『ウクライナ44』作戦研究(ソ連軍編)
ドイツ軍はいろいろと書くことがあったのですが、ソ連軍の戦略はこれがまた難しい…。決まっていることといえば、テルノポリの早期陥落を目指すこととドニエストル河南岸に機械化2個+歩兵3個以上のユニットを送り込むということだけです。
包囲環に目を移すと、ドイツ軍編では地図盤東側に着目していると書きましたが、ソ連軍も同様です。
ドイツ軍の装甲ユニットが早々に後退していくようでしたら、ソ連軍は北側と東側の歩兵でどんどん押すのがよいのでは、と考えています。ドイツ軍が包囲環を小さくするようであれば、それを形成するソ連軍ユニットの密度は高くなる(ユニットが余ってきて、ドイツ軍装甲ユニットの機械化移動を二線防御で足止めできる)ので戦力の集中も容易になり、移動力が少ないというデメリットも緩和されます。
もちろん、地図盤中央にセットアップされる多数のソ連軍機械化ユニットは南下して包囲環を完成させ、そこでドイツ軍装甲ユニットと消耗戦に入ります。ここでドイツ軍の戦力を大きく削ることができれば、ドイツ軍は北部や東部からユニットを引き抜いて来なければならなくなり、ひいては包囲環を縮小せざるを得なくなります。
ここで大事なことは、ソ連軍は包囲環西側の機械化ユニットで南東部に突破しようとするのではなく、ここはあくまでも「台」であって、「金槌」は北部と東部のソ連軍歩兵ユニットであることです。
ただし、ドイツ軍が僕が昨日書いた作戦-包囲環を大きく保ったまま徹底抗戦-を採ってきた場合は、対処法がよくわかっていません。
テルノポリ攻略については、前回のプレイでは2個機械化ユニットを送り、ダイスの目がよいこともあって第6ターンに陥落しましたが、今は3~4個の機械化ユニットと多数の歩兵ユニットを持っていって第3~4ターンに陥とした方がよいのでは、と思い直しています。ドイツ軍の増援が来ないうちにそのまま西進して、ドイツ軍のA、B、Cの補給源の確保を目指すか、4つの都市の確保してサドンデス勝利を狙うという作戦です。
写真は、上記の戦略で戦った前回の対戦の第10ターンのものです。
今のところ、テルノポリ早期攻略から西進というのが最も明確な戦略ですが、まだまだ研究の余地がありそうです。
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