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2012年11月 9日 (金)

ブリッツクリーク・レジェンドのデザイナーズノート

大木毅先生が翻訳された本がバイブルなんです!
ケース・イエローの新しい世界が見えるウォーゲームなのでした。

11月下旬に再入荷予定!ご予約承っています。
http://www.sunsetgames.co.jp/the_gamers/ocs/ocs.htm



デザイナーズノート
 このゲームの名前は、『The Blitzkrieg Legend:The 1940 Campaign in the West』(訳注:邦訳『電撃戦という幻』大木毅・訳/安藤共一・訳)という本からとられています。カール・ハインツ・フリーザーによって執筆されたこの本は、「1940年の奇跡」がどのように起こったのかを詳細に分析し、それが元々「電撃戦」として計画され実行されたという伝説が間違っていたことを白日の下に晒しました。この本は、この戦役を俯瞰するための入門書やこの戦役を物語風に述べたものではなく、この戦役における個々の局面を非常に詳しく述べたものです。
 フリーザーの分析によれば、「電撃戦」の伝説は、この戦役が終わった後に作られたものです。フランスの敗北は、ドイツが新たに考案した電撃戦戦略によるものだと理屈づけられ、この電撃戦というものがあまりにも革新的であったために連合軍の指揮官たちが敗北したのはやむを得ないこととされたのでした。ナチスのプロパガンダでも、ヒトラーによって新たに想起された革命的な戦争という伝説を作るためにも利用されました。このようにして、勝利した側にとっても敗北した側にとっても、この説は好ましいものとして受け入れられたのでした。
 1940年のドイツ軍の成功は、事前に計画されてそうなったものではなく、この戦役の間、ドイツ軍の上級司令部は時に自軍のあまりの成功に怯えていたのです。実際、装甲部隊がセダンを突破した時、ヒトラーはそれを「完全に奇跡だ」と言ったほどでした。ヒトラーと多くの老将軍たちは、すぐに彼らの装甲部隊の前進スピードを懸念し、これはなんらかの連合軍の罠に頭を突っ込んでいっているのだと考え始めました。この罠への恐怖と、幾人かのドイツ軍の前線指揮官(特にグデーリアン)の独断の行動が、ダンケルク直前での停止命令の原因になったのでした。
 私がDean Essig(訳注:OCSシリーズルールのデザイナー)から最初に学んだことは、実際に起こった状況へ導くようにルールによって強制しようとしてもうまくいかない、ということでした。強制的なデザインになりすぎてるのかもしれない。それで私は力を抜くことにして、状況に対処するOCSシリーズルールの長所を利用しようと試みました。アクションレーティングやユニットの移動力、司令部の補給範囲などの基本的なルールは、コマンドコントロールの相対的な違いを見せやすいツールでした。最後に私が目指したのは、当時のドイツ軍と連合軍の指揮官たちが置かれた状況をプレイヤーたちを置き替えることができるゲームです。圧倒的なドイツ軍の勝利が完全には確定していない状況を楽しんで下さい。

Tbl


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