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2019年5月 7日 (火)

ウォーゲームの評価とは!?(こかどの場合)

ウォーゲームには、歴史が背景にあること、ゲームスタート時の両軍の戦力が非対称であること、ゲームの手順が非対称であること。この3つが大きな特徴で、どれもドイツボドゲのメカニズムにはないものです。ゲームバランスがイーブンじゃないウォーゲームもたくさんあります。それどころか、意図的にゲームバランスを一方の側に有利に操作したものまであります。これまで発売された数々のウォーゲームを見ていくと、ゲームバランスがイーブンでないとダメというのは、ウォーゲームに限って言えば当てはまらないのかもしれません。

ウォーゲームが評価される指標はプレイヤーの感想だと私は考えています。簡単に言うと、遊んだ人のプレイ感。このゲームすごくおもしろかった!とか、もう一回プレイしてみよう!という気持ちです。ウォーゲームだけを見て評価するのではなく、ウォーゲームと二人のプレイヤーをセットにした上で、プレイヤーに視点を置いた形で評価するのです。

『バルジ大作戦』(通称エポックバルジ)のドイツ軍はドドーンと大突破して爽快感バツグンですが、手練れの連合軍プレイヤー相手にはほぼ勝てないようになっています。これは意図的にゲームバランスを連合軍有利に傾けて、連合軍の価値を高めているからです。その結果、何度も繰り返して遊ばれる名作になりました。

良いウォーゲームには、両軍どちらにもカドが立たないように異なる価値を与えて、どちらの陣営でも楽しめる工夫が施されているものです。その結果が史実と異なり、歴史のifが起こったとしても、楽しく遊び続けられるのであれば、勝敗バランスを傾けるというウォーゲームデザインのテクニックはどんどん使っていくべきだと私は思っています。

 

4月23日の記事「歴史ボードゲームとウォーゲームの違い」のコメントに「果たして勝利条件的にプレイヤーどちらも50%の勝率があるのがゲームバランスの取れたウォーゲームでしょうか? ゲームの最後までプレイヤーどちらもモチベーションを保てるものがゲームバランスのとれたゲームだと感じています。」とあり、なるほど!と思いました。

調べていくと、昨年にこの記事を書いてました。

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歴史ボードゲーム」カテゴリの記事

コメント

あ、この写真はそのコメントの発信者と一緒にプレイした様子ですね。ジャブローに行ったきりお帰りになってませんが(笑)。
どんなことでもそうですが、人間性って大事ですね。良い人たちに出会えてよかったです。…って、ブログの趣旨に沿ってないコメントですが。

ぴょんさん、言いたいことはわかります。ぴょんさんがミドルアースに来てる時のテンションの高さは雲を突き抜けてますから。
ゲームを遊ぶのは人、評価するのも人ってことですね。

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