ミドルアース定例会で、SCS新作の『パンツァーバトルズ』を遊んでみました。
テーマがチル河の戦いなので、ドイツ軍がバリバリートドーンとやるもんだと思っていたら、これはちょっと難しいぞ!というかんじ。手慣れたソ連軍プレイヤー相手だとドイツ軍たぶん勝てない。
「これって(ゲーム的に)なかなか難しい作戦ですよね」。
セットアップの写真がこれです。同じ能力値のユニットが多いので、最初にルールブック巻末の戦闘序列を見ながら師団毎に分けておくと楽チンです。一人だと慣れても一時間くらいかかるでしょう。オレンジ色と赤色と水色の積み木を置いているあたりが勝利得点(各1VP)をもらえるヘクスです。

セットアップしている時にちょっとしたエラッタを見つけました(英文ルールが間違っていました)。

ドイツ軍側から見たセットアップ。手前のニジネ・チルスカヤから装甲ユニットを5個くらい退出させても1VPもらえます。でもドイツ軍にそんな余裕はないでしょう。

ソ連軍側から見たセットアップ。第4ターンから下の強力な第1戦車軍団と第5機械化軍団が増援で出てきます。登場チェックがあるので、だいたい第5ターンからしか動けないと思います。ちなみに、ゲームは第6ターンで終わります。でも、出てきたところから装甲ユニットを5個くらい退出させると1VPなので、ソ連軍は確実に1VPを獲得できます。

第1ターンの最初のチットはソ連軍全軍移動と決まっています。まず絶対にやらないといけないのが、スロビキノ攻略です。立てこもるドイツ軍ユニットを駆逐しましょう。でも簡単にはおちないので、「ゲーム終了時までに」という期限付きで囲んで補給切れにしてから攻めましょう。でも、ドイツ軍が助けにやってくるかも!

中央部は選択肢が多すぎてソ連軍プレイヤーはかなり迷うかも。機械化ユニットをどこに持っていくのか?簡単に言うとこのゲーム、砲兵が一番強いユニットなので、砲兵が一番活躍できる状況を作りましょう。移動と戦闘の前にある砲撃でDG(混乱)させたりステップロスさせてからオーバーランしたり攻撃するのがセオリーです。砲兵は数ヘクスから30ヘクス先まで撃てるので大変重宝しますが、観測が必要なので高地の確保が重要になります。そんなわけで、手近な高地を攻め落としましょう。ここを占領すると、ドイツ軍がスロビキノを助けに行きにくくなると言うオマケ付き。
開始時→移動・戦闘終わりの図。
なるべく損害が出ないように、戦闘比は4:1以上で攻撃しています。


こんなかんじで最初の一歩を踏み出しました、『パンツァーバトルズ』。
ドイツ軍にはこの後、第1ターンからたくさんの機械化ユニットが増援で登場してきます。しかし、ドイツ軍はゲーム後半にあるかもしれない大戦車戦に備えておく必要があるかもしれません。

このゲームの独ソ両軍の装甲戦力はほぼ同じです。チットの枚数も同じですから、プレイヤーの技量とダイス運が勝敗を分けると思います。装甲戦力で優位に立った方が確実に勝利するので、機械化ユニットをムダに失わないように注意することが必要です。常にスタックして防御力を高めておいて、ダメージは可能であれば歩兵ユニットに吸収してもらいましょう。
時期を見てキャンペーンゲームのソロプレイに入ろうと思っています。
お楽しみに。
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