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サンセットゲームズのサポートサービスなら国産ウォーゲームのコマをなくしても1個単位で別途購入できます。
1個110円(税込)+送料で日本全国に郵送(通常郵便110円)。←料金改定しました
詳細は各ゲームのルールブックの巻末に書いています。
歴史ボドゲ好きの皆さまが悲しい思いをしませんように。
たかが駒1個、されど駒1個。
ウォーゲームは1個しかないコマが多いので、コマをなくしたら遊べなくなってしまうのです。
サンセットゲームズは皆さまが楽しくウォーゲームを遊べるように努めて参ります。
ノルマンディー上陸作戦直後のヴィレル・ボカージュの戦いで、ミハエル・ヴィットマンの活躍により連合軍戦車を撃退した第101SS重戦車大隊ユニット。
『聯合艦隊』には八八艦隊計画の戦艦加賀、巡洋戦艦赤城、天城などが揃っています。
『戦国大名』には300名を越える戦国武将がいます。
サンセットゲームズは欧米のいくつかのウォーゲームメーカーと輸入代理店をしています。やっぱり、たまに欠品や不良品が入っていることもあります。その点を改善して皆さまがウォーゲームを安心して遊べるように、サンセットゲームズは提携メーカーの国内サポートにも力を入れています。
たとえば、私の『コンバット・インファントリー』に入っていた不良駒です。左はツヤがあって色が違う駒、右はヒビが入っている駒です。
積み木ウォーゲームは敵に駒の中身が見えないように立てて遊びます。だから、駒に特徴があってはいけないのです。
コロンビアゲームズの積み木ウォーゲームを買って不良駒があった時、連絡していただければ不足駒を日本全国無料で郵送しています。
◆ゲーム名
◆色
◆大きさ(縦◯◯mmなど)
こんな情報をメール(kokado@sunsetgames.co.jp)で弊社までご連絡ください!
弊社で買っていないゲームでも対応しています。
ショップ様、直輸入、中古品譲渡等でもご連絡いただければ対応しています。
サンセットゲームズは皆さまが楽しくウォーゲームを遊べるように努めて参ります。
『LoBノーターニングバック』は、ライン・オブ・バトル(LoB)シリーズの最新作で、グラントとリーの最初の壮絶な対決、1864年5月のウィルダネスの戦いがテーマです。この戦いは非常に誤解されている戦いで、両軍が深い森の中でお互いを見つけるのに苦労しているというのが一般的な物語です。部隊は迷い、混乱が支配します。
両軍の指揮官が部隊を前進させて、開いた側面を攻撃するという作戦レベルの機動がありました。北軍のグラントは総攻撃しようと考えていましたが、南軍のリー将軍は全面的な交戦を望んでいませんでした。しかし、銃撃が始まると選択の余地はなく、交戦がはじまりました。あまり知られていないのは、両軍に勝利を得るチャンスが何度もあったにもかかわらず、最後の瞬間に運の流れに翻弄されてしまったのでした。
サンセットゲームズでは、日本語ルール付で発売する予定です。
乞うご期待!
We have two last calls today; OCS The Forgotten Battles, and SCS Rostov '41.
— Multi-Man Publishing (@MultiManPub) December 19, 2024
We're expecting the final parts for both to arrive by Monday. We will try to start building and shipping right away, but with the holiday approaching, this may not happen until next week.
... /2 pic.twitter.com/3Jc6IRcjsI
OCS『フォゴットンバトルズ』とSCS『SCS ロストフ '41』は、どちらも月曜日(12月23日)までに最終的なパーツが到着する予定です。すぐに製作と発送を開始するつもりですが、連休が近づいているため、来週になるかもしれません。
MMP社からアナウンスが出ました。
いよいよ、『OCSフォゴットンバトルズ』と『SCS ロストフ '41』が発売されるようです。
『OCSフォゴットンバトルズ』は、1943年9月下旬から1944年4月におけるロシア戦線のドイツ中央軍集団の主要な戦いがテーマの作戦級ウォーゲームで、オペレーション・コンバット・シリーズ(OCS)の最新作です。この時期の戦いを有利に進めたソ連軍は、1944年夏にドイツ中央軍集団を崩壊させました。ゲームエリアはベラルーシ、ポーランド東部、バルト三国の一部で、北はダウガフピルスとヴェリキエ・ルキから南はチェルニゴフまで、西はブレスト・リトフスクとティルジットから東はルジェフとブリャンスクまでをおさめていて、ヴィテプスクの絶望的な戦闘、プリピャチ湿原におけるベラルーシ戦線の劇的な前進、ボブルイスク、モギレフ、オルシャなどの要塞への攻撃、コヴェル攻略の最後の戦いなど、主要な戦闘のシナリオが収録されています。さらに、「オストフロント」シリーズの第二弾で『OCSサードウインター』と連結できるようになっています。
『SCS ロストフ '41』は、1941年秋のロストフ攻防戦をテーマにした作戦級ウォーゲームで、スタンダード・コンバット・シリーズ(SCS)の1作です。こちらのウォーゲームは、2022年9月にこのブログで紹介しています。
『OCSフォゴットンバトルズ』はサンセットゲームズのプロジェクト100のページで予約受付中です!
昨日のミドルアースのゲーム会では年末恒例の大バザー大会が催されました。
今回もたくさんのゲームと本などが集まりまして、取引されたゲームはミドルアース内で遊ばれるのでメンバーの積みゲー解消やプレイ促進になっています。
今年の目玉は『GOSSヴァハタム・ライン』と『GOSSラッキー・フォワード』が定価の半額以下の8,000円です!
タクテクスは500円とか。毎年のことですが値段がバグっています。
古角コーナーでは、古い海外ウォーゲーム雑誌が1冊200円!
無料コーナーもあるんです!
今日の戦利品。買ったもの、もらったもの、交換したものなどです。#ウォーゲーム pic.twitter.com/480593A2bY
— DSSSM (@DSSSM00) December 22, 2024
ミドルアースの大バザー大会は、ミドルアースのメンバー、OB、たまに来てくれる人、これからミドルアースでウォーゲームを始めたいと思っている人が対象です(会場の利用規約により一般の皆さまはご参加できません)。ですので、ミドルアースのゲーム会にこれからどんどん参加してほしいと思っています。
取引されたゲームはミドルアース内で遊ばれるので、メンバーの積みゲー解消やプレイ促進になってます。
ご参加された皆さま、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
この日プレイされたゲームは、『戦国大名』、『アンボンの戦い』、『戦略級銀英伝』、『ノースアフリカ'41』、『ヨーロッパ・イン・ターモイル』、『バトル・フォー・ジ・アルデンヌ』、『GCACWサンダー・オン・ザ・ミシシッピ』、『OCSクリミア』、『太平洋の地獄:ペリリュー』でした。RPG部は『AD&D+Hack Master』の1卓でした。ご参加ありがとうございました。
『戦国大名』は左から、ライスシャワーさん、初参加の上杉さん、賊軍さん、ひさしぶりの長谷川さんの4人対戦でした。
フランスから帰ってきたケンケンさん(左)とnyaoさん(右)は『アンボンの戦い』を対戦していました。
今日は、ミドルアース大阪で、アンボンの戦いをプレーしました。
— nyao(曲がりシッポ) (@magarishippo) December 22, 2024
ケンケンさん、対戦ありがとうございました。
また、久しぶりの参加を暖かく迎えてくださった皆様、ありがとうございます。
今日は、年末恒例のバザーの日だったのですが、収納貧乏の私は我慢でした。
あと、某ゲーム完成が楽しみです pic.twitter.com/aIiBcFzYiX
アカセさん(左)とエヌ川さん(右)は『戦略級銀英伝』を対戦していました。
午後からは銀英伝っぽいゲームが始まりました。
ミドルアースのゲーム会で突如ピリオドゲームズ(@PeriodGames)のアカセ博士がデザイン中のゲーム「自由惑星同盟軍の夜」が始まりました!銀英伝の世界っぽい国防軍の夜シリーズです#ウォーゲーム #ボードゲーム pic.twitter.com/6FB8GvlwyV
— こかど@サンセットゲームズ (@hkokado) December 22, 2024
本日ミドルアース大阪さま、二次創作銀英伝ハイライト。
— アカセ・リョウ@ピリオド・ゲームズのヒト (@akase_ryo_pg) December 22, 2024
・ファーレンハイト、ビュコック&ウランフに襲われ星になる。
・グリーンヒル大将、憂国騎士団の襲撃。
・ホーランド艦隊、ロボス元帥に捨て駒にされるも抗命してトールハンマーの射線侵入を回避するもメルカッツ提督に襲われ旗艦被弾沈没。 pic.twitter.com/KFzRgbesX1
FRTさん(左)と聯合艦隊さん(右)は『ノースアフリカ'41』を対戦していました。1941年3月のロンメルの最初の攻撃から1941年12月までの北アフリカ戦役を再現すルウォーゲームで、ユニット規模は大隊から旅団、1ゲームターン半月(ゲームターンはさらに4~5日を表す3つのインパルスに分かれていますょ。Rhino Game社の『The Legend Begins 』の新バージョンです。
BOWさん(左)とWhiskySugarさんは『ヨーロッパ・イン・ターモイル』を対戦していました。第一次世界大戦前夜の政治闘争ウォーゲームです。当時のヨーロッパは、オーストリア=ハンガリー、フランス、ドイツ、ロシアの4つが超大国でした。
本日のミドルアースの例会では、ヴィクトリア女王の時代から第一次世界大戦までを期間を扱ったEurope in Turmoilをプレイ。基本的なゲームエンジンはトワイライトストラグル。ちょっと慣れが必要ですが、当時のフレーバーいっぱいのCDGでした。#EuropeinTurmoil #ウォーゲーム #ミドルアース大阪 pic.twitter.com/AvMtQKLYuW
— Game_WhiskySugar (@TaifaGame) December 22, 2024
ひでさん(左)とSUNPOさん(右)は『バトル・フォー・ジ・アルデンヌ』の「セル」を遊んでいました。『バトル・フォー・ジ・アルデンヌ』 は、ハーフマップサイズの『サン・ヴィット』、『クレルヴォー』、『セル』、『セダン1940』の4つのゲームが入っているウォーゲームです。
イチローさんとわむさんは『GCACWサンダー・オン・ザ・ミシシッピ』を対戦していました。
いや~面白かった。
— イチロー (@zvl00680) December 22, 2024
長め(5ターン)のターン数で攻め手に複数の選択肢が有り、兵力的にも大差がなく、そして機動戦。
ある意味凄くGCACWらしいシナリオです。
最後の最後グラントが総突撃に失敗しなければ勝ってたかもなんですが……😭#GCACW#Thunder_on_the_Mississippi https://t.co/XtysrMehF1 pic.twitter.com/A5RlE9aCjg
ミドルアースにて Thunder on the Mississippi のシナリオ4で南軍を担当。両軍3個軍団+α しか登場しませんが考え所の多い良シナリオです。南軍は引き籠っているだけでは勝てないのでどのタイミングでどれだけの戦力を救援に差し向けるのかの決断が楽しかったですよ🥰 pic.twitter.com/QCE7WDUKcK
— わむ (@wamu2yk) December 22, 2024
松浦さん(写真)とKMTさんが対戦していた『OCSクリミア』。お互いに座っている位置から写真を撮っているので、見え方が興味深いです。
今日のOCS Crimea プレイはKimatakaさんのダイス目がすごく悪かったですが、私は初めてこのシナリオでソ連軍をプレイし、ソ連軍も面白いなと思いました(^^)#ウォーゲーム pic.twitter.com/xoejjnb9Pm
— DSSSM (@DSSSM00) December 22, 2024
大阪ミドルにお邪魔して、DSSSMさんにOCS/CRIMEAを対戦中
— kimataka (@kimataka1) December 22, 2024
シナリオ2を対戦中 pic.twitter.com/bfXB3LwwlS
Toonさんは今日も『太平洋の地獄:ペリリュー』を1人で遊んでいました。1人用ウォーゲームです。
皆さま、おつかれさまでした!
次回のミドルアースのゲーム会は、1月12日(日)~13日(月)に地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」駅すぐのクレオ大阪中央で2日連続開催です!
私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。
▼ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/
ミドルアースのメンバーの皆さま、互いに協力しあって、みんなで楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!
YOU TUBE チャンネル
ミドルアースってどんなところ?
そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!
YOU TUBE チャンネル
初めてのバルジ大作戦
※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。
明日のミドルアースのゲーム会は地下鉄「四天王寺前夕陽丘」駅近くのクレオ大阪中央で開催です。今年の予定も数ヶ月先まで確定していっていますので、ミドルアース大阪本部のブログをご覧ください。
最近の活動の模様はこちらです。
【12月8日】ミドルアースのゲーム会レポート
【6月14日~16日】
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿はじまりました!
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿の2日目
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿の3日目
次の対戦まとめました。対戦予定などは「ウォーゲームの部屋」掲示板でメンバーがやりとりしています(ミドルアースは会場に来て一人プレイも推奨してます)。
◆聯合艦隊さんとFRTさん 『ノースアフリカ'41』
◆BOWさんとWhiskySugarさん 『ヨーロッパ・イン・ターモイル』
◆ライスシャワーさん、よっしーさん、みくらすさん、賊軍さん、長谷川さん、上杉さん(初参加) 『戦国大名』
◆イチローさんとわむさん ゲーム未定
◆SUNPOさんとひでさん 『バトル・フォー・ジ・アルデンヌ』
◆Toonさん 『太平洋の地獄:ペリリュー』1人プレイ
◆nyaoさんとケンケンさん 『アンボンの戦い』
◆エヌ川さんとアカセさん 銀英伝系の同人ゲーム
◆松浦さんとKMTさん 『OCSクリミア』
私とおの部長はフリーで参加します。
私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。
▼ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/
ミドルアースのメンバーの皆さま、協力し合ってみんなが楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!
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ミドルアースってどんなところ?
そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!
YOU TUBE チャンネル
初めてのバルジ大作戦
※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。
21世紀のヨーロッパシリーズといわれる、TSWW(The Second World War)シリーズの一作『バルカンフューリー2』と『マダガスカル』が届きました。かつてホビージャパン社から日本語版が発売されていた、GDW社のヨーロッパシリーズにとって代わる新シリーズです。
写真のスツーカボックスエディションは世界で250個しかない限定モデル。
『バルカンフューリー2』の舞台は、その名の通りバルカン半島とクレタ島。イギリス、ドイツ、イタリア、ギリシャ、ユーゴスラビアなどの軍隊が登場し、有名なドイツ軍によるクレタ島空挺降下作戦も再現できるようになっています。プレイヤー人数2~4人、プレイ時間は1~24時間、16歳以上。
『マダガスカル』の舞台は、やっぱりマダガスカル島。親独政権のフランス・ヴィシー政権を倒すために、イギリス軍がマダガスカル島に侵攻した「アイアンクラッド作戦」話です。マダガスカル島の戦いでは、ドイツ軍による増援要請を受けて、日本海軍の潜水艦伊10、伊16、伊20がマダガスカル沖に派遣され、イギリス軍の油槽船ブリティッシュ・ロイヤルティを撃沈しています。
市川丈夫さんのブログ「Wargaming Esoterica」で、『TSWWバルカンフューリー』のすばらしいレビューが公開されています。そして、日本語ルールも入手できるらしいですよ。
12月22日(日)のミドルアースのゲーム会では、年末恒例の大バザー大会を開催します!
昨年のレポートは、ミドルアースのゲーム会で年末恒例の大バザー大会でした! をご覧ください。
毎回、たくさんのゲームや本などが集まりまして、取引されたゲームはミドルアース内で遊ばれるので、メンバーの積みゲー解消やプレイ促進になっています。
コマンドマガジンは300円、モダンウォーは500円とか。毎年のことですが、値段がバグっています。
出品するゲームや雑誌には、出品者の名前と値段を書くだけでOK。質問がある人は出品者に直接尋ねます。欲しい人はシールの空いたところに自分の名前を書いて、2人以上いる時はウォーゲーマーらしくサイコロ勝負です。オークションではないので値段が上がることはありません。
ミドルアースの大バザー大会は、ミドルアースのメンバー、OB、たまに来てくれる人、これからミドルアースでウォーゲームを始めたいと思っている人が対象です(会場の利用規約により一般の皆さまはご参加できません)。ですので、ミドルアースのゲーム会にこれからどんどん参加してほしいと思っています。
今年もよろしくお願いします!
「今の日本にウォーゲーマーは何人いるのか?」
Xでは、定期的に出てくるネタで、1,000人くらいとか3,000人くらいとか言われることが多いようです。
先日、従来の大容量カウンタートレイが売り切れて、新型マークⅣを投入したわけですが、前モデルがちょうど4年で10,000個完売しました。
ということは、大容量カウンタートレイは平均で毎月200個以上売れている計算になります。
この数字はウォーゲームも比例して売れていることを意味します。
今の日本のウォーゲーマーは、必ずしもユニットの収納にカウンタートレイを使っている人の割合はそんなに多くありません。私の周りでも100均の薬ケースやジップロックで収納する人のほうが圧倒的に多いです。
1,000人や2,000人のウォーゲーマーの実需だけで、大容量カウンタートレイが4年で10,000個完売すると考えるのは相当難しいように思います。
もしかすると今の日本には、ウォーゲーマーは実は数万人いるのかもしれません。
1944年の今日はバルジ大作戦が始まった日です。
皆さん、バルジ大作戦のゲームってドイツがなかなか勝てない気がしませんか。エポックの『バルジ大作戦』は連合軍の勝率が8割以上ですし、『ウェイブ・オブ・テラー』だってバストーニュを占領するのは至難の業。『SSバルジ』もドイツ軍は勝てないし、『アルデンヌ'44』もやっぱりって感じです。『バトル・フォー・ジ・アルデンヌ』くらいでしょうか、ドイツ軍に夢があるのは。とはいえ、多くのバルジゲームは意図的にゲームバランスを連合軍有利に設定しているように見受けられるので、これはこれで良しです。やっぱり、大戦末期のバルジ大作戦は「ドイツの夢を散らす」ことに美しさがあるように思いますから。それでも、ヒトラーが「最後の賭け」に勝ったら、という妄想にふけるのもウォーゲーマーの楽しみ方のひとつです。
例えば…
ドイツ装甲師団が大突破してアントワープを占領し、イギリス軍を包囲して第二のダンケルクを作って連合軍と講和しちゃおう!という夢見るウォーゲーム。ドイツ軍は定員が充足した練度が高く士気旺盛な部隊が並び、燃料も弾薬も豊富に備蓄され、作戦期間中はずっと悪天候が続いて連合軍の航空機が飛べなければ!
こんな夢を再現できるウォーゲームはやっばりたのしいホビーです。
ミハエル・ヴィットマンは指揮官コマが欲しい!
そして、今あるウォーゲームの中で一番手に入りやすくて、一番遊びやすいのが、通称『エポックバルジ』です。
このゲームの歩兵ユニットは1ターンに1回しか移動と攻撃できませんが、戦車ユニットは2回移動と攻撃できます。歩兵の攻撃で戦線に穴を作り、そこから戦車部隊が大突破できるようになっていて、ダイナミックな機動戦になるのです!私も大好きなウォーゲームです!
ルールブックの他に、『バルジの神話』 というコンプリートガイド(32P)が付いているので、戦史の角度からもウォーゲームをとらえることができます!
『バルジ大作戦』に興味を持った方はサンセットゲームズのBASEショップをご覧ください!
ただいまクリスマスセールで20%OFFの4,840円になっています!
DSSSM松浦さんが自身のブログ「ウォーゲームで歴史に思いを馳せる」で、LINEグループ「ウォゲマッチ」を紹介しています。
新しく知り合ったウォーゲーマーの方々と「こんなゲームもプレイしたい、あんなゲームも……」という情報がやりとりできたらと思って作ったLINEグループです。
今のところ、私を含めて25名います。
従来の大容量カウンタートレイが売り切れてしまったので、今日から新型のマークⅣが新発売です!
新型はマスにサンセットのロゴが入っています。
ウォーゲームやボードゲームの駒の収納にとても便利です。ウォーゲームの通常サイズのユニットが最大1,800個収納できます!
仕分けがすごく楽チンになります。
袋入りゲームにもぴったり入って超便利です。
新型のマークⅣは、さらに頑丈になって、フタがきちんと閉まるようになりました。
サンセットゲームズのBASEショップでお買い求めになれます。
2025年1月18日(土)~19日(日)の2日間、大阪南港のインデックス大阪1号館で開催される、ボードゲーム・ビジネス・エキスポ・ジャパンのブースカットを作ってみました。
今回はウォーゲーム推しです。
この前のミドルアースのゲーム会で、Toonさんがウォーゲームのコマ切りの儀式やっていました。
カッターを使って、シートからコマを切り離していきます。
そして、1個ずつ角落とし。
終わったらカウンタートレイに収納。
コマが何百個もあるので、この大切な儀式は1日がかりです。
Xにポストしたら…
Which are those scissors and where can I buy them?
— Sherlocky (@Sherlocky_Luke) December 8, 2024
I have had several Oregon clippers and the end broking really easily.
スペイン人からコメントが付きました。
Oregon clipperとは、これのことを言っています。
「このハサミなに?どこで買えるの?オレゴンクリッパー何台か持っているけど、どれも簡単に先が折れてしまうんだ。」
そりゃ、そうですよね。
このゲームの駒は396個あるので1,584回、角を落とす必要があります。
すると、パキスタンに住んでいる人から「Amazonで買えるよ」とコメントが!
なんとも、ワールドワイドな話に発展したのでした。どの国のウォーゲーマーもやはりコマの角は落とすのか。
昨日のミドルアースのゲーム会で、新発売の『第五次辺境戦争』がプレイデビュー!FRTさん(左)とBOWさん(右)が対戦していました。
ミドルアースのゲーム会では、3つの『第五次辺境戦争』が勢揃いしました。
ゲーム盤のサイドにある世界ボックスが、1981年製GDW版はアルファベット順、1986年製ホビージャパン版は五十音順、最新のコマンド版はヘクス番号順に並んでるのが大変興味深い。ヘクス番号順が一番遊びやすくなっています。
ウォーゲームはウォーゲーマーの人生に寄り添うホビーなので、人が変わっていくようにゲームも版を重ねて深化していくのです。
この日プレイされたゲームは、『ドイツ装甲軍団1』(マーケットガーデン作戦)、『第五次辺境戦争』、『一年戦争』(機動戦士ガンダムの同人ウォーゲーム)、『主計将校:東部戦線』、『イン・ザ・トレンチ:ダフボーイズ』、『太平洋の地獄:ペリリュー』、『Fire in the Lake: Sovereign of Discord』、『ナポレオン・アット・ベイ』でした。RPG部は『AD&D+Hack Master』の1卓でした。ご参加ありがとうございました。
おの部長(左)と聯合艦隊さん(右)は、『ドイツ装甲軍団1』のマーケットガーデン作戦を対戦していました。2時間で終わる入門用ウォーゲームです。
FRTさん(左)とBOWさん(右)は新発売の『第五次辺境戦争』を対戦していました。FRTさんの研究によりますと、この戦争をうまく戦うためには、どこが重要に星なのか? マップの地政学を勉強する必要があるそうです。
エヌ川さん(左)と賊軍さん(中央)とライスシャワーさん(右)の3人で『一年戦争』(機動戦士ガンダムの同人ウォーゲーム)を遊んでいました。賊軍がルールを教えてほしいということで、一年戦争デビューを果たしました!
よっしーさん(左)とみくらすさん(右)は『主計将校:東部戦線』を対戦しています。
ひでさん(左)とやっちゃんさん(右)は、10月のゲーム会に続いて『イン・ザ・トレンチ:ダフボーイズ』を再戦していました。第一次世界大戦の戦術級ウォーゲームで、両軍プレイヤーは中隊を率いて戦います。
Toonさんは『太平洋の地獄:ペリリュー』を遊んでいました。第1海兵師団を率いて日本軍が守るペリリュー島攻略を目指す1人用ウォーゲームです。
WhiskeySugerさんも『Fire in the Lake: Sovereign of Discord』を1人プレイしていました。このゲームの日本語訳を作ったそうなので、その確認を行っていました。
T-ZANさんも、今日は『ナポレオン・アット・ベイ』を1人プレイしています。
皆さま、おつかれさまでした!
次回のミドルアースのゲーム会は、12月22日(日)に地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」駅すぐのクレオ大阪中央で開催です!
年末恒例の大バザー大会あります!
私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。
▼ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/
ミドルアースのメンバーの皆さま、互いに協力しあって、みんなで楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!
YOU TUBE チャンネル
ミドルアースってどんなところ?
そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!
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初めてのバルジ大作戦
※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。
明日のミドルアースのゲーム会は大阪市立天王寺区民センターで開催です。今年の予定も数ヶ月先まで確定していっていますので、ミドルアース大阪本部のブログをご覧ください。
最近の活動の模様はこちらです。
【11月23~24日】ミドルアースのゲーム会レポート(2日目)
【6月14日~16日】
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿はじまりました!
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿の2日目
【第4回】ウォーゲーム椿温泉合宿の3日目
次の対戦まとめました。対戦予定などは「ウォーゲームの部屋」掲示板でメンバーがやりとりしています(ミドルアースは会場に来て一人プレイも推奨してます)。
◆聯合艦隊さんとおの部長 『ドイツ装甲軍団1』(マーケットガーデン作戦)
◆BOWさんとFRTさん 『第五次辺境戦争』
◆みくらすさんとエヌ川さん 『一年戦争』(機動戦士ガンダムの同人ウォーゲーム)
◆よっしーさん 『三国志演義』
◆やっちゃんさんとひでさん 『イン・ザ・トレンチ: ダフボーイズ』
◆Toonさん 『太平洋の地獄:ペリリュー』1人プレイ
◆WhiskySugarさん 『Fire in the Lake: Sovereign of Discord』1人プレイ
私はフリーで参加します。
私たちは一緒に歴史ボードゲームやウォーゲームを楽しんでもらえる方々を募集しています。うまい人よりも楽しい人募集中。最近、数名の新人さんがやってきています。興味のある方、どしどしお問い合わせください。
ウォーゲームの部屋(掲示板)で対戦希望や対戦予定のマッチングを行っていますので、どなたでもご覧下さい。
▼ゲームクラブ「ミドルアース」公式サイト
http://sunsetgames.cocolog-nifty.com/middleearth/
ミドルアースのメンバーの皆さま、協力し合ってみんなが楽しいゲームライフを送れるようにがんばりましょう!
YOU TUBE チャンネル
ミドルアースってどんなところ?
そして、バルジ初体験の人たちと私。
いつもおもしろいミドルアースのゲーム会の様子をご覧ください!
YOU TUBE チャンネル
初めてのバルジ大作戦
※サンセットゲームズはミドルアースの活動を応援しています。
駿河屋本店駿河屋ビル4Fです!
— 駿河屋本店駿河屋ビルトレカ売場 (@surugayasiztrbg) November 29, 2024
ウォーゲームコーナーを作り展開中です!
是非お買い求めくださいませ🚢#駿河屋 #駿河屋本店 #駿河屋ビル #ボドゲ #ボードゲーム #ウォーゲーム pic.twitter.com/Kelf7UecNv
ゲームマーケット2024年秋のウォーゲームの特設展示がすごい人気だったし、もしかするとウォーゲームブームの再来が近づいている予感。
SNSでウォーゲームネタが増加→ショップがウォーゲームの店頭販売を始める→どこかのメーカーがウォーゲームを作る
こんな流れでブームが起きます。
独ソ戦は史実ではソ連が勝ちましたけど、ソ連必勝のウォーゲームはダメだ!と言う人たちが出てきて、ドイツが勝ちやすいと史実通りじゃないからダメだ!と言う人が出てきます。さて、どちらが正しいのでしょうか?どちらも正しいのでしょうか?
ウォーゲームには、歴史が背景にあること、ゲームスタート時の両軍の戦力が非対称であること、ゲームの手順が非対称であること。この3つが大きな特徴で、どれもドイツボドゲのメカニズムにはないものです。ゲームバランスがイーブンじゃないウォーゲームもたくさんあります。それどころか、意図的にゲームバランスを一方の側に有利に操作したものまであります。これまで発売された数々のウォーゲームを見ていくと、ゲームバランスがイーブンでないとダメというのは、ウォーゲームに限って言えば当てはまらないのかもしれません。
ウォーゲームが評価される指標はプレイヤーの感想だと私は考えています。簡単に言うと、遊んだ人のプレイ感。このゲームすごくおもしろかった!とか、もう一回プレイしてみよう!という気持ちです。ウォーゲームだけを見て評価するのではなく、ウォーゲームと二人のプレイヤーをセットにした上で、プレイヤーに視点を置いた形で評価するのです。
『バルジ大作戦』(通称エポックバルジ)のドイツ軍はドドーンと大突破して爽快感バツグンですが、手練れの連合軍プレイヤー相手にはほぼ勝てないようになっています。これは意図的にゲームバランスを連合軍有利に傾けて、連合軍の価値を高めているからです。その結果、何度も繰り返して遊ばれる名作になりました。
独ソ戦のようなメジャーテーマだと、テーマが同じでもゲームデザイナーの切り口(再現手法)がそれぞれ違っていて、そのゲームデザイナーの夢や想いが盤上に映し出されます。あるゲームはモスクワが陥落する可能性があったり、別のゲームはモスクワは絶対に陥ちなかったり。ドイツ軍がモスクワを占領したらゲーム終了のゲームもありますし、降伏せずにソ連政府がウラル奥地に逃げて徹底抗戦するゲームもあります。このようなことから、ウォーゲームはしばしば小説や映画にたとえられることがあります。
良いウォーゲームには、両軍どちらにもカドが立たないように異なる価値を与えて、どちらの陣営でも楽しめる工夫が施されています。その結果が史実と異なり、歴史のifが起こったとしても、楽しく遊び続けられるのであれば、勝敗バランスを傾けるというウォーゲームデザインのテクニックはどんどん使っていくべきだと私は思っています。
ウォーゲームって難しそう。いや本当に難しい。でも、いまだたくさんの人に遊ばれてますし、新しく遊び始める人もいます。ウォーゲームと言っても全部難しいわけじゃなくて、やっぱりピンキリなんです。上を見れば『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』という伝説のウォーゲームは公称プレイタイム1,000時間と言われてますし、A4サイズのゲーム盤に駒10個くらいで30分で終わるウォーゲームもたくさんあります。
私が思う入門用ウォーゲームの難易度ってボドゲの重ゲーくらいの感覚。『サイズ』とか『テラフォーミングマーズ』とか『アグリコラ』できる人はウォーゲームを普通に遊べるでしょう。『トワイライト・ストラグル』を遊べる人はもう中級者と言っても過言ではありません。
これら重ゲーを好む人とは複雑に絡んだギミックを理解して、そこに魅力を感じる思考回路を持っているでしょうから実は非常にウォーゲーム向きです(戦史に興味があれば、なおさらベター)。
サンセットゲームズでは最近発売するゲームには難易度を表記するようにしました。
難易度は5段階(1簡単→5激ムズ)で、
入門用 ★
初級用 ★★
中級用 ★★★
上級用 ★★★★
超上級用 ★★★★★
に分けています。
おおまかに日本語ルールのページ数が基本値でシステムの特殊性が修正値となって私が決めていて、今の時代ならルールブック20ページまでは入門用と考えています。つまり『ドイツ戦車軍団』や『独ソ電撃戦』、『バルバロッサの黄昏』などのスタンダード・コンバット・シリーズ(SCS)といったフルマップ1枚ゲームや『コンバット・インファントリー』などの積み木ウォーゲームは★(入門用)となります。
『コンバット・インファントリー』等の積み木ウォーゲームは、ゲーム盤は小さめで駒数が少なく、プレイ時間も2~3時間なので★(入門用) です。
『太平洋艦隊』はマップ1枚のウォーゲームですが、戦略級の陸海空三位一体のルールが複雑なので、難易度★★★★(上級)です。
ボードゲーム世界でも、かつて入門用だった『カタンの開拓』や『カルカソンヌ』が今は中量級と言われています。今はスマホでいつでも必要な情報を引き出せる時代です。昔と同じ物差しで考えるのはナンセンスでしょう。いろいろなことを考えて基準は変えていかないといけないと思っています。
世界最高の難易度を持つウォーゲーム『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』。プレイヤー人数8~10名、プレイ時間1,000時間。第二次世界大戦中の北アフリカ戦線で「砂漠のきつね」と恐れられたロンメル将軍の活躍を描いています。写真はロンメル将軍です。
『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』 はアメリカの人気ドラマ「ビッグバンセオリー」でもプレイ不可能なボードゲームとしていじられてます。
反対に、最も簡単なウォーゲームの一つ、『ドイツ戦車軍団』の「エルアラメイン」はハーフサイズのマップでプレイヤー人数2人(1人プレイ可)、プレイ時間30分。私個人の体感では『サイズ』より簡単です。
『ドイツ戦車軍団』をもっと知りたい方はサンセットゲームズのBASEショップをご覧ください。写真19枚あります。
サンセットゲームズのBASEショップでは、各ゲームの解説に難易度が表示されています。
ここ数年の間、ボードゲームとウォーゲームの融合が進んで、ボードゲームにウォーゲームのメカニズムや歴史エッセンスが少しずつ採り入れられているように思います。Xを見ていても、数年前は「ウォーゲーム」と検索しても、デジモンの『ぼくらのウォーゲーム!』ネタしか出てこなかったのですが、最近はボドゲーマーの皆さんからの「私たちの」ウォーゲームネタが見つけられるようになりました。
ウォーゲーム情報探してる人が見つけやすいようにウォーゲームのつぶやきには #ウォーゲーム のハッシュタグを推奨。ウォーゲームだけだと「ぼくらのウォーゲーム」ネタの方が多いし #シミュレーションゲーム だとうまく見つけられない。#ウォーゲーム で検索すると驚くほどウォーゲームのつぶやき pic.twitter.com/W3T0vgFk2K
— こかど@サンセットゲームズ (@hkokado) March 13, 2024
◆歴史ボードゲームはその名の通り、歴史がテーマです。戦争じゃなくても歴史であれば歴史ボードゲーム。でも、『アグリコラ』みたいに中世の農民をモチーフにしたゲームは普通のボードゲームと考えましょう。例を挙げるとすれば、『トワイライト・ストラグル』を筆頭に『戦国大名』、『シドマイヤーズ・シヴィライゼーション』、『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』、『パックス・ブリタニカ』、『トライアンフ&トラジェディ』、『パックス・パミール』等でしょうか。
歴史ボードゲームは「歴史の背景を持ってはいるものの、史実の忠実性は問われない」ところが大きな特徴です。つまり、ゲームを遊んだ中でパラレルワールドが生まれても批判の対象にはならないのです。たとえば、『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』でローマ帝国がガリア地方やブリタニアに向かわず、中東に攻め進んでも誰も批判しません。歴史ボードゲームの歴史とは、あくまでもエッセンスや素材と考えれば良いかもしれません。
クラシックボードゲームの傑作『アドバンスド・シビライゼーション』。文明の発展を競います。『メガシビライゼーション』は、このゲームを発展拡大したものです。
『トワイライト・ストラグル』は、かつてボードゲームギークでランキング1位をキープしていた歴史ボードゲームです。戦後から50年くらい前まであった米ソ冷戦の政治闘争をテーマにした歴史ボードゲームです。
アラフィフのゲーマーに知らない人はいないとまで言われる『戦国大名』。1980年代の第一次ウォーゲームブームで一世風靡しました。2003年にサンセットゲームズがリメイク版を発売してからずっと売れ続けている傑作歴史ボードゲームです。
こんなパラレルワールドが起こるのは、歴史ボードゲームならではです。
◆ウォーゲームは歴史ボードゲームの一種です。私が考えるところ、ゲーム盤がヘクス(六角形マス)で区切られている歴史ボードゲームはすべてウォーゲームです。ゲーム盤がエリアやマスで繋げられているポイント・トゥ・ポイント・システムでも、以下の条件に当てはまればウォーゲームです。
ウォーゲームは戦いをテーマにしています。戦争の一部を切り取った個々の作戦・戦闘(スターリングラード戦とかノルマンディー上陸作戦など)をテーマにしていることが多いですが、戦争全体(第二次世界大戦とかナポレオン戦争など)を再現しているものもたくさんあります。
ウォーゲームは歴史ボードゲームと異なり、「史実の忠実性」が大きく問われます。また、ゲームバランスが平等ではないこと、ゲーム開始時の両軍プレイヤーの戦力が非対称でアンバランス(一方が圧倒的に強いなど)なことが大きな特徴です。これはどちらも「雰囲気作り」を考えた上でゲームデザイナーが意図的に偏重させていることがほとんどです。なぜなら、ウォーゲームは勝敗よりもプレイングを通して雰囲気を味わったり、史実を学ぶことに重点が置かれているからです。実際、入門用として有名なウォーゲームである『ドイツ戦車軍団』に入っている3つのウォーゲームのうち、「エルアラメイン」と「ダンケルク」はどちらも連合軍がほぼ必勝ですが、それでも名作ウォーゲームと言われています。
ノルマンディー上陸作戦をシミュレートしたウォーゲーム『史上最大の作戦』です。故鈴木銀一郎先生の代表作です。
以上が私、古角博昭が考える歴史ボドゲとウォーゲームの違いでした。これは異なる意見を否定するものではありません。議論が深まり、歴史ボードゲームに興味を持つ人が増えることを望みます。
私、古角博昭は、歴史ボードゲーム研究家です。
歴史ボードゲーム(ウォーゲーム)の制作や協力、執筆、イベント出演、講演などが主な仕事です。
14歳から歴史ボードゲームを遊び始めてもう40年、歴史ボードゲームクラブ「ミドルアース」の代表になってから35年、サンセットゲームズは2000年創業なので今年で25年目です。2019年からはウォーゲームやサイコロなどを手軽にお買い物していただけるBASEショップも開設しました。
私は、高校生の時に「ゲームでメシを食っていこう。30歳でゲーム会社を作ろう」と思い立ち、20代でゲーム雑誌のライターやゲームデザインのお手伝いをした後、29歳でサンセットゲームズを立ち上げました。ちょうど2000年の話です。今は、国産ウォーゲームやTRPGなどの制作・販売の他、アメリカのMMP(マルチマン・パブリッシング)社やカナダのコロンビアゲームズ社の輸入代理店をしています。
『歴史群像』の付録ゲーム「モスクワ攻防戦」(2018年)や「第二段作戦」(2019年)、「ノルマンディーの戦い」(2000年)等の制作や海外メーカーのウォーゲーム制作に協力していて、今年はアメリカのマルチマン・パブリッシング社からいつも一緒にウォーゲームを遊んでいるDSSSM松浦さんがデザインした『OCSルソン』が2024年5月に発売されました。
『OCSルソン』は、1941年12月の日本軍のフィリピン侵攻がテーマの作戦級ウォーゲームです。オペレーション・コンバット・シリーズ(OCS)の一作で『Operational Matters Volume 2 w/Luzon』という雑誌の付録ゲームになります。現在、サンセットゲームズ公式ウェブサイトで好評販売中です!
これはゲームクラブ「ミドルアース」で遊んでいる時の写真です。毎月大阪でウォーゲームを遊んでいます。
これはミドルアースで毎年開催しているウォーゲーム椿温泉合宿の時の写真です。『SPI第二次欧州大戦』を10名で遊びました!
中学生の時からずっとアバロンヒルやSPI、ホビージャパン、エポック、ツクダ等のウォーゲームを遊び続けています!ウォーゲーム出戻り組のアラフィフの皆さん、あの栄光の時代を一緒に思い出しませんか!大阪市内で活動しているミドルアースのゲーム会で、いつもみんなとウォーゲームを遊んでいます。新しい人もお待ちしてます!
昔懐かしいウォーゲームのカタログをまとめました。1980年代半ばの第一次ウォーゲームブームの時のものです。ホビージャパン、ツクダ、エポック、SPI、アバロンヒル、ビクトリーゲームズなど、あの頃はいろいろなウォーゲームが買えました。
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