神倭のくに(ゲムマ戦利品その2)
ゲームマーケットのカタログを見ていてピンときたのがこのゲーム、神倭のくに。ワーカープレイスメントのメカニズムにダイスを足したシステムです。ワーカープレイスメントっていうのは、与えられた手数でいかに効率良く目標を達成するかを競う手法で、「ワーカー(駒)」をゲーム盤のマスに「プレイスメント(配置)」することで、マスに書かれた資材を手に入れたり、アクションします。その結果、複雑な工程をもつ難易度の高い目標を達成して得点を獲得していくスタイルがポピュラーです。アグリコラとかナショナルエコノミーとか、コツコツ積み上げていくスタイルのゲームですネ。
神倭のくにはダイスがワーカーの役目をしていて、出目によって置けるマスが変わります。そのため、欲しい資材が手に入らなかったり、やりたいことができなかったりして、プレイヤーに困難(楽しみ)を提供します。今回は日頃からアグリコラを遊んでいる4人に私がティーチングする形で遊んでもらいました。
アクションが増えるワーカー(ダイス)を増やすためには住居が必要です。住居を増やすためには土地を増やさないといけません。高得点を狙うには材料を集めて竪穴式住居から高床式住居にアップグレードしないといけません。住居を作るにも高床式にアップグレードするにも材料が必要です。
焼肉大戦争で非常に盛り上がった後だったんですけど、プレイ中みんな真剣になって口聞かなくなりました。四人とも効率の良いマスとマスを掛け合わせたコンボがないかと探しています。土地の買い占めに走る者、最高得点の高床式住居を揃える者、とにかくダイス(手数)を増やす者。自分の考えた勝利の方程式を実現中です。今回のプレイでは多くのプレイヤーが110点台で僅差の勝負になりました。
ワーカープレイスメントのゲームはシステムの構築が非常に難しいんですが、神倭のくにスゲーじゃん! 完成度の高い! 個人的には、神倭の世界とイラストのマッチングが気に入ってます。カタログでピンときたのもタイトル名とイラストだし。
あの夕陽の向こうに、神倭のくにがあるのかも。
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