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2018年11月 5日 (月)

ウォーゲームのティーチングにOGTが効果的かも!?

OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)は第一次世界大戦中のアメリカで、船をたくさん作らないといけないのに作業員が足りない!となった時に、現場で仕事しながら新人教育も一緒にやっちゃおう、と考えられた教育方法です。OJTの利点は、実務の中で仕事を覚えることにより「OJTの成果=仕事の成果」になることです。
 
やって見せる→説明する→やらせてみる→指導
 
というのがOJTの手順です。
 
『カタンの開拓』や『カルカソンヌ』といったボードゲームはプレイヤー全員が同じ方向の作業をするので、自動的にOJTが効きます。しかし、ウォーゲームは2人のプレイヤーが(対戦相手の勝利を妨害するという)反対方向の作業を要求されるので、新人さんは「何をしたら良いのかわからない」状況に陥りがちです。やって見せて→説明して→やらせてみることは「やって見せたことと違うこと」になってしまうのです。
 
そこで思いついたのがOGT(オン・ザ・ゲーム・トレーニング)。OGTを採り入れると、新人プレイヤーに1人ずつ指導者を割り当てて、やって見せて→説明して→やらせてみることができます。そういう考えからすると、ミニゲームのチーム戦というのはOGTがよく効きます。プレイヤーが4人いる時は2つのウォーゲームを別々に遊ぶのではなく、1つのウォーゲームを2人ずつチームを組んで対戦してみましょう。新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
 
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コメント

言葉で聞くと難しそうですが、初めてミドルアース大阪にお邪魔したとき、私がモスクワ攻防戦を使ってこかどさんにしてもらったやり方ですね。
確かに横にアドバイザーなり仲間なりがいるのは、非常に効果があるように思います。人にもよるかもしれませんが、私は良いやり方だと思います。

ぴょんさん、その通りです。それに二人でチームを組むと、精神的な不安も軽減されるのでゲームがサクサク進んでもっと楽しくなるんです。
ユニットさばきの最良の手を最初から解説して時間をかけるより、フィーリングでどんどんゲームを進めてもらいましょう。盤上のユニットを全部自由に動かせるのがウォーゲームの魅力、つまり指揮官となって夢を見ることですから。

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