太平洋戦争の資料
『孤島の戦場(仮)』の制作で、少し前から資料を読みあさっています。「ガダルカナル」、「サイパン」と来て、今はレイテ戦。
『孤島の戦場(仮)』では、ヒストリカル的な検証よりもドラマ性の再現を重視したいと考えています。そのため、今回は特に戦史小説を重用しています。日本帝国陸軍が主役なので、その伏線・傍線としてインパール作戦や海戦史にも目を通します。
「ガダルカナル」と「サイパン」のテストプレイでは日本帝国陸軍の作戦的自由度が高すぎて、現行のルールではいずれもゲームバランスが日本軍必勝というレベルにまで傾いています。「ガダルカナル」は川口支隊の第一次総攻撃の日から始まるのですが、総攻撃をせずに戦力温存に努めるとゲーム中盤に米軍を圧倒します。「サイパン」は米軍の上陸から始まりますが、米軍が史実と同じ上陸作戦を行うと日本軍の激しい水際の抵抗で米軍はほぼ確実に海に追い落とされます。これを「歴史のif」と解釈するかは別にして、ウォーゲームは競技ですのでゲームバランスはしっかりと計ってやらないといけません。
この部分、ヒストリカル性の再現という視点から、選択制のルール(陰謀ルール?)が適用される予定です(あくまでも選択制です。基本原則として、“SPI社『ISLAND WAR』”を楽しめる環境は整えることにしていますので)。「ガダルカナル」では「第1ターンに最も近い米軍ユニットに対して必ずバンザイ突撃をしなくてはならない」、「サイパン」では日本軍守備隊に移動制限を加える(史実でも米軍の奇襲上陸によって日本軍の対応は大きく遅れました)ことになるでしょう。細目はテストプレイを重ねる必要があります。
ゲームデザイン技術が徐々に成熟しつつある日本のウォーゲーム業界ですが、基本コンセプトをじっくり据えて軸がぶれないようにディベロップしていく予定です。

« 買ってみました | トップページ | 田村@せたがやさんが旅立った »
「ゲームの仕事」カテゴリの記事
- 『バタリオンS3』第1号、サンセットゲームズの在庫は残り1個です!(2026.08.20)
- 本日発売!レキソーゲーム第2弾『姉川を血に染めて 野村・三田村合戦』(2026.07.30)
- コマンドベーシック #6『真本信長公記-室町殿物語-』発売!(2026.07.21)
- 歴ボド 第3号/付録ゲーム「王政復古」本日発売!(2026.07.20)
- 【予約開始】歴史ボードゲーム専門誌『歴ボド』第3号(2026.06.24)


コメント