クルスク大戦車戦
1943年の7月4日はクルスク大戦車戦が始まった日です。ドイツ側はツィタデレ(城塞)作戦と読んでます。ドイツ軍約2,800輌、ソ連軍約3,000輌が激突した史上最大(だった)戦車戦。この記録は約7,000輌が戦った1991年の湾岸戦争で塗り替えられました。
この頃のドイツ軍はそろそろ米英連合国がフランスのどこかに上陸してくるかも?と予想していて、東部戦線を整理してなるべく予備兵力を抽出しようと考えていました。それなら、ちょうど突出しているクルスクを攻めちゃおう!ここ取れば戦線がまっすぐになるんで守りやすくなるよ!という話。
ドイツ軍は最初は5月に始めようとしてたんですが、グデーリアンがこの作戦に最初から反対していたりして、なんだかんだしてるうちに作戦開始は7月に。その間に情報はソ連軍に漏れてしまっていて、ソ連軍守る準備カンペキ!というところにドイツ軍突っ込んでやっぱり返り討ちにあったという話です。結局、ドイツ軍はドニエプル川まで後退するはめになり、キエフ(現キーウ)まで奪回されるという残念な結果に…。この作戦で大戦力を一気に損耗してしまったドイツ軍はこの後、攻める力を失い、翌1944年のバグラチオン作戦で事実上壊滅します。
このテーマを題材にしたウォーゲームで私のオススメはジョン・デッシュデザインの「ブラットバス・アット・クルスク」です。このゲーム、私は最高傑作と思ってます。当時は日本語版がなかったので英語のまま遊んでました。
この戦いを詳しく知りたい人は、山崎さんの著書「クルスク大戦車戦―独ソ機甲部隊の史上最大の激突」がオススメです。
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