『テラフォーミング・マーズ』に見るプレイヤーの関係
今、大人気の『テラフォーミング・マーズ』。プレイヤーは企業になって火星を開拓していくボードゲーム。火星に海や森や都市を造っていきます。ドイツゲーム賞2017大賞受賞作品。
王道の「拡大再生産系システム」に「ソロプレイ要素」と「協力型要素」をふんだんに盛り込んでいるところが今のはやりですね。昭和の4人用ボードゲーム(ウォーゲーム)と言えば、『戦国大名』に代表される戦争型がポピュラーで、プレイヤー全員が「敵」でした。つまり、誰かが勝つためには誰かを蹴落とさないといけないという話。でも、『テラフォーミング・マーズ』はプレイヤーが受け持つ開発企業自身の成長に重点を置いて、足し算の思考で企業の発展と火星の地球化を目指す、みんなが楽しめる平和なボードゲームです。だから、みんなに受け入れられているのだと思います。
そこで思いついたのが、2人用でも同じ陣営を担当して純粋に競争するタイプのウォーゲーム。スモレンスク戦のドイツ軍のグデーリアン対ホトとか、ドイツを攻める連合軍とソ連軍みたいな。自分×対戦相手ではなくて、自分+対戦相手。そうすれば、ソロプレイも1つのゲームで2つ遊べますし。
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