ノルマンディー上陸作戦
昨日は太平洋戦争のターニングポイント、ミッドウェー海戦を紹介しましたが、1944年の今日6月6日はノルマンディー上陸作戦の日です。ダンケルクで命からがら逃げたイギリス軍と強力助っ人のアメリカ軍が手を合わせて、「反撃や!フランス奪還!」とフランスのノルマンディー海岸に上陸した話です。
連合軍はいろいろ準備しましたが、上陸は大変なことになりまして、特にオマハビーチの激戦は海が赤く染まったことから後に「地のオマハ」と呼ばれます。映画『プライベートライアン』の冒頭の戦闘シーンがオマハビーチの話です。
映画『プライベートライアン』の血のオマハ
https://www.youtube.com/watch?v=KASmHxnZyoA&feature=emb_logo
やっぱり超有名テーマなので、サンセットゲームズにもノルマンディー上陸作戦のウォーゲームたくさんあります。
『史上最大の作戦』(エポック社の再販)
見た通り、まるごとノルマンディー。時間かかるゲームですが、日本語版なのでルールサポートも充実してます。私は2日くらいかけて、たまに一人プレイしています。
ゲームは第2ターン。緑色がアメリカ軍、黄色がイギリス軍、黒/グレー色がドイツ軍です。
第一陣の上陸が終わったところ。これから果てしない戦いが始まります。
カーンの町の争奪戦。ドイツSS装甲師団は強力でイギリス軍を海に追い落とそうとします。イギリス軍は陣地を掘って上陸地点を守り抜き、後続を待ちます。
アメリカ軍は交通の要衝、サンローの町を目指します。ドイツ軍はノルマンディー地方に多かったボカージュや高地を利用して地帯作戦です。戦区が広いので、アメリカ軍は戦力の集中が難しいです。
ゲームは後半、アメリカ軍の大突破作戦「コブラ作戦」前夜。アメリカ軍ユニットが集まってます。
第11ターン、コブラ作戦
アメリカ軍が盤外突破に成功してゲーム終了。
連合軍プレイヤーは総司令官となってノルマンディー上陸作戦を指揮します。
作戦も部隊編成も自由に考えることができます。
当時の総司令官もこんな感じで作戦を考えていたかもしれません。
次は米国ゲーマーズのスタンダード・コンバット・シーリーズ『SCSデイ・オブ・デイズ』
フルマップ4枚で簡単なルールでサクサク遊ぼうというウォーゲームです。
同じシリーズの『SCSマイティエンデバー2』。
このゲームは連合軍プレイヤーが上陸場所を選べるようになっています。マップはベルリンまで入っているので、ノルマンディー上陸作戦は左隅のこんな感じになります。ここからスタートしてベルリン進撃まで続くウォーゲームです。途中でバルジ大作戦っぽいドイツ軍の反撃作戦もできるルールが用意されています。
最近、松浦さんが自宅で遊んでいます。
マイティエンデバーは2になって東部戦線が追加されました。見てください。この大きさ。
最後は『GTSグレイテストデイ』です。
モンスターでクレイジーなグランド・タクティカル・シリーズ(GTS)のウォーゲーム。
イギリス軍担当戦区のウォーゲーム。3つ連結して遊ぶこともできます。
下の写真は3部作連結の設計図。右の赤枠のところが『GTSグレイテストデイ』です。
もっとたくさん写真見たい方はサンセットゲームズ公式ウェブサイトをご覧ください。
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