『パンツァーバトルズ』を遊んでみました(「第79国営農場」シナリオ)
『パンツァーバトルズ』にはわずか2ターンで終わるショートシナリオが2つ入ってます。
最初に遊んだのは「第79国営農場」。1942年12月8日以降のドイツ第11装甲師団による第79国営農場を奪還する戦いを扱ったシナリオです。
第2ターン終了時にドイツ軍がState Farm 79(B18.27)とSysoykin(B19.27, B20.26)を支配していれば勝利します、というもの。かの有名なソフホーズ79の戦いです! ソ連軍の初期配置はわずかこれだけ。戦線らしきものはあります…。
ドイツ軍の初期配置はなしで、第1ターンの増援で装甲部隊が一気に押し寄せます! 見た感じ、ドイツ軍あっというまでしょ、と思っていたのですが、そうでもなかったんです。
第1ターンの行軍フェイズに一気に押し寄せてきたドイツ軍。ソ連軍ユニットから3ヘクス離れていれば道路上を無制限に移動できるので、移動力を数えずにパパッと動かせます。すごい遊びやすくなった、すばらしいルールです。
ドイツ軍のKMTさんは、まずは周囲のユニットを各個撃破していこうという作戦。ソフホーズ79はソ連軍ユニットがスタックしていてちょっと難しめだったのでした。ダイスの目は攻撃する戦闘比。どこも高戦闘比で殴られます。
その結果、こんなふうになってドイツ軍プレイヤーターン終了です。
次のチットはソ連軍。運よく航空支援がきたので爆撃しましたが当たらず。補給切れにならないように移動できるユニットを決死の覚悟で被包囲ユニットに接続しました。これで1ターンなんとか持ちこたることができます。守る側のソ連軍は防御力が半減しちゃう補給切れにならないこととDGにならないことが肝要です。ダブルでくると半分の半分になっちゃうんで、ええかんじでドイツ軍に攻撃されて全滅必至です。
第2ターンの最初のチットはドイツ軍でした。砲兵が近くまできたので集中砲撃が始まります。DGになると防御力が半減したりZOCがなくなったりします。砲撃は当たったらDGになってキルロール判定→ダイス1個振って5とか6の目で1ステップロスします。意外とこの影響が大きいのがわかりました。このゲーム、砲兵最強なので、いかに砲兵をうまく活用するかがカギです。丘を支配すると周囲6ヘクスまで観測できるようになるので丘も重要です。
そして、どんどん除去されていくソ連軍。完全に包囲され、救出部隊も全滅。あとはひたすらダイス運に身を委ねます。とはいえ、ドイツ軍の攻撃チャンスは1回しかないので、KMTさんが「これ無理やん」となりました。
わずか2ターンしかない中で、ドイツ軍はどう戦うべきか!?
結構、考えるシナリオです。
かなり遊びやすくてアグレッシブな展開のゲームでした。
行軍フェイズ→移動フェイズの独特の移動スタイルと砲撃+オーバーラン+攻撃のコンボを学ぶにはピッタリのシナリオです。これ、一番最初に遊んでもらいたいシナリオです。
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