『トライアンフ&トラジェディ』のプレイレポート
前回、地味めのソ連軍を担当した時の記事はこちらです。
そして今日の私はドイツ軍。一方、『国防軍の夜』シリーズのデザイナーのアカセ博士が西側連合軍、ウォーゲームデザイナーのN川先生がソ連軍という布陣。うーん、このベテラン二人とやるんだったら普通にやってたらドイツ軍って勝てないやろ、と思いまして事前にいろいろ作戦考えてきました。今までのこのゲームのセオリーなんて崩してやる!みたいな強烈なやつ。
第1ターンのドイツ軍、生産ポイントは工業・外交・軍備もバランス良く配分して穏便にプレイ。談笑しながら、なんとなく雰囲気的に早期開戦はない空気になってます。
第2ターン、ドイツ軍はオランダ・ベルギーに侵攻してパリへの進撃路を確保しました。この低地諸国は話し合いで…みたいな感じあるんですけど、相談はなし。だって中立なんだもん。ソ連軍もデンマークを占領します。このデンマークは「ドイツのノド仏」と称されますが、別にどっちでもエエやんと見てスルー。
そして1940年の開戦前夜には、ドイツ軍は「ロケット砲兵」「自動車化歩兵」「重戦車」の開発に成功して兵力もまあまあ。ポーランドは黄色のカードをまとめて使って隙を与えずに衛星国化に成功。N川先生がポーランドは分割で…みたいな話をちらちら見せてきましたけど聞こえないふり。さらに、ギリシャとユーゴスラビアが外交で衛星国になったので、オーストリアに侵攻して回廊を繋げました。ギリシャにはドイツの艦隊ユニットを登場させてイタリア海軍をサポートさせてます。チェコスロバキアの支配はあまりカードが回ってきませんでしたけど、資源取れればOKなんで衛星国にしなくても良いでしょう。ハンガリーは西側連合軍の衛星国になっちゃいましたが、これも別にエエやんというスタンス。アカセ博士、やっぱり抜け目ないなー。
開戦前夜の写真。ソ連の南部がペラペラです。侵攻したら航空ユニットだったり。
1941年、ソ連がスカンジナビア半島政策にかまっている隙にドイツが宣戦布告しまーす。キエフとオデッサを支配してからクルスクまで侵攻して南部の資源地帯を確保します。そして秋ターン、先攻取れれば電撃戦でバクー占領は間違いない感じでしたが、ソ連軍が先攻。残念ですが、ソ連戦はここいらでたたみましょう。深追いは危険。
南ロシアと中東からバクーを挟み撃ちしようとするドイツ軍とイタリア軍。
この一連のソ戦の危機をみたアカセ博士がN川先生の救援信号をキャッチしてドイツに宣戦布告してきました。これは実は、ドイツにとってはありがとう!ラッキー!的アクションになりまして、北アフリカのイタリア軍戦車が一気にスエズ占領、そのままペルシャのアストラハンまで駆け抜けます。これでドイツは中東を抜けてなんと6RESを確保した上、バクーとインドを脅かせる位置まで進出しました。ドイツ軍のRESとPOPがメーター振り切ったところなんて見たことないよ!
スエズ運河を占領したイタリア戦車ユニット。
ここから一気に軍事的勝利を目指すところですが、やっぱりそんなうまくいくわけがなかったですねー。その後、イタリアが降伏してドイツは脱落、ペルシャで英ソ戦が起きたりしましたが、最後は手堅いアカセ博士が確実に勝利を収めました。
アカセ博士、N川先生、どうもありがとうございました。
今までで一番のドイツの繁栄と凋落を楽しむことができました。
上がった分が大きいので落差も相当ありました(笑)
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