーがドイツ軍です。

第一波の上陸が終わったばかりで、ここから果てしない戦いが始まります。

Photo_20210606095101_20260610153401

カーンを巡る攻防戦。

ドイツ軍のSS装甲師団は非常に強力で、イギリス軍を海へ押し戻そうと攻勢をかけます。一方イギリス軍は防御陣地を構築しながら上陸地点を死守し、後続部隊の到着を待ちます。

Photo_20210606095301_20260610153401

アメリカ軍は交通の要衝サン・ローを目指します。

ドイツ軍はノルマンディー特有のボカージュ(生垣地帯)や高地を利用して粘り強く防御。戦線が広いため、アメリカ軍は戦力を集中しにくいのが悩みどころです。

Photo_20210606095701_20260610154101

ゲーム後半。

アメリカ軍による大突破作戦「コブラ作戦」の前夜です。突破口を開くため、大量の戦力が集結しています。

Photo_20210606095801_20260610154101

第11ターン、コブラ作戦発動。

アメリカ軍が盤外突破に成功し、ゲーム終了となりました。

Dscn3152_20260610154201

連合軍プレイヤーは総司令官として、ノルマンディー上陸作戦全体を指揮します。

どこに戦力を集中するか、どの部隊を投入するか、作戦計画はすべて自由。当時のアイゼンハワーやモントゴメリーも、こんな気持ちで地図を眺めていたのかもしれません。

Dod_cover_20200606105201_20260610154301

『SCS デイ・オブ・デイズ』

ゲーマーズのスタンダード・コンバット・シリーズ(SCS)から『Day of Days』。

Dod17_20260610154301

フルマップ4枚という大型ゲームながら、SCSらしく比較的シンプルなルールで遊べる作品です。

Mecover_20210606101601_20260610155101

『SCS マイティエンデバー2』

同じSCSシリーズの『Mighty Endeavor 2』。

このゲームの特徴は、連合軍プレイヤーが上陸地点を自由に選択できることです。

しかもマップはベルリンまで続いているため、ノルマンディー上陸作戦は巨大マップの左端に過ぎません。

Img_4814_1600_20260610155801

Img_4815_20210606101901_20260610155801

ここからスタートして、最終目標はベルリン。

途中にはバルジの戦いを思わせるドイツ軍の大反撃イベントも用意されており、西部戦線全体を楽しめる作品になっています。

Img_0989_20210606101601_20260610155801

『マイティエンデバー2』になって東部戦線が追加されました。見てください。この大きさ。

Tdg_cover_20260610160001

『GTSグレイテストデイ』

最後はグランド・タクティカル・シリーズ(GTS)の『Greatest Day』。

モンスター級の規模と情報量を誇る、まさにクレイジーなGTSシリーズの一作です。

こちらはイギリス軍担当戦区を扱っており、シリーズの他作品と連結して遊ぶことも可能です。

Gcs1_20260610160301

3部作連結時のレイアウト図。

右側の赤枠部分が『Greatest Day』にあたります。

Gtsutah_20240616104801_20260610160401

そして現在、

『グレイテストデイ:ユタビーチ』はサンセットゲームズのBASEショップで好評発売中です!

ノルマンディー上陸作戦の緊張感と壮大な作戦指揮を味わいたい方は、ぜひチェックしてみてください。

2026年6月 5日 (金)

1942年6月5日 ― ミッドウェー海戦とウォーゲーム

1942年6月5日は、太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦の日です。

開戦以来連戦連勝だった日本海軍は、この戦いで空母4隻と約300機の航空機を失いました。その結果、太平洋戦争の主導権は一気にアメリカ側へ傾きます。歴史好きなら誰もが知る有名な戦いです。

ところが、このミッドウェー海戦はウォーゲームで再現するのが非常に難しいテーマでもあります。

なぜなら、史実では日米双方とも不完全な情報の中で戦っていましたが、ウォーゲームではプレイヤーが歴史の結果を知っているうえ、相手の意図もある程度推測できてしまうからです。

ミッドウェー作戦の背景

ミッドウェー海戦のきっかけとなったのは、1942年4月のドーリットル空襲でした。

アメリカ軍は、空母から発進させた陸軍のB-25爆撃機で東京などを爆撃します。この爆撃機は空母に着艦できないため、爆撃後はそのまま中国方面へ飛行し、乗員は最終的にパラシュート降下するという大胆な「行ってこい作戦」でした。

日本本土が初めて空襲されたことで国民に衝撃が走り、日本軍は「アメリカ空母が再び近づけないようにミッドウェー島を占領するべきだ」という流れになります。

しかし軍内部では、

ミッドウェー島を占領することを重視する派
アメリカ空母の撃滅を優先する派

の意見がまとまらないまま作戦が進められました。

その曖昧さが、後に有名な「運命の5分間」につながります。

ミッドウェー島攻撃のため艦載機に対地爆弾を搭載していたところへ、アメリカ空母発見の報告が入ります。そこで対艦攻撃用の魚雷への再武装が行われましたが、その最中にアメリカ軍の急降下爆撃隊が来襲。日本機動部隊は壊滅的な打撃を受けることになりました。

ウォーゲームで再現する難しさ

ミッドウェー海戦の本質は「情報戦」です。

日本軍はアメリカ空母の位置を正確に把握できず、アメリカ軍は暗号解読によって日本軍の作戦をある程度察知していました。

つまり、双方が不完全な情報の中で意思決定したことこそが、この戦いの最大の特徴なのです。

そのため、ミッドウェー海戦をウォーゲーム化する場合は、

敵の位置が見えない
相手の意図が分からない
誤認や情報不足が起きる

といった要素をどう再現するかが大きな課題になります。

Photo_20260610112001

2_20220601141301_20260610111801

3_20220601141301_20260610111801

初期の名作『ミッドウェイ』

おそらく最も古いミッドウェー戦のウォーゲームが、アバロンヒル社の『ミッドウェイ』です。

プレイヤーの間に衝立を置くブラインド方式を採用しており、敵部隊の位置が完全にはわからないようになっています。

ミッドウェー海戦らしい「索敵と探り合い」を再現しようとした意欲作でした。

Photo_20200605101001_20260610111801

外せない名作『フラットトップ』

ミッドウェーを含む空母戦ゲームの傑作として有名なのが『フラットトップ』です。

索敵、航空作戦、艦隊運用を非常に細かく再現しており、空母戦ゲームの金字塔といわれています。

Photo_20260610111901

日本で有名な『日本機動部隊

日本のウォーゲーマーにとって最も馴染み深い作品といえば、やはり『日本機動部隊』でしょう。

空母戦の緊張感と情報戦の面白さを味わえる名作です。

 

おすすめ記事

ミッドウェー海戦やウォーゲームの歴史について、とても詳しく書かれた記事を見つけました。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

【短期連載】
「ウォーゲームってなんすか?」と聞かれたときに聞かせたい話。
第一夜「ウォーゲーム帝国の興亡

ウォーゲームの成り立ちから発展まで分かりやすくまとめられていて、かなりおすすめです。

2026年6月 4日 (木)

ゲームバランスが“傾いている”ことこそ、ウォーゲームの醍醐味です

Trc1_20220504090101

ウォーゲームの面白さの一つは、ゲームバランスがイーブンではないことです。
これは多くのボードゲームとはまったく異なる点で、ウォーゲーム特有の味わいだと思っています。

たとえば「独ソ戦」をテーマにしたウォーゲームの場合、史実ではソ連が勝利しています。
しかし、ウォーゲームの中でソ連が必ず勝つように作ると、「ゲームとして成立しない!」という意見が出てきます。
一方で、ドイツ軍が勝ちやすく作られていると、「そんなのは史実通りじゃないからダメだ!」という声も上がります。

さて、どちらが正しいのでしょうか?
私は、どちらの意見も間違っていないと思っています。

★ウォーゲームの特徴は“非対称性”にあり
ウォーゲームには大きく3つの特徴があります。

・歴史を背景にしていること
・ゲーム開始時の両軍の戦力が非対称であること
・プレイ中の行動や手順が非対称であること

これらは、いわゆる「ドイツボードゲーム」にはほとんど見られない要素です。つまり、ウォーゲームとは最初からイーブン(対等)ではない状況をプレイヤーが引き受けて遊ぶゲームなのです。
そして時には、ゲームバランスが意図的にどちらかの陣営に偏るように作られている作品もあります。そうすることで、プレイに緊張感やドラマが生まれ、繰り返し遊びたくなるゲームになるのです。

★評価の基準は「プレイヤーの感想」
ウォーゲームの面白さを評価する基準は、私は「プレイヤーの感想」にあると考えています。もっと言えば、「このゲーム、また遊びたい!」と思わせてくれるかどうか。つまり、ゲーム単体での完成度や得点の均衡ではなく、ウォーゲーム+プレイヤーという組み合わせを含めた“体験そのもの”が評価の対象になります。

Img_1475

★名作ウォーゲームのバランス設計
代表的な例として挙げたいのが、通称「エポックバルジ」こと『バルジ大作戦』です。このゲームでは、ドイツ軍が序盤にドドーンと大突破して爽快感抜群ですが、熟練の連合軍プレイヤー相手に勝つのは非常に困難です。これは、意図的に連合軍有利のバランスに設計されているからです。
結果として、ドイツ軍をプレイする楽しさも、連合軍を指揮するやりがいも生まれ、繰り返し遊ばれる名作ウォーゲームとなりました。

Photo_20201228173001

【初めてのバルジ大作戦】
youtu.be/Tsh8F5QSUos

 

★同じテーマでもゲームの“語り口”は違う
同じ「独ソ戦」というテーマでも、ウォーゲームによって描かれ方はまったく異なります。あるゲームではモスクワが落ちたら即終了、という設定もありますし、別のゲームではソ連政府がウラル奥地まで逃れて徹底抗戦を続ける展開もあります。
これは、ゲームデザイナーの視点や歴史への解釈、想いが形になっているということです。だからこそ、ウォーゲームはよく小説や映画にたとえられるのです。盤上で物語が展開し、それにプレイヤーが参加するという構造は、他のゲームではなかなか味わえません。

★勝敗だけにとらわれない“面白さ”がある
良いウォーゲームとは、どちらの陣営を選んでも楽しめるように設計されているものです。
勝てなくても満足できる。負けても面白い。そんな体験こそが、ウォーゲームの真骨頂ではないでしょうか。
たとえ史実と異なる結果になっても、ifの歴史として楽しめるなら、それは大成功です。
そしてその結果が、「もう一度遊びたい!」という感情につながるなら、勝敗バランスを意図的に傾けるという手法は、ゲームデザインとして積極的に採用すべきだと私は思っています。
ウォーゲームは勝ち負けだけのゲームではありません。
そこには、歴史への想像、設計者の意図、プレイヤーの選択が交錯する奥深い世界があります。

ゲームバランスが傾いているからこそ生まれる緊張感と、物語。
それが、ウォーゲームならではのおもしろさなのです。

Gherawoasaaxtay

2026年6月 3日 (水)

ウォーゲームって本当に難しい?ボードゲーマーにこそ知ってほしい入門のススメ

★ウォーゲームって本当に難しいの?
「ウォーゲーム」って聞くと、難しそうだなと思いませんか?
実際、ルールが複雑だったりプレイ時間が長かったりと、敷居が高く感じる人も多いと思います。でも、今でも多くの人が遊び続けているジャンルですし、新しく始める人もちゃんといます。

実は、ウォーゲームと一口に言っても、難しさはピンキリ。
上を見れば、伝説的な超重量級ウォーゲーム『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』なんてものがあります。プレイヤー8〜10人、総プレイ時間はなんと1,000時間!まさに“世界一難しいウォーゲーム”のひとつでしょう。

でも一方で、A4サイズのマップにコマ10個ほど、プレイ時間30分といったお手軽なウォーゲームもたくさんあります。

★ウォーゲーム=ボドゲ重ゲーくらいの感覚でOK!
私の感覚ですが、ウォーゲームの入門向け作品の難易度って、重めのボードゲームくらいだと思っています。

たとえば:
『サイズ-大鎌戦役-』
『テラフォーミング・マーズ』
『アグリコラ』

このあたりのボドゲを遊んで楽しめる方なら、ウォーゲームも問題なく楽しめます。
さらに、『トワイライト・ストラグル』を遊んでいる人は、もう中級ウォーゲーマーと言っても過言ではないでしょう。

こうした重ゲーを好む人って、複雑なシステムや絡み合うギミックを理解し、そこに楽しさを見出す思考回路を持っているはず。実はウォーゲームにすごく向いているんです。戦史や歴史に少しでも興味があれば、なおさらハマるはずですよ!

★サンセットゲームズの難易度表記について
サンセットゲームズでは、最近発売するウォーゲームに難易度表示をつけるようにしています。
5段階評価で、ざっくり以下のような基準です:

難易度    ランク   説明
★      入門用   初めての人向け。気軽に始められる。
★★     初級用   基本がわかる人向け。少しだけルールが増える。
★★★    中級用   システムに個性あり。考えどころも多くなる。
★★★★   上級用   複雑なルールや戦術が必要。遊び応えあり。
★★★★★  超上級用  マニア向け。とことん深く遊びたい人向け。

基本的には日本語ルールのページ数が基準になっていて、10ページ以下であれば★=入門用と判断しています。システムの独自性や習得しやすさも加味して最終的な難易度を決めています。

入門におすすめのウォーゲーム

★(入門用)に該当する、気軽に始められるウォーゲームの例:

Photo_20260102143901

ドイツ戦車軍団』(特に「エルアラメイン」)
簡単なルールで第二次世界大戦の戦いを再現した初心者用ウォーゲームです。「エル・アラメイン」「ダンケルク」「ハリコフ攻防戦」「コンパス作戦」の4つのゲームが入って、定価4,950円はオトク!

Photo_20260102150101

日本機動部隊
簡単なルールで太平洋戦争の空母戦を再現した初心者用ウォーゲームです。

Jwc6

Photo_20260610105101

独ソ電撃戦
簡単なルールでバルバロッサ作戦を再現した入門用ウォーゲームです。中央軍集団の戦いをテーマにした「ミンスク'41」と北方軍集団の戦いをテーマにした「リガ'41」の2つが入っています。同じルールで遊ぶことができ、単独でも、と連結させて遊ぶこともできます。

Basic003_1_20260102145901

ヒトラー帝国の興亡
第二次世界大戦におけるヨーロッパの戦いを戦略級のスケールで再現したミニウォーゲームです。とても簡単なルールで各国の陸軍、海軍、空軍を再現しており、生産したり資源地帯を占領すると受け取れる作戦チットを消費して駒を動かしていきます。

Ex22_1

ブルー&グレー
南北戦争テーマの入門用ウォーゲーム!4つのゲームが入っています。

これらはすべて、プレイしやすく、それでいてしっかりウォーゲームの楽しさが味わえるタイトルです。

★難易度の感覚も時代とともに変わる
かつて「入門用」と言われていた『カタンの開拓者たち』や『カルカソンヌ』も、今では中量級扱いです。情報が手元のスマホですぐ調べられる今の時代、昔と同じ感覚で「難易度」を測るのはナンセンス。
時代に合わせて、「難しい・簡単」の基準も変わっていくべきだと私は思っています。

★『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』と『ドイツ戦車軍団』
最後に、ウォーゲームの最難関と最入門を紹介します。

Cfna_20260102151101

20170115204127105

『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』
 → プレイヤー8〜10人、総プレイ時間1,000時間!第二次世界大戦の北アフリカ戦線が舞台。ロンメル将軍(「砂漠の狐」)の戦いを描く超重量級ウォーゲームです。

Img_1471_20260102151501

Img_0545_20260102151501

『ドイツ戦車軍団』の「エルアラメイン」
 → ハーフサイズのマップ、30分で終わるライトな作品。ルールも少なく、非常に遊びやすい。初心者に最適です。

★興味を持った方へ
『ドイツ戦車軍団』をもっと知りたい方は、ぜひサンセットゲームズのBASEショップをご覧ください!
ゲーム内容の詳細やプレイ写真(19枚)も掲載しています。
また、各タイトルには難易度表示があるので、自分に合ったゲームが選びやすくなっています。

ウォーゲームは、歴史を“体感”しながら戦術を考える、非常に奥深いジャンルです。
最初の一歩を踏み出せば、きっと新しい世界が広がりますよ!

Photo_20260102151701

2026年6月 2日 (火)

ボードゲームとウォーゲームの垣根が消えつつある時代へ

ここ最近、ボードゲームとウォーゲームの世界が少しずつ交差し始めていると感じています。もともと、別ジャンルとして語られてきた両者ですが、近年はボードゲームにウォーゲームのメカニズム歴史のエッセンスが取り入れられることが増えてきました。

SNSでも、「ウォーゲーム」と検索すると、以前は映画やアニメの話題(たとえば『ぼくらのウォーゲーム!』など)が多く表示されていましたが、最近では実際に遊ばれているウォーゲームの感想や対戦記録が数多く見られるようになりました。

これは、ウォーゲームが再び注目され始めた一つの証と言えるかもしれません。

★歴史ボードゲームとは?
歴史ボードゲームとは、歴史的な時代や事件を背景にしたボードゲームのことです。必ずしも戦争を扱う必要はなく、歴史的な流れや雰囲気を感じさせる内容であれば該当します。

たとえば…

『トワイライト・ストラグル』(冷戦の政治闘争)
『戦国大名』(日本の戦国時代)
『パックス・パミール』(19世紀アフガニスタン)
『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』や『シヴィライゼーション』シリーズもその一例です。

たとえば『アグリコラ』のように中世の農民をモチーフにした作品は時代背景がありますが、「歴史を再現する」という視点では抽象的であり、一般的には歴史ボードゲームとは区別されるでしょう。

『トワイライト・ストラグル』は、かつてボードゲームギークでランキング1位をキープしていた歴史ボードゲームです。戦後から50年くらい前まであった米ソ冷戦の政治闘争をテーマにした歴史ボードゲームです。

Photo_20210804131201

アラフィフのゲーマーに知らない人はいないとまで言われる『戦国大名』。1980年代の第一次ウォーゲームブームで一世風靡しました。2003年にサンセットゲームズがリメイク版を発売してから、ずっと売れ続けている傑作歴史ボードゲームです。

Img_0580_20210804131201

Daimyo_map1800_20210804130801

Me4_20210804130801

こんなパラレルワールドが起こるのは、歴史ボードゲームならではです。

Img_e4836_20210804131001

クラシックボードゲームの傑作『アドバンスド・シビライゼーション』。文明の発展を競います。『メガシビライゼーション』は、このゲームを発展拡大したものです。

1_20210804131101

2_20210804131101

★歴史ボードゲームの魅力は“自由な展開”
歴史ボードゲームでは、史実を忠実に再現する必要はありません。
プレイヤーの選択によって展開が変わり、新たな歴史=パラレルワールドが生まれていくのが醍醐味です。
たとえば『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』でローマ帝国が中東を目指して進軍しても、それはプレイヤーの選択の結果であり、否定されるものではありません。
「歴史を素材として楽しむ」という考え方が、歴史ボードゲームの根底にあるのです。

★ウォーゲームとは?
一方のウォーゲームは、戦争や戦闘を再現することに特化した歴史ボードゲームです。
私の考えるウォーゲームの定義は以下の通りです。

・戦いをテーマとしていること
・マップがヘクス(六角形マス)またはエリアで構成されていること
・作戦や部隊の動き、戦闘結果が現実の戦史や軍事理論に基づいてルールデザインされていること

ウォーゲームでは、史実の再現性が非常に重視されます。また、開始時点での戦力差など、非対称の構造を持つゲームも多く存在します。たとえ一方が不利であっても、その状況をどう切り抜けるか、あるいはどれだけ粘れるかといった楽しみ方が用意されているのです。

★両ジャンルの交差点にあるゲームたち
最近では、ウォーゲームとボードゲームの要素を兼ね備えた作品も多くなってきました。

たとえば、
『ファイア・イン・ザ・レイク』をはじめとしたCOINシリーズ
『レッド・ドラゴン/ブルー・ドラゴン』
『インペリアル・ストラグル』
『ウォー・オブ・ザ・リング』

これらの作品は、戦争や政治的な駆け引きをテーマにしながらも、ボードゲームとしての遊びやすさも両立しています。“歴史を遊ぶ”という共通の土台があるからこそ、多くのプレイヤーに受け入れられているのだと思います。

★違いを知って、より深く楽しむ
歴史ボードゲームとウォーゲームには、それぞれの特徴と楽しさがあります。

自由な展開と多人数プレイが楽しいのが歴史ボードゲーム
再現性と戦術・作戦の緊張感が魅力なのがウォーゲーム

どちらが上という話ではなく、「どう楽しむか」が大切です。
ジャンルの違いを理解することで、自分の好みに合ったゲームを見つけやすくなり、結果的により深く、より豊かなゲーム体験が得られるのではないでしょうか。

★最後に
「ウォーゲーム」という言葉が、より多くの人にとって“私たちの遊び”として広がってきています。発信する人が増え、遊ぶ人が増え、交流する場が生まれることで、ウォーゲームと歴史ボードゲームの未来はますます面白くなっていくと信じています。

ぜひ、あなたも「#ウォーゲーム」で検索して、新しい仲間と新しい歴史をボードの上で描いてみませんか?

Photo_20200816103101

3_20200708100701

5_20200708100701

Img_3079_20220407095601

Gherawoasaaxtay

2026年6月 1日 (月)

歴史ボードゲーム(ウォーゲーム)研究家というお仕事

Img_0150

私の名前は古角博昭(こかど・ひろあき)と申します。
肩書きは「歴史ボードゲーム研究家」。

歴史ボードゲーム、いわゆるウォーゲームの制作・執筆・講演・イベント出演などを通じて、この世界に関わってきました。ゲーム制作の仕事を中心に、現在はサンセットゲームズの代表として活動しています。

★ゲームでメシを食うと決めた高校時代
私が歴史ボードゲームに出会ったのは、14歳の時です。そこから42年、ミドルアースというゲームクラブを立ち上げ、代表として37年になります。
「ゲームでメシを食っていこう」と思い立ったのは高校生の頃。30歳でゲーム会社を作ろうと決め、20代でゲーム雑誌のライターやゲームデザインを経験し、29歳でサンセットゲームズを創業しました。2000年のことです。

★サンセットゲームズの仕事
現在は、国産ウォーゲームやTRPGの制作・販売に加えて、アメリカのMMP(マルチマン・パブリッシング)社やカナダのコロンビアゲームズ社の正規輸入代理店も務めています。2019年からはサンセットゲームズ公式BASEショップも開設し、ウォーゲームやサイコロなどを気軽に購入できるようになりました。

91m6ya6glml

71okapd3el

71mfyvzkebl

81bbznodl

私が、制作・協力したゲームの一部をご紹介

『モスクワ攻防戦』(歴史群像 2018年付録)
『第二段作戦』(歴史群像 2019年付録)
『ノルマンディーの戦い』(歴史群像 2000年付録)
『OCSルソン』(2024年、MMP社より発売)

Ocsluson_cover

Ocsluson2_20240102180801

Ocslusonmap_20240102180801

OCSルソン』は、太平洋戦争初期、日本軍によるフィリピン侵攻をテーマにした作戦級ゲームです。
オペレーショナル・コンバット・シリーズ(OCS)の一作で、『Operational Matters Volume 2』というMMP社の雑誌の付録ゲームになっています。

現在、サンセットゲームズ公式ウェブサイトで好評販売中です!

Img_2967_20231229122501

Img_4816_20240102180701

★クラブ活動と合宿の楽しみ
私は、大阪で毎月活動しているウォーゲームクラブ「ミドルアース」の代表もしています。ゲーム会では、定番から最新作まで様々なウォーゲームを仲間たちと楽しんでいます。

また、年に一度開催している「ウォーゲーム椿温泉合宿」では、『第二次欧州大戦(SPI/HJ)』を10人でプレイしたりと、合宿ならではの大規模プレイも堪能しています。

ミドルアースでは、新しい仲間もいつでも歓迎しています。
どうぞお気軽に、ゲーム会やイベントにお越しください!

★ウォーゲーム出戻り組、集まれ!
私自身、中学生時代からアバロンヒル、SPI、ホビージャパン、エポック、ツクダなど、あらゆるウォーゲームを遊んできました。
現在、「またウォーゲームをやりたい」と戻ってくる方々、いわゆる“ウォーゲーム出戻り組”の皆さんも増えています。
50代、60代になって、ふと、あの頃の熱気を思い出す方へ。ぜひ一緒に、もう一度ウォーゲームの楽しさを味わいませんか?

昔懐かしきあの時代へ
1980年代半ば、ウォーゲームが花開いたあの時代。
ホビージャパン、ツクダ、エポック、SPI、アバロンヒル、ビクトリーゲームズ……。あの頃のウォーゲームのカタログを眺めているだけで、胸が熱くなります。当時を知る皆さんには懐かしく、これから始める皆さんには新鮮に映ることでしょう。ウォーゲームには、歴史を遊び、語り、共有する楽しさがあります。

Hj11

T12_20210531113701

Ep11_20210531113801

Ep12_20210531113801

Spi3

Ah12

Ah11

Ah15

Ah13

Ah16

Ah14

Gherawoasaaxtay

« 2026年5月 | トップページ | 2026年7月 »

最近の写真

  • Pgg_20260720100701
  • Smolensk_1941_diagram
  • Img_5635
  • Img_5639
  • Img_5637
  • Img_5636
  • Img_5640
  • Img_5638
  • Img_5643
  • Img_5644
  • Img_5642
  • Img_5641