『パンツァーバトルズ』を遊んでみました(「私は帰ってくる」シナリオ)
昨日は「第79国営農場」シナリオ」のプレイレポートを書きました。
今日は「私は帰ってくる」シナリオのプレイレポートです。
これまでの戦いで満身創痍となったドイツ第11装甲師団が、西方からの新たなソ連軍の攻勢に立ち向かうために、第79国営農場に再びやってきました!
という触れ込みです。
ゲーム終了間際の第5~6ターンの2ターンだけのショートシナリオ。舞台も同じ勝利条件も前のシナリオと同じで、第6ターン終了時までにドイツ軍がState Farm 79(B18.27)とSysoykin(B19.27, B20.26)を支配していれば勝利します。『パンツァーバトルズ』の全6ターンのうち後半を再現したものです。
両軍の初期配置はなく、ソ連軍が先攻で始まります。
ソ連軍プレイヤーターンが終わった時の写真がこれです。
State Farm 79(B18.27)とSysoykin(B19.27, B20.26)に山盛りスタックして、残りは行軍対策に遠目のところから道路を踏んでます。
次に引いたのはドイツ軍チット。このシナリオはドイツ軍チットがたくさん入っていて、1ターンにソ連軍2回に対してドイツ軍は3回行動します。で、登場したドイツ軍ユニット。満身創痍です。
行軍フェイズで見事に全周包囲してきたドイツ軍。道路踏んでるユニットが効いてる感じで、なるべく遠ざけておくとオーバーラン対策になります。とはいえ、ドイツ軍はここから12移動力走るんで、どのみち包囲されることは間違いありません。ソ連軍プレイヤーは潔くあきらめましょう。そういう決断も大事ですよね。
あっというまに包囲環が完成。さすがドイツ軍、手際が良いです。前回のシナリオが時間切れで負けちゃったドイツ軍、今度はソフホーズ79にいち早く攻撃をしかけます。
バーン!バーン!ババーン!ドイツ軍の攻撃が始まりました!
ゲーム終了。こんな感じでまたもドイツ軍の攻勢は失敗に終わりました。どうやら、ソ連軍を補給切れにすることが一番大事みたいです。今回は2ターン目の最初のチットをソ連軍が引いたので、周囲に残っていたソ連軍ユニットをかき集めて補給線を一瞬だけ繋げられました(戦闘のダイスで11の目が出たおかげ)。ドイツ軍はステップロスしているユニットが多いので攻撃力不足が露呈していました。ご苦労お察しします。
ソ連軍の抵抗が意外に強いんですよ。なかなか良好な戦闘比がたたない。ドイツ軍は超強力な砲兵でソ連軍ユニットをステップロスさせましょう(兵科マークが黄色の砲兵はキルロール50%でステップロスさせられます!)。
すごくよくできたウォーゲームという実感です。これまでのSCSゲームから一歩進化した感じです。プレイアビリティ(遊びやすさ)がとてもよく考えられていて、プレイヤーは作戦立案と部隊運用に集中することができます。キャンペーンゲームはフルマップ2枚で遊びますが、行軍フェイズで道路上なら無制限に移動して、その直後に通常移動できるので、いちいち移動力数えなくてよいので、ストレスフリーです。そして、このルールこそが神出鬼没というこの戦いのドイツ軍のイメージをダイレクトに感じさせます!
『パンツァーバトルズ』は初級者用ウォーゲームにピッタリです!
これからウォーゲーム始めようと思う人は、『パンツァーバトルズ』から扉を開けましょう!
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