ウォーゲームを遊んだことのない人に遊んでもらうウォーゲームは何が良いでしょうか?
最近、ミドルアースのゲーム会に、ウォーゲームに興味あるけど遊んだことない人がやってきてくれます。彼らの興味あるところは戦史です。田頭さん(左)は1944~45年のドイツ軍ファン、かわかみさん(右)は朝鮮戦争に興味があるそうです。昨日のゲーム会では、松浦さん(中央)のレクチャーを受けながら2人で、最高難易度の『OCSコリア』を楽しそうに対戦していました。
やじさん(左)は、ミドルアースのゲーム会に「『バトル・フォー・クルスク』を買ったけどルールがわからない」と飛び込みでやってきたウォーゲーム未経験者です(ボドゲ民)。その時、私がインストしてルールを習得し(『バトル・フォー・クルスク』をインストしました)、対戦が実現しています。
私が思うところ、ウォーゲームはヘクスの概念と、移動、戦闘、ZOCの3つのルールを覚えれば、もう50%理解したと言えます。
★《移動》 ユニットの移動力までの範囲で1マスずつ移動できるが、地形が険しいところは移動コストがかさむ。
★《戦闘》 攻撃したい敵ユニットに隣のマスにいるユニットが攻撃力を使って攻撃し、攻められたユニットは防御力を使う。
★《ZOC》 敵ユニットの隣のマスに入ると移動が強制終了。
補給は移動ルールの応用、砲撃は戦闘の例外、オーバーランは移動と戦闘の合体と説明できます。
この角度から入門用に最適なウォーゲームを探すと、『ドイツ戦車軍団』シリーズの「エルアラメイン」や「ダンケルク」はすばらしい教材です。
しかし、ミドルアースには私の他にも松浦さんという、とても教え上手なウォーゲーマーがいまして、彼の周りには常に新人さんがいます。新人さんたちからすると、尊敬する教師に映っているのでしょう。そして驚くことに、新人さんとウォーゲーム最高難易度と言われるオペレーション・コンバット・シリーズ(OCS)のゲームを遊んでいます。松浦さんはOCSシリーズの日本語ルール制作者で自分でOCSゲームをデザインするくらいですから、OCSゲームの魅力を熟知している人と言えます。
そう考えると、「ウォーゲームを遊んだことのない人に遊んでもらうウォーゲームは何が良いか?」と言う問いに対して「教える人の得意なゲーム」という答えがあるかもしれません。
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