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2018年8月27日 (月)

『OCSスモレンスク』を遊びました

さて、今話題の『OCSスモレンスク』。第5ターンから始まるシナリオ3を松浦さんと遊んでみました。ゲーム開始時の状況。ドイツ軍の大突破が成功してスモレンスク陥落、スモレンスク包囲環が閉じかけているところからです。つまり、キャンペーンゲームではドイツ軍は第4ターンまでにここまで進出しないといけないわけです。
 
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最近の研究結果によって、スモレンスク戦は評価が大きく変わっています。ドイツ軍が楽勝で突破していったのではなく、このスモレンスク戦でソ連軍が大出血覚悟で抵抗したことによって、ドイツ軍の挫折が始まったと言われています。その新説をゲーム盤で再現したのが『OCSスモレンスク』なのです。ソ連軍は果敢に攻めないといけません。負けることがわかっていても、ドイツ軍の補給ポイントを消費させなければならないのです。
 
この頃のドイツ軍は毎ターン平均7SPの補給を受けます。ドイツ軍には12個の装甲師団が盤上にありますが、OCSゲームでは1個装甲師団が移動するだけで1SP、戦闘するだけで1SPを消費します。砲撃する時はさらに+1SPが必要です。そして重要なのが、防御する時にも0.5SPを消費するということです。2個装甲師団が移動→準備砲撃→攻撃するだけで6SPかかります。このことからデザイナーは、戦闘結果が最悪のAL2(2ステップロス)とわかっていてもソ連軍は攻撃すべきだ!と語っています。ソ連軍が4回攻撃すると2SP消費しますから、実質的にドイツ装甲師団の攻撃チャンスを1回分失わせる効果があるのです。
こう考えると、ドイツ軍は装甲師団を必ずスタックで運用しないといけないみたいです。バラして使うと、ユニットが各個に攻撃されてどんどんSPが減っていくからです。
 
3個あるドイツ軍の建設マーカーは、1個は第2ターンにドニエプル川設置してグデーリアン部隊の渡河に使いましょう。もう1個はオルシャとスモレンスクをパトロールゾーンに収められるヘクスに飛行場を作りましょう。これでスモレンスク攻略戦でソ連軍航空機の爆撃を回避できます。
 
以上、このシナリオで気がついた点をまとめてみました。
 
 
ソ連軍の反撃を受けとめつつ、スモレンスクで大包囲を完成させたドイツ軍。ドイツ軍の進撃路は補給線の問題から道路や線路に沿って進むしかありません。行き場を失ったソ連軍ユニットは「迷ったら線路踏む」行動に出ます。
 
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とてもためになる対戦でした。来月になったら会社でソロキャンペーンゲームを始めようと思っています。

『OCSスモレンスク』は絶賛販売中です(公式日本語ルール付)。
今は品切中ですが、まもなく入荷予定です。

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