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2021年8月11日 (水)

『XTRプラウドモンスター』を遊びました

この前の連休のミドルアースの2日連続ゲーム会で『XTRプラウドモンスター』を遊んできました。これは英語版のコマンドマガジン27号(1994年)の付録ゲームで、フルマップ2枚、ユニット約1,000個でバルバロッサ作戦を再現しています。
ゲームは1941年12月でスパッと終わるので、全部で12ターンしかありません。このため、海外では「プレイアブルモンスターゲーム」と呼ばれています。

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写真はセットアップが完了したバルバロッサ作戦前夜です。ソ連軍プレイヤーは250個近いユニットをセットアップできるというので、私はもうワクワクしていました。エリア指定のセミフリーセットアップでしたし、守るところはだいたい決まってますし、ソ連軍ユニットは全部アントライド(戦闘力?)なのでセットアップはサクサク簡単に終わりました。

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黒色ユニットがドイツ装甲師団でオーバーランできるユニットです。スタックは5個(都市は10個)までできるので、目の前のソ連軍ユニットを踏みつぶそうと装甲部隊の山がいくつかできています。飛行機マーカーは最大10戦闘力足せるので、2個歩兵師団並の威力を発揮し、装甲師団+飛行機で24攻撃力を持つ怪物に変身します。
丸い円盤を置いているのはVP都市ヘクスです。ゲームはドイツ軍が獲得したVP(都市)で判定されます。このゲームは第1ターンからサドンデス勝利が設定されていて、ソ連軍の「全速で西(モスクワ)へ逃げる」作戦は封じられています。とてもすばらしいルールです。
このゲームにZOCはないので、ユニットをカーペット上に敷き詰めて戦線を構築します。

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南方は大きなウクライナの大地が広がっています。幅も広くてVP都市が点在しているのでソ連軍の守り方がとても難しそうです。

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レニングラードにはユニットのビルが建ちます。都市は最大10個までスタックできます。

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ちなみに、ミンスク=スモレンスク=モスクワ街道が唯一の道路としてマップに描かれています。フルマップ2枚なので、モスクワから望むミンスクは遙か彼方のように見えます。このスケール感がたまりません!

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ゲーム開始はドイツ装甲師団のオーバーランから。穴の空いたヘクスからどんどんドイツ軍がなだれ込んでいき、最前線にいるソ連軍ユニットが包囲攻撃されてどんどんなくなっていきました。1ターンが終わって除去されたソ連軍ユニットは55個。それでも、マップにはあと200個くらいソ連軍ユニットがいます。

このゲームの戦闘結果は原則、ユニット除去で解決されます。ソ連軍ユニットは1ステップしかないので1発食らうと除去。ドイツ軍歩兵師団は2ステップ、装甲師団は4ステップあるので、多少の損害はどんどんもらっていきます(戦車から損害優先)。戦闘結果表も攻防両側に損害が出る形でまとめられています。なにより退却がないので、ゲームがとても早く進むことに気がつきました。プレイヤーのストレスも大幅に軽減されて親切設計です。

ターンの手順は、移動・戦闘を繰り返すオーソドックスなシステムですが、マーカーが1つもありません。補給判定は移動や戦闘フェイズ開始時ではなく、ユニットが実際に移動、戦闘、オーバーランする時に繋がっていればOKというシンプルな形になっていてとてもわかりやすい。補給線も、とにかく自軍側のマップ端まで長さ無制限で繋がっていれば大丈夫という形なので補給切れは全部囲まないといけません。

第2ターンでこんな感じでした。ユニットがずらりと並んでスケール感が壮大です!
ドイツ軍はリガを占領してミンスクとキエフを攻略しようとしていますが、ソ連軍は堅実に組織的後退しています。

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第3ターンには、60個の狙撃兵ユニットをはじめ戦車ユニットなど合計100個くらい増援がやってきます。

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初日の対戦では、スモレンスク攻防戦後に史実と同じ出来事が起こりました。南方ではキエフで戦っている背後がガラ空き。かといってそちらに戦力を回すとドイツ軍がモスクワに一直線に攻めてきそうなのです。

「これ、南方旋回するよねー」

別に誰が意識したわけでもなく、普通にプレイしてたらこんなことが起こりました。『XTRプラウドモンスター』って実はスゴイゲームだったんです!

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このゲーム、補給切れだと移動力が半減してオーバーランできない(オーバーランは7移動力必要)だとか、マーカーが不要だとか、ドイツ軍の第1ターンからあるサドンデス勝利の設定がギリギリだとか、すばらしいエッセンスがたくさん詰まっています。

『XTRプラウドモンスター』はこかどランキングで、バルバロッサ作戦部門のベストゲームの1つにランクインしました。

ソ連軍プレイヤーの「100個ユニットがなくなっても100個増援でやってくるからがんばろう」という気持ちにさせるゲーム設定が大好きです。

 

後は、次の対戦のための私の勝手な備忘録です。読み飛ばしてください

●ソ連軍狙撃兵ユニットの平均防御力は3~4くらいで最高7。
●ソ連軍は一度占領されたヘクスを奪い返すことは至難の業。
●ドイツ軍装甲師団ユニットは4ステップあって能力値が1ずつしか下がらないので、2ステップロスまでは気にしない。
●戦闘比は攻撃側が損害を受けない7:1を1回よりも必ず1ヒット当てられる4:1を2回した方が良さそう。
●オーバーキルは厳禁。1ステップのソ連軍ユニットに3ヒットとかコスパ良くない。
●オーバーランするユニットは2~3枚スタックが望ましい。その上からさらにオーバーランするためにスタック制限注意。
●1:1攻撃は全然あり。2:1はだいたい勝てるのでバンバン撃っていく。
●ソ連軍戦車ユニットは防御力より攻撃力の方が高いので、守るよりもチャンスがあれば相打ち狙いで攻撃がベター。
●ソ連軍の赤とオレンジユニットのスタックは理想的。
●ソ連軍は後ろ引かない。地形を気にせずできるだけ前で直線的戦線作る。
●四線防御でも破られるから何しても破られる。つまりソ連軍プレイヤーはユニットを犠牲にして時間を稼ぐしかない。
●ドイツ軍は現状戦力である程度の損害は許容しながら、毎ターンどれだけ多くのソ連軍ユニットを除去できるかが勝負。
●<ドイツ軍戦力>対<ソ連軍ユニットの除去>+<占領ヘクス>の最大コスパを狙うマネージメントを考える。
 

おかげさまで、2日間かけて『XTRプラウドモンスター』とても楽しむことができました。

最後に記念写真をパチリ。

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皆さま、どうもありがとうございました。

これからもコロナ禍に負けず、一緒にがんばってゲームライフを充実させていきましょう。

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