ウォーゲームの難易度をボードゲームと比較してみる
ウォーゲームって難しそう。いや本当に難しい。でも、いまだたくさんの人に遊ばれてますし、新しく遊び始める人もいます。ウォーゲームと言っても全部難しいわけじゃなくて、やっぱりピンキリなんです。上を見れば『キャンペーン・フォー・ノースアフリカ』という伝説のウォーゲームは公称プレイタイム1,000時間と言われてますし、A4サイズのゲーム盤に駒10個くらいで30分で終わるウォーゲームもたくさんあります。
私が思う入門用ウォーゲームの難易度ってボドゲの重ゲーくらいの感覚。『サイズ』とか『テラフォーミングマーズ』とか『アグリコラ』できる人はウォーゲームを普通に遊べるでしょう。『トワイライト・ストラグル』を遊べる人はもう中級者と言っても過言ではありません。
これら重ゲーを好む人とは複雑に絡んだギミックを理解して、そこに魅力を感じる思考回路を持っているでしょうから実は非常にウォーゲーム向きです(戦史に興味があれば、なおさらベター)。
サンセットゲームズでは最近発売するゲームには難易度を表記するようにしました。
難易度は5段階(1簡単→5激ムズ)で、
入門用 ★
初級用 ★★
中級用 ★★★
上級用 ★★★★
超上級用 ★★★★★
に分けてます。
おおまかに日本語ルールのページ数が基本値でシステムの特殊性が修正値となって私が決めています。今の時代なら、ルールブック20ページまでは入門用と考えています。つまり、『THE KOREAN WAR』や『ロストフ'41』などのスタンダード・コンバット・シリーズ(SCS)といったフルマップ1枚ゲームや『コンバット・インファントリー』などの積み木ウォーゲームは★(入門用)となります。
ボードゲーム世界でも、かつて入門用だった『カタンの開拓』や『カルカソンヌ』が今は中量級と言われています。今はスマホでいつでも必要な情報を引き出せる時代です。昔と同じ物差しで考えるのはナンセンスでしょう。いろいろなことを考えて基準は変えていかないといけないと思っています。
OCS『DAK2』は間違いなく難易度★★★★★です。
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