エポック社『朝鮮戦争』の大人の事情
先日、『THE KOREAN WAR』の注文が相次いでたくさんやってきまして、うちの奥さま(BASE通販担当)がなんでやろ??と喜んでました。調べてみると、Twitterで話題になってました。
実はこのゲーム、1980年代にエポック社から発売された直後に姿を消した幻のウォーゲームなのです。サンセットで再販する前は定価2,800円が、ネットオークション相場で20,000円というプレミア価格だったのを覚えています。
私、このゲームをサンセットから再販する時にゲームデザイナーの鈴木銀一郎先生やエポック社の当時の担当者からいろいろ話聞いてます。ゲーム名が英語表記なのもやっぱり大人の事情です。
皆さま知らないと思いますが、『THE KOREAN WAR』は鈴木銀一郎先生のウォーゲーム処女作なのです。鈴木先生はエポックのワールドウォーゲームシリーズの第一弾としたかったようですが、エポック側がテーマに難色を示して、『独ソ電撃戦』『日露戦争』『砂漠の狐』というメジャー路線を歩むことになりました。
『THE KOREAN WAR』 はウォーゲームの基礎をすべて含んでいる入門用ウォーゲームです。両軍が移動→戦闘を繰り返すだけのターンに北朝鮮軍の戦車だけが移動できる戦車移動フェイズが用意されて、当時の戦車部隊の破壊力と脅威を再現しています。北朝鮮軍の戦車だけが韓国軍ユニットのZOCを無視しながら1ターンに2回移動できるのです。まさに電撃戦!しかし、北朝鮮軍戦車ユニットは3個しかなく、一度除去されると戻ってきません。そのあたりの作戦戦略がプレイヤーを悩ませます。
ホントに遊びやすい良いゲームなんで、皆さまにたくさん遊んでいただきたいです!
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