ロジャー・マクゴワンを偲んで。逝去から一年
2025年2月21日にロジャー・マクゴワン氏がこの世を去ってから、一年が経ちました。
時間が過ぎても、その喪失の大きさは変わりません。むしろ、ゲーム棚から一つ手に取るたびに、あらためてその存在の大きさを実感します。力強い構図、歴史への敬意を湛えた筆致、そして「これから始まる戦い」を予感させる緊張感。彼のカバーアートは、単なる装画ではなく、戦史世界への扉そのものでした。
私たちは、あの箱絵に心を奪われ、ルールブックを開き、地図を広げ、駒を並べました。
マクゴワンの絵は、ウォーゲームを“商品”から“体験”へと昇華させる力を持っていました。
この一年、多くの追悼記事や言葉が交わされましたが、何より雄弁なのは、いまなお遊ばれ続けている彼の作品群です。盤が広がるたびに、彼の芸術もまた静かに息づいています。
ウォーゲームという文化がここまで成熟し、世代を越えて受け継がれている背景には、間違いなくロジャー・マクゴワンの存在がありました。
あらためて、その功績に深い敬意と感謝を。
そして、彼が描いた無数の戦場は、これからも私たちの卓上に在り続けるでしょう。
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