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2006年11月29日 (水)

『ウクライナ44』作戦研究(ソ連軍編)

Dscn9803_1ドイツ軍はいろいろと書くことがあったのですが、ソ連軍の戦略はこれがまた難しい…。決まっていることといえば、テルノポリの早期陥落を目指すこととドニエストル河南岸に機械化2個+歩兵3個以上のユニットを送り込むということだけです。

Dscn9804_1包囲環に目を移すと、ドイツ軍編では地図盤東側に着目していると書きましたが、ソ連軍も同様です。
ドイツ軍の装甲ユニットが早々に後退していくようでしたら、ソ連軍は北側と東側の歩兵でどんどん押すのがよいのでは、と考えています。ドイツ軍が包囲環を小さくするようであれば、それを形成するソ連軍ユニットの密度は高くなる(ユニットが余ってきて、ドイツ軍装甲ユニットの機械化移動を二線防御で足止めできる)ので戦力の集中も容易になり、移動力が少ないというデメリットも緩和されます。

もちろん、地図盤中央にセットアップされる多数のソ連軍機械化ユニットは南下して包囲環を完成させ、そこでドイツ軍装甲ユニットと消耗戦に入ります。ここでドイツ軍の戦力を大きく削ることができれば、ドイツ軍は北部や東部からユニットを引き抜いて来なければならなくなり、ひいては包囲環を縮小せざるを得なくなります。
ここで大事なことは、ソ連軍は包囲環西側の機械化ユニットで南東部に突破しようとするのではなく、ここはあくまでも「台」であって、「金槌」は北部と東部のソ連軍歩兵ユニットであることです。
ただし、ドイツ軍が僕が昨日書いた作戦-包囲環を大きく保ったまま徹底抗戦-を採ってきた場合は、対処法がよくわかっていません。

テルノポリ攻略については、前回のプレイでは2個機械化ユニットを送り、ダイスの目がよいこともあって第6ターンに陥落しましたが、今は3~4個の機械化ユニットと多数の歩兵ユニットを持っていって第3~4ターンに陥とした方がよいのでは、と思い直しています。ドイツ軍の増援が来ないうちにそのまま西進して、ドイツ軍のA、B、Cの補給源の確保を目指すか、4つの都市の確保してサドンデス勝利を狙うという作戦です。

写真は、上記の戦略で戦った前回の対戦の第10ターンのものです。

今のところ、テルノポリ早期攻略から西進というのが最も明確な戦略ですが、まだまだ研究の余地がありそうです。

2006年11月28日 (火)

『ウクライナ44』作戦研究(ドイツ軍編)

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このゲーム、ソ連軍がイニシアティブを持っていると言われていますが、はたしてそうなのでしょうか?
まず最初にプレイして出てきたのは、この疑問でした。
今のところ、答えは否ですね。
このゲームのイニシアティブは「効果的に攻撃している側」にあると考えています。

今の僕は、独ソどちらにしても、地図盤東側に着目しています。
ここはソ連軍が最も増援を送りにくく、ソ連軍の機械化ユニットがいない(2個ともドニエストル河南岸に送った場合)場所だからです。
前回のミドルアース定例会におけるINBさんとのプレイでも、密かにこの「右翼」を意識していました(もちろん、対戦時には口に出していませんけれども)。

僕の前回の対戦時の作戦方針は以下の通りです。

まず、ドイツ軍装甲部隊はドニエストル河南岸には1つも回さず、北部と東部でソ連軍歩兵ユニットをひたすら攻撃して除去し続けます。損害マーカーが置かれているものを確実に狙って「ドイツ軍の戦術的優位」のルールを生かし、機械化移動フェイズでソ連軍に攻撃されないところまで後退するヒット・アンド・アウェイを繰り返します。ここでは毎ターン、できるだけ多くのソ連軍狙撃兵ユニットを除去することが重要です。5ターンで20個くらいはがんばって除去しましょう。
そして、包囲環もなるべく大きいまま保ちます。つまり、なるべく後退しないと言うことです。
理論上では、ソ連軍歩兵ユニットを除去していくと包囲環に形成しているユニット数は両軍いつか互角になり、ソ連軍の方がその直径が大きいので維持できなくなります。
最大の問題は、包囲環西側に食い込んでくるソ連軍機械化部隊の攻撃をどう食い止めるか、ということですが、この地域は河川や森林、丘陵など地形が防御に適していますし、必要ならば支援部隊も投入して「必死に守る」ことになります。

ドニエストル河南岸には防御力10の歩兵ユニットを3個送ります(前回の対戦ではタイミングが少し遅れたので、急遽、装甲ユニットを1個送りましたが)。これらは防御に関しては装甲ユニットとほぼ同じ能力ですし、1回の移動フェイズにおける丘陵の移動可能ヘクスは歩戦共に2ヘクスですので、わざわざ装甲ユニットを持っていくことはないと考えています。戦線の幅が短く迂回が難しいので、機械化移動も生かせないですから。
それにポンツーンの渡河制限がありますが、歩兵なら制限に関係なく全移動力でドニエストル河を渡河可能ですから、万一の時は北部に渡れます(VPとなる)。
とはいえ、ここも丘陵の地形を最大限に生かして防御に徹することになります。

そして、写真のような形で「東」に突破できれば理想です。
第7ターンのドイツ軍ターンの途中のものですが、直前の第6ターンに38A~40A戦区で10ヘクスにわたるソ連軍戦線が一気に消滅しています。チャンスとみるや、装甲ユニット以外にも1ステップしかないソ連軍ユニットに対して歩兵ユニットで1:1の戦闘比で相撃ち攻撃を行いました。

結論としては、ドイツ軍は移動力と機械化移動、そして戦術的優位に大きな利点がありますので、それを最大限生かせる戦場で戦うべきだと思います。
つまり、移動しやすい地形で大きな戦闘比が得られやすいところです。
それを探すと、地図盤東側に目がいくわけです。

各地でプレイされているようなので、参考までに書いてみました。
ミドルアース東京支部の面々、よろしくです。

ソ連軍の作戦方針は次回です。

2006年11月26日 (日)

ミドルアース定例会レポート

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この日プレイされたゲームは、『関ヶ原』、『パス・オブ・グローリー』、『ウクライナ44』、『フィールド・マーシャル』、『ライトニング・ミッドウェイ』、『太平記』、そして『ソロモン夜襲戦Ver1.5(オリジナル)』です。
RPG部は、『AD&D+Hack Master』と『アストラルファイター(オリジナルRPG)』の2卓でした。

『パスグロ』は鉄人デグvsやまさんでしたが、いつも同じような感じなので写真はなしと…。
『フィールド・マーシャル』はFRTさんとキタキツネさんが対戦していましたが、???という感想でした。
『ライトニング・ミッドウェイ』と『太平記』、『ソロモン夜襲戦Ver1.5(オリジナル)』は鰐見さんと初登場のtakoba39714さんの対戦でした。
夕刻までだったのに、たくさんプレイしていましたね。


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自称エース氏は『ウクライナ44』を翻して、Valさんと『関ヶ原』です。
それでも彼のTシャツは「大和」なんです。
島津はじめ、有力武将が次々と屍を築いていましたが、乱戦模様だったのでしょうか。


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僕はINBさんと今話題の『ウクライナ44』を2回目の対戦でした。
左の2枚の写真は1回目のゲーム終了時(第10ターン)で僕がソ連軍を担当した時、右の2枚の写真は2回目のゲーム終了時(第7ターンのドイツ軍戦闘フェイズ終了時)で僕がドイツ軍を担当した時のものです。

1回目はドニエストル河南岸に侵入したソ連軍3ユニットによって、ドイツ軍の補給線が遮断され、1PzAはほぼ全滅という結果です。
ドニエストル河北岸ではドイツ軍は西方突破に成功したかに見えましたが、補給切れで足が止まって捕捉されてしまいました。

2回目はドイツ軍がドニエストル河北岸で東方に突破して、地図盤東端のソ連軍補給源をおさえました。
これにより、ドニエストル河南岸を進撃していた全てのソ連軍ユニットはこれから補給切れになります。

『ウクライナ44』に関しては、僕なりに作戦研究していますので、内容は改めてこのブログで後日発表したいと思います。
ちなみに、一般に言われているドイツ軍の「南方への積極的な撤退~包囲半径(戦線)の縮小」には異を唱えます。
僕のドイツ軍はドニエストル河南岸を東からやってくるソ連軍ユニットに対して歩兵ユニットだけで守ります。

2006年11月24日 (金)

世界の日本人ジョーク集

最近、ベストセラーになっているという新書を買ってみました。
世界の人々が日本人をどのように捉えているか、ということをジョークに例えていて、気軽に楽します。
僕はもう一晩で読み終えてしまいました。

世界的には、日本人は生真面目で根気強く、礼儀正しく、技術に長けたお金持ちですが、優柔不断というイメージが根付いているようです。
それでも、勤労によって世界随一の技術を生み出した民族と評判は高く敬意が払われているようです。

僕がオリジンズに行った時には、よく「Are you chinese?」としばしば尋ねられていたのですが、欧米諸国では黄色人種=中国人という先入観が強いみたいで、この本を読んでなるほど、と思いました。
海外にある日本料理店のほとんどが、正しい日本料理を提供できていないということも、もしかしたら関係があるのかもしれません。

2006年11月21日 (火)

『グアダラハラ』のルール翻訳中

51120rules01MMP社のゲーマーズ・ブランドの新作『グアダラハラ』の英文ルールブックが同社ホームぺージで公開されています。
今、翻訳中なのですが、スペイン内戦のことを学びながら、そして全く読めないイタリア語と格闘しながらの作業です。
SCS(スタンダード・コンバット・シリーズ)のシリーズルールのバージョンはv1.7のままのようですので、これまでのSCSと同様に楽しむことができるはずです。

ルールはわずかですので、作業はそれほど時間はかからないかと思います。
もちろん、これまで通りチャート類も全て日本語化しますので、乞うご期待下さい。

2006年11月15日 (水)

全日枚方支部の研修旅行

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僕が経営する不動産会社、株式会社ミドリ殖産の絡みで、11月14~15日にかけて全日本不動産協会枚方支部の研修旅行に参加してきました。
昨年は和倉温泉までバス移動がつらかったので、今年は飛行機で沖縄になりました。
とはいえ、恒例の一泊二日、午前6時集合です。

那覇空港を降りて、まずは首里城を見学。
いろいろな知識を吸収して、かなり勉強になりました。
沖縄って、関ヶ原の戦いの後に島津に攻められているんですねー。


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美ら海水族館にも行ってきました。
ここは首里城と並ぶ最近の沖縄の二大名所らしいです。
修学旅行生が多くて賑やかで、こちらも非常に楽しめました。


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今回訪れたホテルの中で最も気に入ったのが、写真の「ザ・ブセナ・ホテル」です。
右の写真のテラスでランチなどを頂きました。
ロビーも南国風ですが、東南アジアのホテルとは違い、隅々まで清潔感が溢れていました。
そして、なんといっても雑音が少なく静かです。
近々、改めて骨休めにいこうと思っています。
皆さんもよろしければ、ぜひ。

2006年11月12日 (日)

ミドルアース定例会レポート

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この日プレイされたゲームは、『関ヶ原』、『パス・オブ・グローリー』、『ウクライナ44』、そしてGCACWの何かです。
RPG部は、『AD&D+Hack Master』と『アストラルファイター(オリジナルRPG)』の2卓でした。

上の写真、左はVal氏と『関ヶ原』を対戦中の自称エース氏です。
ウォーゲームの部屋の1659にVal氏のコメントが載っていますのでご覧下さい。

右はFRTさんと鉄人デグ氏の『パス・オブ・グローリー』の終了時のもの。
ブレスト・リトフスク条約が締結されたらしいです。

鰐見さんとu江田さんが『ナポレオン・アット・ザ・クロスロード』をプレイしていたらしいのですけれど、僕がやってきた16時頃にはすでに帰宅されていました。

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遅刻した僕はぶらぶらしていたINBさんを捕まえて、田村@XoDさんが持ってきていた『ウクライナ44』をプレイしました。
誰もルールを知らなかったので、その場でルールを読み(約10分)、セットアップ(約10分)して、第1ターン開始!

えっ、第1ターンのドイツ軍ターンって省略なんですか?
ええっ、戦線側面、ぱっくり開いてますけど…。
えええっ、ソ連軍って、いきなりそんなに増援が出てくるんですか?

写真はセットアップ時のものと第10ターン終了時のものです。
マップ中央の7個のソ連軍ユニットは全て強力な戦車部隊で、しかもソ連軍は第1ターンから30個の増援ユニットが登場します。
それにしても、戦線が3~4ヶ所に分かれて、ソ連軍は戦力配分が難しそうです。

ドイツ軍はとりあえず、ソ連軍の戦車兵力の削減をめざし、突進してきたソ連軍戦車ユニットとガチンコの決戦を挑みます。
機動兵力さえなくなれば、ドイツ軍の装甲部隊が戦場を支配できると考えたわけで。
歩兵で損害を吸われるよりは、こちらから攻撃すべし、ですね。

ゲームはサクサク進んで、第11ターンに終了。
進行の全体像が見えたので、大変参考になりました。
これから少し、ハマろうかと思っています。

2006年11月 3日 (金)

A WORLD AT WAR

CoverGB2キャンペーンもたけなわの中、次の企画としてGMT社『A WORLD AT WAR』のキャンペーンプレイの話が持ち上がりました。
このゲーム、アバロンヒル社『(アドバンスド)第三帝国』とその太平洋版(『エンパイア・オブ・ザ・ライジングサン』が近い)を足して、さらに外交ルールを追加したモンスターゲームです。
フルマップ4枚、2800個のユニットと時点のようなルールブックがゲーミングを支配します。
とりあえず、あっという間にメンバーは集まりました。

自称エース氏 「あっ、僕は日本軍でいいですよ」
みんな 「日本軍『が』でしょ。エースさんって、日本軍しかしないじゃないですか。」(笑)

詳細はこれから決めていきますので、乞うご期待!

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