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この日プレイされたゲームは、『ビクトリー・アット・シー』、『ASL』、『謙信上洛』、『パウルス第6軍』、『ミスター・マディソンズ・ウォー』でした。RPG部は『AD&D+Hack Master』の1卓でした。
各対戦の感想は、参加者からそれぞれコメントがつくと思います。
次回は2月9日(日)です。興味のある方、どしどし参加して下さい。
FRTです。
MustAttackに対戦記を掲載しましたが,ここにも投稿します。 (残念ながら写真はありません。)
パウルス第6軍を対戦しました。
ゲームは楽しめたのですが,プレイヤー2人とも勝利条件に疑問を感じましたので,合わせて報告します。
前回4人プレイをして,このゲームは面白いという印象でした。 その時,パウルさんと私は初参加でゲーム展開とテクニカルな面で少し満足できなかったこともあり,再戦しました。
ドイツ軍=パウルさん,ソ連=FRT
【事前検討】 ソ連の勝利条件に忠実な作戦にしました。
〔勝利条件〕 ①ソ連のサドンデス勝利: 5ターン以降毎ターン,チル河以西の1師団or1軍団 = 1VPを得て,70VPでサドンデス勝利。
② 12ターン終了時の勝利条件: 補給下のドイツ軍1ステップ=1VP,飛行場1コ=5VP,ソ連登場HEX1ヶ所=10VPでドイツがVPを得て, ドイツVP合計 - ソ連VP合計 ≦65VP で ソ連勝利。
勝利条件②は,史実のようにスターリングラードにドイツ軍を大包囲,補給切れにできれば実現できますが,史実の縛りが無く,ドイツ装甲が強いこのゲームで12ターンまで補給切れにできるかどうか疑問が残ります。
一方,勝利条件①は,ソ連がチル河を20ユニット以上渡せば,4ターンで実現できます。
このため,勝利条件①の確保を前提に,勝利条件②を目指すという方向にしました。
【1ターン】 ソ連の砲撃,進撃ともに平均的な結果でした。
一方,ドイツ軍は前回と違って,14Pz師団をチル河西岸に回してきました。勝利条件①を阻止する意図がみえます。 そして,ルーマニアの足止め部隊,スターリングラード防衛線がうまく張られていて,簡単には進めないようになっています。 さらに,カラチ~ニジネチルスカヤ間に3個装甲師団が配置され,前回のようにスターリングラードからカラチまで含む大包囲をさせないような配置になっています。 1ターンのドイツ軍の配備としては,ソ連から見ても理想に近いと思います。 (写真 1T end)
【2ターン】 ソ連はチル河を突破するために,北部の主力戦車軍団3個中,2個をチル河に向かわせます。 このため,北から戦車軍団がカラチに来ませんので,南部の戦車軍団2個はカラチではなく,ピトムニック飛行場の方向に向かわせ,スターリングラードを小さく包囲する事にしました。 飛行場を狙ったのは,前線から4HEXしかないので,ドイツは損害を後退で吸収できないと考えたためです。 また,スターリングラード北側でも,低比率の攻撃で前進を狙います。
ドイツは追加で装甲師団1個をチル河防衛に回してきました。さらに1自動車化歩兵師団が移動中です。 これでドイツの6個装甲師団の内,3つがチル河防衛に使われてるのですから,本気でソ連のVP獲得を阻止するようです。 (写真 2Tend)
【3ターン】 戦力を投入したからにはチル河を渡らずには済まされないソ連としては,増援で来る最強の戦車軍団もチル河突破に投入,毎ターン攻勢補給で2シフト付けて攻勢を続行します。 戦車軍団と攻勢シフトで戦闘比を上げ,攻撃時の損害はすべて歩兵が吸収します。
気がつくと,ソ連が戦車軍団x4+歩兵師団x約16,ドイツが装甲師団x4+歩兵x約10とチル河で本気の攻防戦になっています。 一方,スターリングラード包囲への攻撃も攻勢補給2シフトを使って,1Hexづつ飛行場に前進しています。
ドイツは装甲師団の反撃でチル河で食い止めようとしますが,ソ連の戦車軍は防御力が高く,浸透するにもソ連歩兵がすきまなく繋がっているので難しくて苦戦しています。
独ソ双方が高い戦力を持つと低戦闘比になり,双方に損害が入って,トータルのステップ数の多いソ連が有利になります。 また,低比率の状況では,ソ連の攻勢補給2シフトが非常に有効です。
【4ターン】 チル河を渡った戦車軍2個ずつがドイツの装甲4個スタックを左右から挟む形で動きを拘束します。 歩兵は損害吸収でかなり裏になっていますが,後続が送られてくるので,まだ戦車軍団は無傷でいられそうです。 このターンに約20VP分のユニットがチル河西岸に渡りました。 このターンの前半で時間切れ,ゲームを終了しました。 (写真 4Th end)
【結果の検討】 ここで全体を見てみますと,2点のことがわかります。
・チル河の20VP/ターンが排除できないので,8ターンにはサドンデス勝利になりそうです。
・スターリングラードの周辺は,ピトムニック飛行場に隣接しましたが,まだ包囲できそうもありません。ドイツ歩兵師団が消耗しながらもなんとか戦線を保持しています。
ソ連のサドンデス勝利が防げないと,そこでゲームは終了ですから,スターリングラードを守ることに意味がありません。
従って,スターリングラードからもっと歩兵ユニットを引き抜き,チル河の防衛に回す必要があります。しかし,現状から兵力を引きぬいてスターリングラードを保持するのは,難しそうです。
結論として,チル河を守りたければ,スターリングラードは放棄,ドイツは全軍チル河に撤収することになります。これは対戦記の山崎さんの作戦そのままで,もはやスターリンラード包囲戦ではなく,「チル河攻防戦」という感じです。
さて,このゲーム展開をプレイヤーが望んでいるかどうかという点が問題です。
- パウルさんは,史実でできなかったスターリングラード防衛の可能性を試したい。 - 私としても,スターリングラードを巡る攻防戦がプレイしたい。
勝利条件でこれを許さない点が,冒頭に書いた疑問点です。
勝利条件を無視してプレイするか,勝利条件を変更するしかないかなと考えています。
【感想】 ・ユニットが多く,2人では時間がかかりました。やはり,4人プレイがよいです。 今回のプレイでは,昼食も取らずほぼ9時間プレイして,4ターン半しか進みませんでした。
・このゲームはプレイヤーの選択肢が広くて,自由度が高いので,対戦相手によって面白くなると思いました。 パウルさんのドイツ軍は効率的にソ連の意図に対応してくるので,苦しくかつ楽しくプレイできました。 最後に,対戦していただいたパウルさん,ありがとうございました。 スターリングラードとチル河の攻防戦を堪能しました。
次は勝利条件を調整して,プレイしましょう。 よろしくお願いします。
投稿: FRT | 2014年1月29日 (水) 22時10分
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FRTです。
MustAttackに対戦記を掲載しましたが,ここにも投稿します。
(残念ながら写真はありません。)
パウルス第6軍を対戦しました。
ゲームは楽しめたのですが,プレイヤー2人とも勝利条件に疑問を感じましたので,合わせて報告します。
前回4人プレイをして,このゲームは面白いという印象でした。
その時,パウルさんと私は初参加でゲーム展開とテクニカルな面で少し満足できなかったこともあり,再戦しました。
ドイツ軍=パウルさん,ソ連=FRT
【事前検討】
ソ連の勝利条件に忠実な作戦にしました。
〔勝利条件〕
①ソ連のサドンデス勝利:
5ターン以降毎ターン,チル河以西の1師団or1軍団 = 1VPを得て,70VPでサドンデス勝利。
② 12ターン終了時の勝利条件:
補給下のドイツ軍1ステップ=1VP,飛行場1コ=5VP,ソ連登場HEX1ヶ所=10VPでドイツがVPを得て, ドイツVP合計 - ソ連VP合計 ≦65VP で ソ連勝利。
勝利条件②は,史実のようにスターリングラードにドイツ軍を大包囲,補給切れにできれば実現できますが,史実の縛りが無く,ドイツ装甲が強いこのゲームで12ターンまで補給切れにできるかどうか疑問が残ります。
一方,勝利条件①は,ソ連がチル河を20ユニット以上渡せば,4ターンで実現できます。
このため,勝利条件①の確保を前提に,勝利条件②を目指すという方向にしました。
【1ターン】
ソ連の砲撃,進撃ともに平均的な結果でした。
一方,ドイツ軍は前回と違って,14Pz師団をチル河西岸に回してきました。勝利条件①を阻止する意図がみえます。
そして,ルーマニアの足止め部隊,スターリングラード防衛線がうまく張られていて,簡単には進めないようになっています。
さらに,カラチ~ニジネチルスカヤ間に3個装甲師団が配置され,前回のようにスターリングラードからカラチまで含む大包囲をさせないような配置になっています。
1ターンのドイツ軍の配備としては,ソ連から見ても理想に近いと思います。
(写真 1T end)
【2ターン】
ソ連はチル河を突破するために,北部の主力戦車軍団3個中,2個をチル河に向かわせます。
このため,北から戦車軍団がカラチに来ませんので,南部の戦車軍団2個はカラチではなく,ピトムニック飛行場の方向に向かわせ,スターリングラードを小さく包囲する事にしました。
飛行場を狙ったのは,前線から4HEXしかないので,ドイツは損害を後退で吸収できないと考えたためです。
また,スターリングラード北側でも,低比率の攻撃で前進を狙います。
ドイツは追加で装甲師団1個をチル河防衛に回してきました。さらに1自動車化歩兵師団が移動中です。
これでドイツの6個装甲師団の内,3つがチル河防衛に使われてるのですから,本気でソ連のVP獲得を阻止するようです。
(写真 2Tend)
【3ターン】
戦力を投入したからにはチル河を渡らずには済まされないソ連としては,増援で来る最強の戦車軍団もチル河突破に投入,毎ターン攻勢補給で2シフト付けて攻勢を続行します。
戦車軍団と攻勢シフトで戦闘比を上げ,攻撃時の損害はすべて歩兵が吸収します。
気がつくと,ソ連が戦車軍団x4+歩兵師団x約16,ドイツが装甲師団x4+歩兵x約10とチル河で本気の攻防戦になっています。
一方,スターリングラード包囲への攻撃も攻勢補給2シフトを使って,1Hexづつ飛行場に前進しています。
ドイツは装甲師団の反撃でチル河で食い止めようとしますが,ソ連の戦車軍は防御力が高く,浸透するにもソ連歩兵がすきまなく繋がっているので難しくて苦戦しています。
独ソ双方が高い戦力を持つと低戦闘比になり,双方に損害が入って,トータルのステップ数の多いソ連が有利になります。
また,低比率の状況では,ソ連の攻勢補給2シフトが非常に有効です。
【4ターン】
チル河を渡った戦車軍2個ずつがドイツの装甲4個スタックを左右から挟む形で動きを拘束します。
歩兵は損害吸収でかなり裏になっていますが,後続が送られてくるので,まだ戦車軍団は無傷でいられそうです。
このターンに約20VP分のユニットがチル河西岸に渡りました。
このターンの前半で時間切れ,ゲームを終了しました。
(写真 4Th end)
【結果の検討】
ここで全体を見てみますと,2点のことがわかります。
・チル河の20VP/ターンが排除できないので,8ターンにはサドンデス勝利になりそうです。
・スターリングラードの周辺は,ピトムニック飛行場に隣接しましたが,まだ包囲できそうもありません。ドイツ歩兵師団が消耗しながらもなんとか戦線を保持しています。
ソ連のサドンデス勝利が防げないと,そこでゲームは終了ですから,スターリングラードを守ることに意味がありません。
従って,スターリングラードからもっと歩兵ユニットを引き抜き,チル河の防衛に回す必要があります。しかし,現状から兵力を引きぬいてスターリングラードを保持するのは,難しそうです。
結論として,チル河を守りたければ,スターリングラードは放棄,ドイツは全軍チル河に撤収することになります。これは対戦記の山崎さんの作戦そのままで,もはやスターリンラード包囲戦ではなく,「チル河攻防戦」という感じです。
さて,このゲーム展開をプレイヤーが望んでいるかどうかという点が問題です。
- パウルさんは,史実でできなかったスターリングラード防衛の可能性を試したい。
- 私としても,スターリングラードを巡る攻防戦がプレイしたい。
勝利条件でこれを許さない点が,冒頭に書いた疑問点です。
勝利条件を無視してプレイするか,勝利条件を変更するしかないかなと考えています。
【感想】
・ユニットが多く,2人では時間がかかりました。やはり,4人プレイがよいです。
今回のプレイでは,昼食も取らずほぼ9時間プレイして,4ターン半しか進みませんでした。
・このゲームはプレイヤーの選択肢が広くて,自由度が高いので,対戦相手によって面白くなると思いました。
パウルさんのドイツ軍は効率的にソ連の意図に対応してくるので,苦しくかつ楽しくプレイできました。
最後に,対戦していただいたパウルさん,ありがとうございました。
スターリングラードとチル河の攻防戦を堪能しました。
次は勝利条件を調整して,プレイしましょう。
よろしくお願いします。
投稿: FRT | 2014年1月29日 (水) 22時10分