『バトル・フォー・クルスク』をインストしました
昨日のミドルアースのゲーム会に、飛び込みでコマンドマガジンの付録ウォーゲーム『バトル・フォー・クルスク』を教えて欲しいという方がやってきました。聞くところ、ウォーゲーム未経験でコマンドマガジンを何冊か買ってセットアップまでするものの、ルールがどうしてもわからない、とのことでした。しかし、私が30分ほどインストすると、その方はユニットを移動させて戦闘できるようになりました。その後はルールをうまく使った攻め方のコツや後半のドイツ軍の守り方なんかも説明しました。
『バトル・フォー・クルスク』は態勢トラックのルールがわかりづらいですね。しかし、これこそがこのウォーゲームの醍醐味なので、がんばって覚えましょう。
このゲームのプレイヤーターンの手順は、補充フェイズ→戦車移動と歩兵の鉄道移動フェイズ→戦闘フェイズ→全ユニットの移動フェイズです。戦車ユニットと鉄道ヘクスにいるユニットは2回移動できるチャンスがあります。
この上記4つのフェィズのうち、「態勢」によってフェイズが省略されます。
「休息」は補充フェイズしか行いません。余分に補充を受け取れます。
「再配置」は補充フェイズと移動フェイズだけ行います。戦車ユニットの移動と歩兵の鉄道移動フェイズと戦闘フェイズは飛ばします。
「展開」は戦闘フェイズだけ飛ばして、補充フェイズと戦車ユニットの移動と歩兵の鉄道移動フェイズと全ユニットの移動フェイズを行います。
「交戦」は全てのフェイズを行います。
また、「態勢」は1マスずつしか動かせないので、休息から交戦まで持って行くのに3ターンかかります。
あとはルールブックを読んでみて気になったところを列記します。
◆ゲーム開始時のソ連軍の態勢は「再配置」なので最初のAターンとBターンは確実に攻撃できません。ドイツ軍は攻撃し放題です。
◆防御側ユニットの退却は2ヘクス強制なので、退却先が全て自軍ユニットで埋まっていたら除去されます(たとえばセットアップ時のクルスクの突出部)。
◆「交戦」の戦車ユニットは1ターンの間に移動して戦闘した後にまた同じ場所に戻ってくることができます。
◆勝利条件のVPに関する説明はマップにあります(ルールブックには書いていないです)。
◆EXの戦闘結果対策として、防御側ユニットと同じ戦闘力のユニットを攻撃に参加させます。
◆包囲戦闘でDRLを出せば、防御側ユニットは確実に除去できます。
◆戦闘比1列左コラムシフトとDR・DRLをEXに変えられる陣地は最強です。
いろいろと書きましたが、『バトル・フォー・クルスク』をぜひ遊んでくださいませ!
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